リレー小説-第67話

【商品市況概況】

「高安まちまち」

昨日の商品価格は高安まちまちとなった。米利上げ先送り観測の強まりを受けて世界的に株高が進行、TPPの合意などで太平洋圏の経済が活性化するとの期待感もあり、景気循環銘柄が物色される流れとなった。しかし、リスクオンに伴うドル高進行(リスクオフ時にはキャリー元通貨への資金回帰で、円高・ユーロ高)もあり、引けに掛けては上げ幅を削る動きとなった。



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【雑感】

【リレー小説-第67話】

リレー小説です。

翌日は素晴らしく晴れた。

「もう一度新宿に行ってみよう」

二度と行きたくないと思っていたが、
何が起きているかが分からないことの方が耐えられない。
茉実は学校には行ったのだが、体調が悪いという理由で
午後に早退することにした。

昨日のクリニックの近くに行けば何かが分かるかもしれない。
クリニックの近くに行くと、いかにもそれと分かるような
一団がたむろしていた。
出来れば目を合わせたくない。と思って今来た道を引き返すと

「おう、姉ちゃん。何俺らを避けてんだよ」
「こっち来いよ」

しまった見つかってしまった。茉実は走った。
しかし女の足である。
あっという間に追いつかれてつかまってしまった。
体の筋力が増しているが走るスピードは昔と変わらないのだ。

「手間取らせやがって...」

男たちは茉実の服を脱がそうとした。
と、その時である。また記憶が飛んだ。
眼が覚めるとなぜか檻の中に自分がいた。

「ここはどこ?」

自分が置かれている状況が全く呑み込めない。
新宿のクリニックにいたのではなかったか?

「誰か!」

檻を叩くが返答はない。
檻はコンクリートの打ちっぱなしの部屋に置かれており、
とても自分の力では出られそうにない。
と、ふと檻の外を見てみると先ほどの男たちが横たわっている。
男たちはピクリとも動かない。ひょっとして...

「そう、死んでいるんだよ」

誰!?茉実は檻の中で振り向くと、
そこには見覚えのあるような気がする外国人の男が2人立っていた。

「危なかったな。あのままだったら乱暴されていたところだよ」

全身黒づくめの男たちは檻の外から茉実を見つめながらそういった。
(続く)