リレー小説-第22話

【商品市況概況】

「強弱材料混在で、方向感乏しく」

昨日の商品価格は方向感の乏しい展開となった。イラク情勢の混迷が続く一方、ロシアとウクライナのガス交渉が決裂する等、エネルギー供給を巡る不安定要因・世界経済の攪乱要因への懸念が拡大する中、中国人民銀行が預金準備率引き下げ対象銀行を拡大する等の追加刺激策実施が決定されたこと等が背景...


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ツィッターも始めました NaohiroNiimura



【雑感】

【リレー小説-第22話】

なんだかだんだん小説らしくなってきました。
結末は書いている執筆陣も知りません。。

「一緒に熱海で降りない?」
美紅の繰り出す一言一言はジャブではなくストレート並みの
威力だと龍太郎は思った。
すべて受け止めていたらとても心身が持たない。

確かに金曜日であり、あすの予定も特に決まっていないので、
今日遅くなっても問題ないのだが…

「熱海で降りてどうするの?」
「うん、少し一緒に行ってほしいところがあって」
「…」

熱海は龍太郎の父の会社の保養所があり、
子供の頃はよく家族で泊まりに行った。
子供の頃の熱海は海水浴や花火大会など楽しい思い出しかない。

また、木造の古めかしい保養所で出てくる食事は海の幸メインなのだが、
当時生魚が苦手であった小さな龍太郎にはいつも保養所のおばさんが、
エビや魚のフライや分厚いかき揚げ等を特別に作ってくれたことが
忘れられない。
今、あの優しいおばさんはどうしているのだろう…と、
あまりの展開にどうでもいいことを考えてしまった。


「ところで今日は名古屋に何しに来ているの?」

キオスクのレジに並んでいる龍太郎に美紅が聞いた。

「うん、うちの会社の子会社が名古屋にあって、
そこで打ち合わせがあったんだ」
「ふーん。エビせんべい屋さんでしょ?」

財布をポケットから出した龍太郎は驚いた。

「えっ なんで知ってるの?」
「ふふ。合コンであなたの名刺をもらったでしょ。
私ね、ちょっと気になって会社のHPをみたら、
子会社にエビせん屋さんがあったから、へーっと思って覚えてたの」
「なんでエビせん屋なんかを覚えていたの?」

「うん、ちょっとそんなお菓子に興味があってね。」

キオスクを出た二人は、
のぞみではなくひかりのホームに向けて歩みを進めていた。
(続く)