【商品市況概況】 2025年9月18日 市況
「想定外に強い米統計でドル高・下落」
【昨日の市場動向総括】
昨日の商品市場は発電燃料の一角と畜産セクターの一角が上昇したが、その他の商品は軒並み水準を切り下げるものが目立った。注目されていた米週間新規失業保険申請件数が予想外に先週から大きく減少したことや、フィラデルフィア連銀製造業景況指数が想定を遙かに上回る改善となったことで、金利高・ドル高になったことが背景。
足元、雇用環境の悪化を理由にFRBは利下げ再開に踏み切っているが、このように雇用関連統計に強さがみられると10月の利下げも微妙になってくる。
ただし、この前のFOMCでもパウエル議長は「雇用統計の修正は、もはや堅調ではない労働市場を意味している」と発言しているためこれを覆すほどの材料とは言えない。結果、「どうせ先々修正されるだろう」との見込みの中で発表される米雇用統計に注目せざるを得なくなる、というのが現状だろう。
フィラデルフィア連銀製造業景況指数を少し細かくみると、仕入れ価格(66.8→46.8)は低下も高い水準を維持しているが、販売価格は18.8(前月36.1)と低下しており、仕入れ価格の上昇分を最終価格に転嫁できていないことを示唆している。
結局、トランプ政権の政策の影響が出始めているものの、先日の米小売売上高をみるに最終消費ヘの影響はまだ限定されていると考えられる。
なお、原油を増産してガソリン価格を下げ、国民からの支持を得るとしたトランプ政権の政策であるが、可処分所得に占めるエネルギー消費比率を考えると、更に価格が下がって消費に恩恵が出るレベルの価格ではなくなっている(詳しくは、有料レポートのエネルギーのコラムをご参照下さい)。
もちろん消費者からすればガソリンの価格が下がるに越したことは無いため、原油価格の下落を促す戦略は選挙対策としては是とされる他、ロシアに対する圧力となり得る。
しかしそれは諸刃の剣で、米国内の原油生産者は更に生産を絞ることになるため、結局、原油価格を下支えする要因にもなり得る。
【雑感】
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【思考能力の差】
しかし、昨晩は餃子1皿しか食べていないのに
体重がこんなに増えているのはなぜなんだ。
なかやまきんに君がいう通り、水分なのかな。
さて。
トランプ劇場が無茶苦茶ですが
ちょっと飽きが来たというか一旦、凪っぽく見えるのは
目が慣れてしまったからなんでしょうかね。
ホントに凪なんでしょうかね。
「馴れ」ってホントに怖いなって思います。
やり始めのころは本当に新鮮で刺激的なんですけど
馴れてくるとそれをやるのにかなりの労力を掛けたはずなんですが
その努力も当たり前になり、「そうするのが普通」になるんですよね。
いや、もちろんそれで新しく始めたことをすぐ忘れちゃったり
それによるプラスの恩恵を常にありがたがっていると
成長自体が止まってしまうので
ある程度、受け入れていくことが必要だと思うんですよね。
と、思うと最近、検索するのにAIを使うことに
全くためらいを覚えないと言いますか
むしろ使わないと時間が効率的に使えないので
当たり前のように使っていますけれど
AIに考えさせることに馴れてしまうと
自分が考える努力をしなくなるような気がするんですよね。
何だか、人類のすごく大きな転換点に
差し掛かっているような気がします。
今は貧富の差が問題ですが
AIを使い過ぎて、考えている人とそうじゃない人の二極化が進むと
更に世界は混沌とするような気がしてならないんだよな...
少なくとも雑感は、AIの力に頼らないように
頑張りたいと思います...
今日も1日、よろしくお願いします!