生存戦略

【商品市況概況】 2025年8月22日 市況

「JHでのパウエル議長ハト派発言で総じて上昇」

【昨日の市場動向総括】

昨日の商品市場は総じて水準を切り上げる商品が目立った。注目のFRBパウエル議長のジャクソンホールでのスピーチが、ハト派な内容だったことで金融緩和期待が強まり、ドル安・株高が市場参加者のリスク選好を回復させたことが材料。

ただし、エネルギーに関しては雇用環境の悪化をパウエル議長が指摘したため、需要の減速観測が価格上昇を抑制した。


昨日の「本日の見通し」で、パウエル議長の発言は慎重なものになり、リスク資産価格の売り材料になるのではとみていたがそうならず、特に株式市場参加者の期待通りハト派な内容となった。

結局の所、FRBのデュアルマンデートである雇用と物価の安定に関して、「雇用の方が急速に悪化しているが、労働力の供給が米政権の政策によって制限されているため、労働市場規模が縮小する中でも均衡している」という解釈で、物価上昇も関税の影響であることから、極論すると前年比では1年後に沈静化すると考えられる上、雇用環境が悪化しているならいずれ価格は下がるだろう、という整理だろうか。

昨日もこのコラムで整理したが、米総合CPIは前年比+2.7%(市場予想+2.8%、前月+2.7%)、より重要なコアCPIは+3.1%(+3.0%、+2.9%)と伸びが加速。主に、サービス価格の上昇が影響しているため関税の影響というよりは、やはり移民の強制送還に伴い、パウエル議長の言葉を借りれば「労働市場の奇妙な均衡状態」が影響しているとみられる。

総合PPIは前年比+1.9%(前月+1.9%)と横這い、項目別では財の価格が+1.9%(+1.7%)だが、コアPPIは+3.7%(+2.6%)と加速している。

フィラデルフィア連銀指数でも、仕入れ価格指数は66.8(58.8)、販売価格指数も36.1(34.8)と上昇、6ヵ月先も高い水準を維持するとの見通し。

一方で、雇用環境は雇用統計でも低迷が確認されたが、週間新規失業保険申請件数は235千件(市場予想 225千件、前週 224千件)と増加、失業保険継続受給者数も1,972千人(1,960千人、1,942千人)と増加している。フィラデルフィア連銀指数でも雇用指数は5.9(前月10.3)、6ヵ月先が12.7(20.1)と悪化の見込み。


データ重視の姿勢は崩していないが、「解釈の仕方が調整された」とするのが妥当だろうか。金融政策はあくまでファクトに基づくべきである(ベッセント財務長官はデータ重視のスタンスを批判しているが)。

しかし、データ重視の結果、来月初に発表されるこれも問題が多いと指摘されている雇用統計に注目せざるを得ないため、市場は今回の発言を楽観的に捉えながらも、神経質な推移となろう。

 

 

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生存戦略

週明けに人間ドックあるんだよなぁ。
事前の準備とかも含めて憂鬱しかない。

さて。

サラダって好きじゃ無いんですよね。
昨日もサラダが出てきて
子供達(というかむしろ息子)はむしろサラダが好きだって
食べているんですけど私、この歳にになってもまだ苦手なんです。
よく、お節介なおじさんがやってるお店だと

「ウチのキュウリは特別だから!!
 嫌いな人も好きになるから、食べなさい!!」

て強制されることがありますが

「いや、こっちはもともと食べられたんだけど
 オトナになって食べられなくなったんですが」

って言いたい気持ちを抑えますが、そういうお店だと
どうやって断るか、本当に困ってしまいます。

正直、昔から温野菜は食べられるんですよ。
むしろそっちは好きなんですよ。
あ、でも特に子供の頃は生野菜は苦手でしたが
今は出されれば、もちろん食べます。キャベツなんて大好きですし。

で。

だいたい、こういう話は、絶対
似たようなことを思っている人がいるはずで
ネットで探してみるとありました。
野菜が苦手な理由として

「青臭い、酸味や苦味などの刺激があるから」

との説明が。
私がどうしても食べられない野菜は
このコラムの読者ならご存じの通りキュウリですが
青臭いのがダメなんですよね。

でも。

これらはあくまで嫌いであることの一面に過ぎず
じゃあ、なんで青臭かったり酸味や苦味がダメなんだ
って根本的な説明にはなってないんですよね。

で、更に調べてみると一応それっぽい理由が書かれてました

青臭さは植物が虫や動物から身を守るために
化学防御物質を出してることに起因するそうです
グルコシノートや揮発性化合物キュウリの場合はアルデヒド
らしいですけど、このあたりの化学物質については良く分りません。

ただ、全ての動物がこれを嫌う訳ではないので
一部の動物からの捕食を回避するというのが目的のようですね。

苦味や酸味は腐敗物に含まれる味なので
毒素を避けるための防御機能として機能しているようです。

と、結局の所「食べられないようにするための戦略」
が機能して食べられないということですわ。
つまり、私は野菜の生存戦略に負けた、ということです。

ですが人間は、野菜を食べると健康になる(恐らくビタミンのせい)
ということも分っていたので、「生存戦略として」
食べなければならず、それを食べるためには
お、火を通せば良いのかとか、ドレッシング(まさにドレスですが)で
味を隠せば良いじゃん。
といった技術が上がっていったものと思われます。
あとは年齢を重ねることでの「馴れ」でしょうか。

ってことで、あんまり馴れなくていいや。
人間が本来備わっている機能なら
キュウリはきっと私にとって有害なんでしょう。
海原雄山も「人間は野菜が本質的に嫌いなのだ」って
いってましたから、きっと正しいんだと思います。

ということで、今日も1日、よろしくお願いします!