今度は源氏物語のネタを読み返す

【商品市況概況】

「引き続き総じて軟調~ユーロ高一旦終了か」

【昨日の市場動向総括】

昨日の商品市場は引き続き総じて軟調な推移となった。日欧のPMI、特にサービス業PMIに減速感が見られることや、ユーロの財政統合を期待したユーロ高が一服、ユーロ安・ドル高となったことが価格を下押しした。

上昇した商品は弊社が重要としてウォッチしている65品目中、25品目にとどまり、40品目は下落した。結局、経済統計の改善ペースに減速が見られていることや、米中の対立が強まっており、景気の先行きへの懸念が強まっていることがこれまで経済対策期待で上昇していた商品の下押し圧力となっているようだ。

また、徐々にではあるが、11月3日に実施される米大統領選挙に関し、バイデン率いる民主党が有利に選挙戦を進めていると報じられていることも、リスク資産価格を下押ししていると見られる。

民主・共和とも反中に舵を切り、財政の大盤振る舞いをするといった面では政策スタンスが同じであるが、明確に異なるのがバイデン側が国際協調を進めること、再生可能エネルギーにシフトすること、増税を行う見込みであること、である。

各国とも同じであるが、リベラル色が強い政党が与党となるとコストがかかることが多い。今回の選挙では民主党が上下院・政権とも抑える可能性は高いが、この場合株を中心にリスク資産価格が下落する可能性が高い。このことを徐々に市場も意識し始めているのではないか。


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【雑感】

【今度は源氏物語のネタを読み返す】

昨日はフランス料理屋でみた面白いカップルの会話のレビューでした。
キチンと調べると、3年前に再掲してますね...失礼しました。

昨日の女性はせっかくのデート(と思われる)会食の時間の
大半を般若心経のすばらしさに費やした。
しかし、そこまで知識がない(と思われる)せいか
それほどこの話は長く続かなかった。

彼女はひとしきり般若心経の素晴らしさを説明した後
「この男は般若心経では落とせない」と判断、
全く別の切り口で男性に切りつけてきた。

しかし今から思えば、会話から察するに
この女性はこの男性を一度は自宅に上げている。
そう考えると、口説き落そうとしているというロジックには
いささか無理があるような気がしてきた。

ちなみにですが、この女性は中谷美紀似です。

女 「ねえ、源氏物語って知ってる?」
男 「...え?源氏物語って、あの枕草子の?」
女 「あんた本当にバカね。枕草子吉田兼好でしょう」
男 「ああ、そうか」
女 「そうよ。源氏物語源平合戦の話を書いた話なの」


いや。何一つあっていない。この短い会話の中に間違い満載。

枕草子清少納言
吉田兼好徒然草
源氏物語紫式部

源氏物語は1000年ごろにかかれたプレイボーイの光源氏の話。
因みに光源氏は架空の人間。
彼がいろいろな女の人と恋に落ちる話を書いているので
源平合戦とは全く関係ありません。

因みに源平合戦の様を描いたのは「平家物語」。
作者は不詳で、徒然草には信濃前司行長が作者であると記されている。
祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり~」
の書き出しが有名なやつですな。

しかし、この会話も今から読み返すと非常に味わい深いですねぇ。
ある意味知性を感じます。
ただ、ふと思い出したのが学生の頃
定期テストの前、多くの場合前日に詰め込みをした場合ですが
それなりに覚えたつもりで試験に臨み
徹夜の結果解答欄をすべて埋めることに成功

「できた!!」

と、思ったところ、日中戦争日露戦争になり
板垣退助伊藤博文原敬
暗殺されたことは知っていてもどれがどれだかわからなくなり
宣教師はすべてザビエルに見え、解答欄を見ると
たくさんザビエルが掛かれていることに
答案が帰ってきてから気付く、というのに似ている。
似ていませんかそうですか。

ここまで会話が外からみてかみ合っていないのも、改めてすごいと思う。
しかし、この二人の会話はすれ違いながら
でも不思議な調和を見せながら続きます。
この女性は本当にこの男を口説き落とせるのか!?
この女性の目的は何なのか。