【商品市況概況】
「エネルギーセクター堅調 工業金属軟調」
【昨日の市場動向総括】
昨日の商品価格は液体燃料セクターと発電燃料セクター銘柄が上昇、生産にエネルギーを有する農畜産品価格も上昇、非鉄金属価格は下落した。
エネルギーは引き続き供給面が強く意識されている一方、OPECプラスの様なカルテルが存在しない非鉄金属は、最大消費国である中国の貿易統計が、同国の経済活動が、住宅セクター加熱沈静化策の影響が続く中で、ゼロコロナ政策の呪縛が経済活動を強制停止させていることが価格の下落要因となっている。
改めて整理すると、循環的な景気の減速局面であるにもかかわらず、供給面で高止まりしている商品が多いため、景気過熱を沈静化するための金融引締めが行われており、スケジュール通りなら来年の夏頃にむしろ金融緩和をせざるを得なくなる、という見通しが大勢を占めており、「2023年は2024年以降の回復に向けた準備の年」と整理出来る。
そもそも弊社も価格は2023年に向けて下落すると考えていたが、想定外といえば、米利上げが加速する見通しであることや、中国のゼロコロナ政策によるロックダウンが続く見通しであること、といった「リスクシナリオ」に位置づけていた材料が顕在化している点である。
そのため、原油は中間選挙後から下落、非鉄金属は11月の党大会に向けて上昇し、その後下落、と考えてたが、いずれも比較的早く水準を切下げてしまった。
上げの主導をインフレをテーマとしたファンド筋がその一翼を担っていたことは確かであり、ポジション調整が急速に進んでいることから、概ね後▲10%程度の調整余地はあると見るが、そのあたりが一旦目先の底値となり、その後は本当にインフレが沈静化出来ているか、経済状況はどうかを逐次点検しながらの相場展開が予想される。
※明日・明後日は休刊の予定です。
【雑感】
【将来】
昨日、久しぶりに高校の頃の友人と夕飯を食べた
FBで情報を見ているせいか、久しぶり感はないものの
よくよく考えると彼と最後にあったのは
高校の校舎を建て直す時の7年前くらいのお別れ会の時以来であり
(そのときの再開が、高校卒業後初、ぐらいのイメージ)
「話が合うんだろうか?」
という心配がありましたが
同じ金融のフィールドで働いていたこともあって
昔話に花が咲く、というよりは「今の話」で盛り上がりました。
ちょっと前に私のかつての上司が「●●会」のような
飲み会が継続するための必要条件として
「昔話ではなく、将来の話ができること」
を上げていらっしゃいましたが、結局そういうことなんでしょうね。
この歳になると「人生とはなんぞや」的な話が
飲みの席で出てくることも事実で、昨日は定年後の生活が話の中心でした。
定年なんてずっと先、と思っていましたが
私の年齢だとあと9年くらいで定年が訪れるんですよね。
(定年がなかったり、もっと定年齢が高い会社もありますが)
彼の会社は60歳が定年、もらえるかわからないけど
年金をもらえるのが70歳、ということを考えると
「60歳~70歳の間の収入をどうするんだ?」
ということが彼の今の重要なテーマのようでした。
確かになぁ。その10年間をどうするかは重要だよな...
マジメな人間なので今の会社は恐らく定年まで働くと思いますが
「さて、定年したから何かやろう」
となっても急に気の利いたことができる訳でもないので
在任中から次の仕事はある程度視野に入れて置かなくちゃ
といってましたが、これ、本当にそうだと思います。
また、学生の頃にここまで先の人生を考えて
仕事決めてなかったよな、とも思いました。
現在社会人になってから30年ぐらいですが
仮に、健康年齢が80歳に設定してそこまで働くとすれば
就職してから今までと、同じだけ働く必要があるわけですよ。
これって新卒で会社を選んで就職するのと
同じぐらいの熱量が必要、ってことだと思うんですよね。
それこそ、労働のあり方についての考え方を変えていく
ことは、もう不可避の時代になったんだと思うわけです。
と、「将来の話」が出来る友人だったので(笑)
これからも彼とは会う機会が増えそうです。
今日は雨ですね!
どんよりしてますが、皆様今日もよろしくお願い致します!