ピンポンダッシュ

【商品市況概況】
「新規材料少なく下落」
 昨日の商品価格は軒並み下落している。目先の大きな材料である欧州銀行のストレステストの結果発表待ちで売買が手控えられるなか、そもそも景気が調整局面入りというか踊り場入りしていることから、ドル高が進んだこともあって総じて軟調な推移となった。これにより殆どのドル建て商品が売られることとなった。個別商品の需給は商品価格を決定づける重要な要素であるが、現在の価格形成はこういったファンダメンタルズよりも市場参加者のマインドによって決定されている側面が強いと考えており、昨晩に関しても為替や株等の周辺材料を手がかりとしての値動きとなっている(結果的に信用不安で買い進まれた貴金属も手じまい売りで下落している)。特に流動性が高く株等と同様に景気の先行指標としての色彩を強めている原油のNY時間に入ってからの値動きは、略株の動きにリンクするものであった。今後もマインド指数、ストレステストの内容といったマインド指標と、企業決算等のやはり株式市場参加者のマインドに影響を与える指標が、商品価格の指標になると考えているが、短期〜中期的(向こう3ヶ月)なセクターごとのトレンドは、非鉄金属は中国の金融引き締めで軟調、エネルギーは横ばい、貴金属は上昇、穀物は作付意向面積の減少を受けた急騰の反動から一旦調整、という流れであろう。

 トピックスであるが、商品の荷動きの先行指標であるバルチック海運指数が32営業日連続で低下している。特にこの指数は鉄鉱石価格との相関が高い。従来通りの相関が維持されるのならば、先々の鉄鉱石価格はさらに下落することになるだろう。四半期改定に変更になった鉄鉱石価格の新四半期の価格がきちんと値下げされることを祈っている。


【経済関連ニュース】
・Q210米アルコア決算、1株当たり純利益13セントと市場予想を2セント程度上回る。
・6月中国不動産価格 前年比+11.4%(前月改定+12.8%)。
・6月中国マネーサプライ(M2) 前年比+18・5%(前月改定+21.0%)。前年比で供給量の伸び率低下は顕著。
・7月15日より中国政府は鋼材48品目の付加価値税の還付率を9%から0%に引き下げ(日経新聞)。
・Q110英GDP確定値 前期比+0.3%(改定値比変わらず)。
・H110ギリシャ財政赤字、前年比▲46%の96億4,500万ユーロに。


【為替(FX)・株】
NY Dow  :10,216.27(+18.24)
S&P500   :1,078.75(+0.79)
NIKKEI225 :9,548.11(▲37.21)
JPY/USD :88.62(UC)
USD/EUR :1.26(▲0.0045)
MRA CVIX(MRAコモディティ恐怖指数):27.45(▲0.2)

・ユーロは対ドルで下落。欧州ストレステストの内容、というよりは投機筋のユーロショートポジションの買い戻しが進んだため、そもそもの構造問題に着目した売りが再度入ったものと考えられる。円は対ドルで略変わらず。
日本株は下落。週末の海外市場は殆ど上昇していたものの、週末の参院選民主党が大敗し参院過半数割れ衆院での強行採決不可能、となったことから日本の構造改革が遅れるとの見方が強まったことから。米株は上昇。米アルコアの四半期決算が市場予想を上回ったことから、米企業の好決算期待から買いが入った。


穀物市場サマリー】
Cbot Soybean :1,031.75(+6.25)
Cbot Wheat :521.25(▲2.25)
Cbot Corn :371.25(▲4)
CSCE Sugar :17.10(+0.49)



非鉄金属・貴金属】
Comex Gold :1,198.70(▲11.1)
Nymex Platinum :1,511.5(▲17.5)
Baltic Dry Inex :1,840.00(▲62)
Iron Ore :118.1(▲3.7)

・6月中国、銅・銅製品輸入 328,231Mt(前月比▲17%)。



Copper 3M :6,630.00(▲130:21C)
 昨日の銅価格は下落した。LME在庫は▲1,650Mt減少、(FSCは8.5日)、(キャンセルワラント率は6.3%)。売買高は8,347枚。C-3(Cash vs 3M Fwd)は21ドルコンタンゴコンタンゴ幅を拡大した。
 先週のCFTCポジション報告によるNon-Commercialポジションは、銅はロングが31,620(前週比 ▲348)、ショートが29,435(前週比 +329)となったことから、ネットで2,185(前週比 ▲677)となった。
Zinc 3M   :1,855.50(▲48.5:27.25C)
 昨日の亜鉛価格は下落した。LME在庫は▲225Mt減少、FSCは18.8日(キャンセルワラント率は3.8%)。売買高は4,782枚。C-3は27ドルコンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。
Lead 3M   :1,784.00(▲61:20.75C)
 昨日の鉛価格は下落した。LME在庫は+50Mt増加、(FSCは7.7日、キャンセルワラント率は7.2%。)。売買高は1,213枚。C-3は21ドルコンタンゴコンタンゴ幅を拡大した。
Aluminum 3M :1,971.00(▲33:20.25C)
 昨日のアルミ価格は下落した。LME在庫は▲8,075Mt減少、(FSCは42.4日)。(キャンセルワラント率は6.3%)。売買高は6,637枚。C-3は20ドルコンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。
Nickel 3M :19,200.00(▲300:60C)
 昨日のニッケル価格は下落した。LME在庫は▲420Mt減少、(FSCは32.8日)、キャンセルワラント率は4.4%。売買高は1,154枚。C-3は60ドルコンタンゴコンタンゴ幅を拡大した。
Tin 3M   :17,525.00(▲125:25C)
 昨日の錫価格は下落した。LME在庫は▲125Mt減少、(FSCは14.9日)、キャンセルワラント率は6.61%。売買高は113枚。C-3は25ドルコンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。


【エネルギー関連ニュース】
WTI :74.95(▲1.14)
Brent :74.37(▲1.05)

・BPの原油封じ込め策、4日以内に完了の見込み。


【ひとりごと】
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ピンポンダッシュ



って、別にいい子ぶる訳じゃないけど自分はやったことがない。
小学校の頃のクラスメートがやっているのは見たことがあるが
なんでやるんだろうか?



って、やっぱりスリルを求めてるわけですよね。
ベルを鳴らして
家の人が出てくるまでの緊張感を味わうのだ。
よくよく考えるとすごく不思議だ。



なんでわざわざ怖い思いをしたがるのだろうか。
遊園地の乗り物や
お化け屋敷や恐怖の心霊写真なんてこれらと同じだ。



よくよく考えると、相当意味のない行為なのだが、止められない。
自分も結構わざわざそういうことをしたりすることがあるし。
え?どんなことするのかって?
例えばですね、打ち身で痛くなっているところをわざと押してみたり
ぎっくり腰で痛くなっている腰を、わざわざひねって痛みを感じてみたり



...。
変態なのだろうか?
恐らく、怖い思いをしても後でその恐怖から逃れたときの解放感を味わいたいがために、そういう行為をついついしてしまうんだろう。
それを人は変態と呼ぶ。



と、思うとこの年になってからのピンポンダッシュは、子供のころに比べるとさらに刺激的かもしれない。
いい年した大人がピンポンして、全力で逃げるのだ。
しかも、100メートルも走ると息切れしてしまうようになったので
子供のころに比べたらスリル満点だ。



って、やりませんよ。
皆さんもやっちゃあだめですよ。
これが切っ掛けで、ピンポンダッシュが流行ったらどうしよう。



って、流行りませんか。そうですか。