リレー小説-第64話

【商品市況概況】

「中国株は引き続き不安定であり、総じて軟調

昨日の商品市場は総じて軟調な推移となった。米国市場休場で様子見気分が強い中、休み明けの中国勢並びに中国市場動向に注目が集まったが、政府の株価対策が行われないとの見方が強まっていることから株価が下落、その他諸々の問題に対する中国政府の対応能力への懸念からリスク回避の動きが強まったため。


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【雑感】

【リレー小説−第64話】

物語は佳境に入ってきたような気がしますが
なにせリレー形式なので
どんな終わり方になるか全く分かりません。

ドラゴンボール並みに、強い敵がどんどん出てくるかもしれませんし
最終的には宇宙に飛び出す可能性もあります。


あらぬ方向に首を曲げ横たわっているカウンセラーを見た茉実は、
立ちすくんでしまった。

間もなく茉実は自分の両手に異変を感じた。
前腕部の異常な筋肉痛だ。
手のひらを開いたり閉じたりすると前腕部に激痛が走る。

茉実は部屋を出た。
私はただ催眠術にかかって眠っていただけ。
カウンセラーが倒れていたのは私のせいではない。
私は何も関係は無い…
そう考えを固め、なぜか新宿駅ではなく大久保の方に歩を進めていた。

細い路地を歩いていると、ふと茉実は誰かに尾行されている雰囲気を
感じ取った。
カウンセラーのこともあり薄気味が悪かったが、平静を装った。
ただ、襲ってきたらバッグで抵抗しようと思っていたし、
いつでも大声を出せる気持ちでいた。
何気なく後ろを振り返るが、それらしい姿は見えない。
しかし、確実に誰かにつけられている。

人気の少ない路地から賑やかな大久保の中心地に移った時には、
後ろをつける気配がなくなっていた。

家に帰ろうと電車に乗り、携帯のニュースサイトを見た瞬間、
茉実は目を見張った。
件のカウンセラー殺人事件の犯人がもう挙がっていたのだ。
しかもよく見ると、今から半日前の未明の犯行となっていた。
歌舞伎町を離れて数十分しか経っていないのに…

犯人は白人で殺ったことを認めているとのこと。
頭が痛くなりそうで、それ以上は読み進めなかったが、
とにかく犯人が確保されているので、
何かの被害が及ぶことはないと、茉実は安心した。

カウンセラーの死も、筋肉痛も、誰かにつけられたことも、
時間の辻褄も、どうでもよくなっていた。
「どうしてうちの部は制服のまま、しかもグランドではなく校舎の周りを走らせるのだろう…」
と、これまたどうでもいいことを考えつつ、
電車の中でうつらうつら居眠りし始めた。

茉実のそのメンタルに彼らは目を付けたのだった。
(続く)