一つの終わりは一つの始まり

(市況)

原油・石油製品相場は上昇しました。イラン問題に関して米国は、国連憲章第七章に基づき(経済制裁・武力制裁)決議案を採択する方針であることから、イランへの空爆実施の可能性が高まったこと、同時にイタリアのシチリアでERGグループのISAB Nord製油所(160KBD)が火災で停止したこと、イラク南部のパイプラインも火災で1.7MBDの輸出に懸念が生じたこと、等が材料視されたためだ。

バ議長がCNBCのインタビューで「議長証言を市場はミスリーディングしている」とインフレ抑制のための金利引上げに前向きな姿勢を示したものの、週末発表されたGDPや昨日の経済統計が個人消費を中心に好調な内容であったことから、売り材料にはならなかった。

非鉄金属COMEXで上昇、史上最高値を更新している。FalconbridgeのLomas Bayas鉱山(63KMt/年)でストが開始されたことが材料視されたようだ。

しかし強い。消費に減速感が見られない。メタルはファンダメンタルが強いことからこのまま上値を試すと思うが、エネルギーはここまで上昇すると東南アジア諸国補助金廃止の動きがでて、急速に消費が減る可能性がゼロではなくなってきた。

(ひとりごと)

今朝、家を出るとき、玄関に飾ってあったバラの花の花びらが盛大に散っていた。
当然、家の中で飾っているので散って当然なのだが、割とまとまって、散っていた。
徐々に散るのも悲しいが、突如散るのも、また、悲しいものだ。
花は枝から切り取れば、その段階で寿命が限られてしまう。
「いつか散るもの」と分かっていても、散ったときはやはり悲しい。

一つの終わりは一つの始まり。
さあ、5月もがんばっていきましょう。