リレー小説-第43話

【商品市況概況】

「米景気回復期待とドル高で高安まちまち」

昨日の商品価格はベースメタルを除いて総じて堅調な推移となった。米GDP確定値が市場予想を大幅に上回る改善になったことが好感された。ベースメタル価格は米製造業系統計の予想外の悪化やドル高進行が嫌気された。


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【雑感】

【リレー小説-第43話】

リレー小説です。

「リッチーと何があったの?」

龍太郎が茉実に聞くと、

「何があったのって…龍太郎がリッチーと何かあったんでしょ?」
「何か って?どういうこと?」

龍太郎は全く心当たりがないし、
茉実が何を言わんとしているのか理解できなかった。

「しらばっくれないでよ。私だって…」

茉実は何かを言いかけてやめたようだった。

「なんだよ、リッチーさんがどうしたっていうんだよ。
一体さっきの男とリッチーさんと何の関係があるんだよ?
大体さっきの男とはどこまで行ったんだ?
あーもうそんなことは聞きたくない」

龍太郎もエキサイトし支離滅裂になってきた。

「すべてはリッチーが悪いのよ」吐き捨てるように茉実が言った。
「龍太郎は仲がいいから知っていると思うけど、」

皮肉っぽく言いはじめた。

「あのリッチーはあるプロレス団体の覆面レスラーなの。
昔はアメリカのWWEという団体や国内メジャーからも
声がかかったほどの選手らしいの」
「何の話?俺はリッチーさんの素性とかプロレスラー
だったとか知らないし」
「私は、彼の試合用に穿いている特注のタイツを担当していて、
よく彼のところには行っているから、
いろいろと知っているんだけど、
彼はその肉体美で肖像画のモデルもやっていて、
そもそも彼はゲイということで有名で、
って龍太郎はよく知っているわよね。」

あてつけるような言い方だったが、
龍太郎にはその意図がわからないし、
何か茉実は重大な勘違いをしているんではないかとは感じていた。

一方優也は茉実の慌てた様子が心の片隅に引っ掛かっていたが、
毎週のように訪れるこのレストランの朝食を楽しんでいた。

「先ほどの方はどなた?」
「知り合いですよ」
「あら、そう。さすがにあなたの周りには女性が絶えないわね」
「そんなことはありませんけど…」
「あなたのお父様と全く同じ」

優也は照れ臭そうに光子をみた。
(続き)