荒木飛呂彦先生の漫画術

【商品市況概況】

「エネルギーと農産品高い~為替動向が左右」

【昨日の市場動向総括】

昨日の商品市場は、減産遵守の強化が主張されたOPECプラスの結果を受けてエネルギーセクターが堅調、非景気循環銘柄である農産品セクターが物色される流れとなった。

米住宅セクターの減速は株式市場では材料となったが、商品市場ではアルミや木材などの一部の商品に影響が限定された。足元、商品市場で固有の材料がある商品は比較的限定されており、為替動向が価格を左右しているためと考えられる。

なお、これまで価格の上昇が続いてきた木材だが、住宅関連統計の減速やカナダ政府が国産材の生産増加を促す政策緩和を発表したことなどで、大幅な下落となっている。

やや想定を超える下落であるが、昨日のレポートでもコメントした「この四半期で上昇した商品への売り圧力」が顕在化した形。

※騰落率のグラフはこちらから(アップデートしました。解説は昨日のトピックスを参照)
https://marketrisk.jp/news-contents/contents/12375.html

 

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※グラフはこちらのリンクからどうぞ。
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【雑感】

荒木飛呂彦先生の漫画術】

この前、タレントの瀧口さんが「私の本棚から」
で、荒木飛呂彦の「漫画術」を推薦していた。
私も荒木先生の大ファンなのですが
こんな本を書いてるなんて知りませんでしたよ

ということで、アマゾンで購入し、キンドルで早速読みました。

いやー、すごいですよこの本。
どうやったら売れる漫画が書けるかというハウツー本なんですが
これ、アナリストの市場分析にも使える話です。
なるほど、話が売れるわけだ。

荒木先生はこの本のなかで、マンガが売れるためには
次の基本4要素を押さえなければならないと主張している。

具体的には

「キャラクター」
「ストーリー」
「世界観」
「テーマ」

であり、それらが互いに深く影響し合っており
絵という最強のツールで統括され、セリフという言葉で補われるとしている。
いや、そうなんだろうと思いますよ。

でも、よくよく考えると商品アナリストの世界でもこの4要素は重要なんです。
例えば

「世界観(例えば今は金融緩和が実態経済と市場が乖離
そんな中で発生した米中対立が世界の秩序を変える時代)」

「キャラクター(原油や株、米中、中東諸国が登場人物ですね)」

「ストーリー(今後の展開。エピソード的な話。バーレーン
イスラエルの国交正常化など)」

「テーマ(私の場合はリスクですかね)」

を融合して話を作るのはまさにアナリストの仕事。
特にこの中で世界観とキャラが重要としてますが
アナリストの仕事もキャラ(そこの国や市場がどのように誕生してどのように
今に至るか)を深く把握することが重要なわけです。

確かに、これさえきちんとしていれば
後は勝手にキャラが話を作ってくれるわけでして...
ちょっと先週・今週は個人的な事情で軽く凹んでいたんですが
目からうろこが30枚ぐらい落ちました。

是非、皆さんもご一読なさることをお勧めします。

あ、最近毎日やっている模写
荒木先生の絵も描いてみるか...