リレー小説-第57話

【商品市況概況】

「ドル高進行、ギリシャ情勢を受けて軟調

昨日の商品市場は総じて軟調な推移となった。予想通りユーロ会合でのギリシャ支援が決裂したことが材料となり、ユーロ安ドル高が進行したこと、先週の米雇用統計を受けた株価の上昇で、割安感から物色されていた商品セクターに調整売り圧力が強まったことが背景。



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【雑感】

【リレー小説-第57話】

リレー小説です。

新太郎は思う「ごく微量のエビのひげとタコの吸盤とイナゴの足を
採取することは出来ました」
とリッチーは言った。しかしこれはどういう意味だろう。
自分が欲しいのはエビのサンプルだけだったはずなのだが。
完全な実物とはどういうことだろうか?なんだかつられて「そうか良か
った」的なことを言ってしまったが、彼は何を言っているのだろう。

そう。

新太郎が欲しいのは新しいしょっぱいお菓子に使うエビであり、イナゴ
やタコは必要ない。何やらよくよく考えると話の訳が分からない。
あれは本当に私が知っているリッチーだったのだろうか?

「ちょっと田中君に電話してみよう」

新太郎は田中に電話をした。電話に出ない。
おかしいな、どうしたんだろうか。
今度は研究所の会社の直通電話にかけてみる。やはり出ない。
まだ研究所はやっている時間だ。研究員がいないということもないだろ
う。田中はあまり使ったことのない代表電話にかけてみた。
今度は2コールほどで女性が出た。

「はい。エビ研です」

なんだか声が上ずっている。

「私東京の狸屋と申しますが、田中さんはいらっしゃいますか?」

返事がない。

「もしもし?」

漸く向こうが返答した。

「田中さんは...田中さんは先ほど誰かに殺されてしまいまし
た!!」

新太郎は頭を金づちで殴られ、こちらが死んでしまったのではないかと
思うほどの衝撃を受けた。
いったい私の身の回りで何が起きているのか?

と、思うと誰かが家のドアをたたいている。

「開けてくれ!」

リッチーの声だ。さっき電話で話したばかりなのに...いったい全体
どうしたんだろうか?慌ててドアを開けるとそこにはリッチーがいた。

「おい、どうしたんだ?」

リッチーの方に手を置くと音もなく彼は崩れ落ちた。

「死、死んでる!!!」

その時後ろに背の高い男が立っているのにようやく気がづいた。

「誰だお前は?」
「リッチー」
(続く)