ぎっくり腰

【商品市況概況】
「調整」
 昨日の商品価格は概ね下落した。ここ数ヶ月、商品相場の変動要因となっているドル/ユーロレートがドル高に進行したことが材料となった。景気は回復しているがそこまで回復しておらず、過剰流動性の供給の影響で大幅な下落になる環境でもないことから、レンジワークが継続している。今後、このレンジを上抜ける(あるいは下抜ける)のは、金融当局の資金供給政策がどこで変更になるかが問題である。こうした中、中国銀行が「金融政策の適切なタイミングでの変更」についてコメントをしており、そろそろ「出口」を意識するタイミングになってきたようである。
 トピックスとしてはロシアが非鉄金属輸出に関して関税を強化する方針であること。中国政府の関税強化に比べれば、市場に与える影響は小さいと見られるが、ロシアの生産シェアの比較的高いアルミやニッケル等には支援材料となりえるため、動向に注目したい。


【経済関連ニュース】
・8月独PPI 前月比+0.5%(前月改定▲1.5%)。
中国人民銀行 金融政策を適切な時期に調整すると発表。


NY Dow  :9,820.20(+36.28)
S&P500   :1,068.30(+2.81)
NIKKEI225 :10,370.54(▲73.26)
Dax :5,703.83(▲27.31)
FT250 :9,306.93(▲57.15)
Sensex  :16,741.30(+30.19)
Shanghai A :3,109.173(▲102.635)
Brazil Bovespa :60,703.0117(+466.981)

JPY/USD :91.27(+0.01)
USD/EUR :1.472(+0.0009)


・ドルは対ユーロで上昇。景気底打ち観測の強まりでリスク資産へのシフトが起きていたが、週末を控えてドルが買い戻された。円は対ドルで下落。
日本株は下落。アイフルの私的整理や、新政府のモラトリアム実行発言を受けて金融機関の業績が悪化すると見る向きの売りで金融株が売られた。米株は上昇。小売関連株が上昇した。


穀物
Cbot Wheat :457.25(▲4.5)
Cbot Corn :318.00(▲11)
CSCE Sugar :21.91(▲0.75)



【貴金属・非鉄金属
Comex Gold :1,009.40(▲3.2)
Comex Silver :1,704.30(▲20)
Nymex Platinum :1,338.2(▲3.3)
Nymex Palladium :304.15(▲1.25)

・NY金は下落した。ドル高の進行が材料となった。そもそも10日移動平均線からの乖離も大きく週末を控えた調整売りに押された。中国等のソブリン銘柄による金積み増しの意向や、ドル安の進行、当局規制の対象になりにくいことから、高値での推移が続くと見ている。昨日の引けは(東京時間0:00価格) 1,009.40(▲3.2)。
 銀価格は下落した。10日移動平均線からの乖離も大きく、ドル高の進行もあって売られた。一時17ドルを切り、16.70ドル程度までの調整はありそうな感じである。昨日の引け(東京時間0:00価格)は 1,704.30(▲20)。
・NYプラチナ価格は下落した。この2週間の価格上昇が大きかったことから、ドル高の進行もあって週末を控えた調整売りに押された。足元10日異へからの乖離も大きいことから調整圧力がかかり易いと見ている。昨日の引け(東京時間0:00)は1,338.2(▲3.3)。
 パラジウムは下落した。昨日の引け(東京時間0:00)は304.15(▲1.25)。


IMF理事会、403.3Mtの金売却を承認。
・ロシアインタファクス通信「LMEで取引されている非鉄金属に輸出関税を導入(銅、アルミ、錫、ニッケルが対象)」

Copper 3M :6,175.00(▲210:25.75C)
 昨日の銅価格は下落した。ドル高の進行を受けて週末を控えた調整売りに押された。追加景気対策の実行の可能性が低い中、高値に対する警戒感は根強く、上値も追いにくい。上海在庫が6,852Mt増加したことも材料となった。LME在庫は+3,325Mt増加、(FSCは69.5日)、(キャンセルワラント率は2.0%)。売買高は10,764枚(※現時点で確認できる前日の3Mの出来高)。イールドカーブは期近の下げ幅が大きくベアフラットニングしている。C-3(Cash vs 3M Fwd)は26ドルコンタンゴコンタンゴ幅を拡大した。昨日の引けは6,175.00(▲210:25.75C)。

Zinc 3M   :1,912.00(▲46.5:25.5C)
 昨日の亜鉛価格は下落した。ドル高の進行を受けて。LME在庫は+1,500Mt増加、FSCは14.7日(キャンセルワラント率は2.6%)。売買高は2,970枚。イールドカーブは期先の下げ幅が大きい。C-3は26ドルコンタンゴコンタンゴ幅を拡大した。昨日の引けは1,912.00(▲46.5:25.5C)。

Lead 3M   :2,185.00(▲91:27.75C)
 昨日の鉛価格は下落した。LME在庫の増加が持続する中、ドル高の進行を受けて調整売りに押された。中国の環境規制強化の流れもあり、供給が徐々にタイトになる可能性は高いものの、在庫の積み上がりが持続していることもあってさすがに売られたようだ。LME在庫は+750Mt増加、(FSCは5.5日、キャンセルワラント率は0.9%。)。売買高は2,152枚。イールドカーブは期近の下げ幅が大きくベアフラットニングしている。C-3は28ドルコンタンゴコンタンゴ幅を拡大した。昨日の引けは2,185.00(▲91:27.75C)。

Aluminum 3M :1,917.00(▲49:33C)
 昨日のアルミ価格は下落した。ドル高の進行を受けて調整売りに押された。LME在庫の減少(引き続き米地区での在庫減少が継続。使用可能在庫を保有している倉庫が限定されている状態が継続していると見られる)、も続いており、中国の投資抑制方針等はあるものの高値での推移が続いている。LME在庫は▲6,400Mt減少、(FSCは45.5日)。(キャンセルワラント率は2.5%)。売買高は7,058枚。イールドカーブは期近の下げ幅が大きくベアスティープニングしている。C-3は33ドルコンタンゴコンタンゴ幅を拡大した。昨日の引けは1,917.00(▲49:33C)。

Nickel 3M :17,150.00(▲425:82C)
 昨日のニッケル価格は下落した。LME在庫の大幅減少はあったものの、ドル高の影響の方が大きく下落した。LME在庫は▲186Mt減少、(FSCは31.8日)、キャンセルワラント率は1.7%。売買高は1,222枚。イールドカーブは期近の下げ幅が大きくベアフラットニングしている。C-3は82ドルコンタンゴと前日と変わらず。昨日の引けは17,150.00(▲425:82C)。

Tin 3M   :14,700.00(▲100:400B)
 昨日の錫価格は下落した。ドル高進行が材料となった。LME在庫は+40Mt増加、(FSCは22.7日)、P596は1.5%。売買高は287枚。イールドカーブは期先の下げ幅が大きくベアスティープニングしている。C-3は400ドルバックとバック幅を拡大した。昨日の引けは14,700.00(▲100:400B)。



【エネルギー】
WTI :72.04(▲0.43)
Brent :71.32(▲0.23)

 昨日のNY原油は下落した。経済統計の発表もなく、ドル高が進行したことから週末を控えて売られた。当面は75ドルを上限に、下値は50日移動平均線での推移が続くと見られる。イールドカーブは期近の下げ幅が大きくベアスティープニングしている。直近限月の騰落率は▲0.6%。昨日の引けは72.04(▲0.43)。 Brentは下落した。直近限月の騰落率は▲0.3%昨日の引けは71.32(▲0.23)。 WTI/Brentは+0.72のポジティブスプレッドに。
 RBOBは下落した。原油価格の下落を受けて新規材料ない中頭重い推移となった。イールドカーブは略パラレルに低下。直近限月の騰落率は▲1.0%。昨日の引けは183.24(▲1.88)。 ヒーティングオイルも下落した。冬のピークシーズン到来前の在庫減少(入れ替え)観測はあるが、基本ファンダメンタルズは弱いことから原油の動きに連れ易い。イールドカーブは略パラレルに低下。直近限月の騰落率は▲0.7%。昨日の引けは182.79(▲1.3)。 ICEガスオイルは下落した。イールドカーブはパラレルに低下。直近限月の騰落率は▲1.4%。昨日の引けは579.00(▲7.75)。



(ひとりごと)
ぎっくり腰をやってしまった。
中腰でキーボードを打っていただけなんだが

非常につらい。
持病なので慣れてはいるのだが、少なくとも子供を抱き上げることは無理である


でも、やはり家に帰ると子供は抱っこを要求してくる



子供「パパ、抱っこ」
私「パパ、ぎっくり腰になったからできないんだよ」
子供「どうしてびっくり腰なの」
私「びっくりじゃなくて、ぎっくりだよ」
子供「どうしてぎっくりしたの」
私「中腰でパソコンを打っていたからだよ」
子供「どうして、中腰でパソコンを打っていたの」
私「出かけようと思って、メールを送るのを忘れたの」
子供「どうして、メールを忘れたの」



もうッ!!
オウム返しなのは仕方が無いが
全部真面目に返してると切りがない。
なんか、また腰が痛くなってきたので今日はこの辺で。