【商品市況概況】
「米短期金利上昇・ドル高進行でほぼ全面安」
【昨日の市場動向総括】
昨日の商品価格は総じて軟調な推移となった。FOMCを受けて金融引締めが加速する見通しとなり米短期金利が急上昇、さらに各国中央銀行も利上げを断行していることから、景気の減速懸念が強まったことがリスク回避のドル需要を高めたことが背景。
弊社がウォッチしている主要商品69品目の中で最も上昇したのがドルで、前日比+1.65%の上昇となっている。
その他の商品は軒並み下落しており、前日比で最も下落したセクターがベースメタルで▲3.6%、次いでエネルギー(▲2.8%)、貴金属(▲2.2%)、農産品(▲1.7%)、ソフトコモディティ(▲0.9%)、畜産関連(▲0.5%)となり、景気循環系商品の下落が目立っていることがわかる。
これにより物価には下押し圧力が掛る展開が予想されるが、米国が指標としているコアPCEは住宅セクターの影響が強く、かつ、影響が顕在化するまで時間差があるため、FRBが「金融引締め過ぎ」に陥る可能性が出てくる。
しかし、昨日パウエル議長は「我々はニューノーマルに以降しつつある可能性がある」としており、場合によると物価上昇率の目標を2%ではなく、3%といった水準に設定し直す可能性が出てくる。
なお、日本は日銀黒田総裁が「あと2~3年はこのまま」と発言したことを受けて投機的な買いが円を押し下げる構造が続くため、日本の輸入物価の高止まりは続くことが予想される。価格反映までの時間差を考えると、値上げはこれからが本番となる可能性があろう。
【雑感】
【朋有り、遠方より来る】
昨日はウクライナで2年ほど働いていた方と
久しぶりに会食でした。
無事で本当に良かったです。
さて。
この前のお休みは
ニュージーランドでワインを作っている友人が
久しぶりに帰国したので、もう1人の友人宅で
夕食会が開催され、こちらもコロナ以来
久しぶりに会うことができた。
いや、気がつかないうちにアッという間に
時間が経っていますよ。3年かぁ。
でも、国内にいる友人とも3年とか5年とか会えないことも
ごくごく普通にあるので
友人の中では結構頻繁に顔を会わせている友人の1人である。
お互い近況報告をするが
3人は銀行で同期なんですけど3人とも10年以上前に銀行を辞め
ボラタイルな世界に飛び込んだ訳ですが
取りあえずここまで会社が存続していて良かったなぁ
と、お互いをたたえ合うところからスタートした(笑)
で、特にこのワインを作っている友人は
そもそも競争が厳しい食の世界でそれなり以上に成功しており
評価も高いらしいんですよね。
話を聞いていると、ワインの格付をしている
「ロバートパーカー」
って人が数年前に引退し、その後継者といわれている(らしいです)
James Sucklingって人の選ぶニュージーランドワインの中で
19位(!)に選ばれたんだそうですよ。
97点で、日本人では1人だけなんだそうで。
https://www.jamessuckling.com/
一昔前だと97点なんて点数だと5位以内に入るのが普通だったらしいですが
作り手のレベルが全体的に上がってると思う、って言ってました。
で、相当飲んで5人で8本もワインを空けた結果
その後の話はかなりうろ覚えなんですが
私の友人と同様、金融マンを辞めて
ニュージーランドでワインを作ってる人も出ているんだとか。
https://scnz.jp/media_coverage/560/
ああ、ちゃんとどこの業界でも若手が育ってきてるんだなぁ...
商品業界も若手のアナリストを育てないと。。
もうちょっと人間、丸くなるように努力します。
では皆様、楽しい連休を!