リレー小説-第31話

【商品市況概況】

「方向感乏しい展開」

昨日の商品価格は方向感に欠ける展開となった。ジャクソン・ホールでのイエレン議長の発言に新味はなかったもののややタカ派的と捉えられたこと、ECBドラギ総裁の発言を受けて「追加緩和が行われる」との見方がドル高・ユーロ圏の需要増加観測を高め、強弱材料が混在する形となったことが背景。


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【雑感】

【リレー小説-第31話】

リレー小説行ってみましょう。
本当にこの話、終わるんだろうか?

「ずいぶん大きくなったわね。20年ぶりかしら」
「保養所の…おばさん!?」

一見初老の男かと思ったが、それはあの保養所のおばさんだった。
龍太郎はハトが豆鉄砲を食らったような顔になっていたに違いない。
本日2度目だ。否、今日何度もそんな顔になっていたかもしれない。

もし名古屋駅で偶然に保養所のおばさんのことを思い出さなかったら、
おばさんの顔を見てもすぐには分からなかったかもしれない。
おばさんは20年もの年月の経過を十分感じさせる容貌に
変わってはいたものの、以前の穏やかな面影は変わっていない。
龍太郎は懐かしさがこみ上げると同時に、
柔らかく暖かいやさしさに包まれたような気持ちになった。

「お父様はお元気?
あの保養所もバブルがはじけた後は閉鎖してしまったから、
お父様とも、会社の皆さんとも会っていないのよね。」

そうだったのか。

どうりで、小さいころにしか保養所に行った記憶が無いのが
おかしいとは前々から思っていたことではあったが、
保養所は閉鎖していたのか…
その後おばさんは何をしてきたのだろう。

「ええ、父は元気でまだ現役でバリバリ働いています。」
「そう。それは良かったわ。あなたのお父様は若いころから
あの保養所によく来ていたのよね。
会社の仲間とマージャンしたりね…私もよく混ぜてもらって…
楽しかったわ…」
おばさんは一層優しいまなざしを龍太郎にまっすぐ注いだ。
その瞳はただただ澄んでいた。

「ところでここは何なんですか?ここで何をなさっているのですか?」
「さっきも言ったでしょ。秘密基地なのよ」
「秘密基地って…」

「まぁ、簡単に言うと世界を牛耳れるパラダイスだ」
真剣な顔でリッチーが言った時、「きぬた」の女将たちも入ってきた。
(続く)