友人帰国なう

【商品市況概況】
「あっという間に欧州不安が後退...」
 昨日の商品価格は上昇。一昨日材料視となった欧州諸国の財政不安問題が、昨日実施されたポルトガルポーランド国債入札が順調であったことから払しょくされ、欧州時間からリスクテイクの動きが再開した。その後NY時間に発表された米MBA指数や消費者信頼感指数がさほど良い内容ではなかったことから株が下落、引けにかけて発表されたベージュブックが略予想通りであったことから買い戻された。コモディティ価格はこうした株の動きに連れる形で軒並み上昇。そもそも一時的に株価よりも個別のファンダメンタルズが注目されて上昇している非鉄金属には良い支援材料となった。貴金属はリスクテイクの動きと質への逃避からの回帰の動きでもみ合った。
 とりあえず欧州問題が片付いた(もう?)ため、再び中国の統計待ちとなる。但し欧州問題の根本的な解決は見ていないことから、財政不安が指摘されている国の国債償還のコブが終了する今月を乗り越えるまでは波乱含みの展開になるだろう。

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【経済関連ニュース】
・欧州中銀、ギリシャアイルランドポルトガル国債を購入(関係者)。
・Q210ロシアGDP 前年比+3.1%(速報比+0.2%)。
・7月独鉱工業生産 前月比+0.1%(前月改定▲0.6%)。
・米MBA住宅ローン申請指数 前週比▲1.5%の880.0、購入指数 前週比+6.3%の184.5、借換指数 前週比▲3.1%の4,926.5
・7月米消費者信用残高 前月比▲36億ドル(前月改定▲10億ドル)。
・米地区連銀経済報告、12地区のうち5地区は緩やかなペースでの経済成長、2地区は前向きもしくは改善、5地区はまちまちないしは減速。
ポルトガル国債入札は比較的順調に終了。2013年償還債の平均落札利回りは4.086%、応札倍率は1.9倍(前月2.4倍)。2021年4月償還債の平均落札利回りは5.973%、応札倍率は2.6倍(前回1.6倍)。利回りはいずれも前回入札から上昇。
・8月日本景気ウォッチャー調査 45.1(前月49.8)。先行き判断DI 40.0(前月46.6)。
・日銀白川総裁「景気下振れリスクが顕現化した場合には、追加措置を取る」



コモディティ関連ニュース】
・フィッチ、BPの格付けをAに格上げ。見通しも安定的に。



【主要指標】
NY Dow  :10,387.01(+46.32)
S&P500   :1,098.87(+7.03)
NIKKEI225 :9,024.60(▲201.40)
JPY/USD :83.88(+0.05)
USD/EUR :1.272(+0.00)
WTI :74.67(+0.58)
Copper 3M :7,675.00(+46:15.25C)
Aluminum 3M :2,160.00(▲5:29.25C)
Nickel 3M :22,900.00(+705:9C)
Comex Gold :1,256.10(▲1.80)
Cbot Corn :447.50(▲4.00)
MRA CVIX(MRAコモディティ恐怖指数):23.05(▲0.50)
MRA RMI(MRAレアメタルインデックス):304.31(+1.22)

・ユーロは対ドルで上昇。ポルトガルポーランド国債入札に対する応札倍率の高さを受けて、欧州通貨への懸念が後退した。円は対ドルで下落。野田財務大臣が為替介入を強く示唆する発言を行ったことで。小沢候補の円高阻止発言も一定の効果。
日本株は続落。海外株式相場の下落と、15年ぶりの円高水準進行が嫌気された。米株は反発。週初の懸念材料であった欧州の財政問題に関し、ポルトガルポーランド国債入札が比較的順調にこなされたことや、ベージュブックの内容が略予想通りであったことから買い戻しが優勢となった。



【ひとりごと】
今日からニュージーランド在住の友人が拙宅に宿泊している。
ワイン造りの話、これからのこと
いろいろと聞きたいこと、話したいことがあるので楽しみだ。



今年、初ビンテージをリリースする予定なので
面白い話があったらこのコラムで紹介させて下さい。
いつもお願いばかりですが、見かけたら是非買ってあげて下さい。



って、まだ私も日本に入ってきたモノを見てないんで良く分からないんですけど...