【商品市況概況】 2025年7月3日 市況
「米雇用統計を受けた金融緩和観測後退で総じて軟調」
【昨日の市場動向総括】
昨日の商品市場はその他農産品や穀物などの、非景気循環系商品が物色され、その他の商品は総じて軟調な推移となった。昨日の雇用統計、ISM非製造業指数が良好な内容だったことから、FRBの7月利下げの可能性がほぼなくなった、と市場参加者が判断、ドル高が進行、実質金利も上昇したことが広くドル建てインフレ資産価格の下押し要因となった。
エネルギーに関しては、米・イランの核交渉が再開されるとの報道が価格を下押しし、実質金利押し上げに寄与している。ただどのような交渉内容になるかはまだなんとも言えない(詳しくはエネルギーのコラムをご参照下さい)。
ただ、昨日の雇用統計はヘッドラインは非常に強い内容であるものの、内容を詳しく見るとそれほど強い内容だったとも言い難い。特に今回の非農業部門雇用者数の増加の大半は公的セクターの雇用者数増加(前月比+7.3万人)によるものであり、全体の雇用者増加への寄与度は49.7%に達している。
恐らくDOGEで解雇された政府職員が、地方・州政府で再雇用されたものと考えられ、かなり特殊需要だったと言える。来月の統計を待つ必要があるが恐らくこの動きは一時的なものと見られ、持続はしないだろう。
また、失業率が低下しているが、昨日の統計では就労者数が前月比+9.2万人、失業者数が▲22.2万人減少しており、労働人口は▲13万人の減少となっている。これに伴い労働参加率は低下しており、「職を諦めた人」の数が増加(失業者の減少が雇用で吸収されたわけではない)した影響が大きいと考えられる。
※失業率=失業者数÷(失業者数+就労者数)
また、人種別の雇用を見ると移民の雇用者数が▲34.8万人減少する一方、米国民の雇用が+83万人と増加している。これはトランプ政権の移民強制送還の影響によるものだろう。
足元、雇用関連統計は景気循環銘柄(特に米統計の場合はエネルギー)の需要動向の指標となり価格に影響を及ぼすが、足元、価格への影響は需給ファンダメンタルズ以上に米金融政策動向の影響が大きい為、昨日は売り材料となったようだ。
【雑感】
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【タイパの印】
今日は久しぶりにモーサテでした。
で。
なんでか知らないんですけれど
モーサテがある日は夜、接待や
友人との飲み会が入っていることが多いんですけれど
今日も結局、友人との飲み会が入っています。
そんなに遅くならないと期待しますけれど
若い頃はそこから夜中まで、とか
場合によると3時までとか、普通にあったんですよね。
モーサテの時は3時に起きてるので
リアルに24時間営業ですよ。
で、24時間働いている話をすると
必ず「牛若丸三郎太」の「勇気の印」を思い出します。
リゲインのCMソングですよね。
と、これ、絶対過去に雑感で書いてるよ
って思ったらやっぱり書いてました。
https://aburauri.hatenablog.com/entry/2023/07/18/105835
でも、自分でも思いますが
この頃ってがむしゃらに24時間働けば、それでOKだった訳ですけど
最近はがむしゃらに24時間働くと
労働基準監督署から指導が来るので
そんなことやってられない訳です。
結局、「時間」という制約条件の中で
どれだけ効果的に結果を出すか、ということが
要求される世の中になったってことですよね。
となると、この歌も「24時間闘えますか」じゃなく
「短い時間で結果出せますか」になるのか。
なんかつまらない歌だな。
でも今の人はそれをタイパって言うのか。
と、会社を自分で始めてから
結局24時間働いてるんで、超タイパ悪いです。
全然、今の世の中の流れに従っていないことを実感しました。
時代遅れ、なんだろうなぁ...
ということで、今日は24時間頑張ってきます。
今日も1日、よろしくお願いします!