モルジブ-その8

【商品市況概況】
「上昇」
 昨日の商品価格は続伸している。各商品とも個別の材料があったわけではなく、ユーロ問題に関する新規材料が出てこない中、テクニカルな取引でユーロが上昇したことからドル建て資産に買いが入った。繰り返しになるが、現在の相場は経済のファンダメンタルズに大きな変化がない(将来的には分からないが)中、幅広いレンジでのもみ合いが続いている。ただしこの高値水準に価格を維持してきた材料は、財政出動と金融の超緩和である。しかし、ギリシャ問題を切っ掛けとして各国とも財政規律の厳格化を打ちだしてきており、今後景気刺激の名目で財政出動を伴う経済対策が実施される可能性は、昨年の危機発生時(1〜3月)に比べると格段に低下している。よって価格の下支え材料となっていた官製需要の減速に伴い、商品価格は下落する可能性が高い。
 その際の目途は昨年7月の水準。ここを割り込むには金融緩和の解除が必要になるがその可能性は低く、このレベルに近づいた場合、安値拾いの買いが入ることになるだろう。結果、下値は底堅いという結論になる。今回の欧州危機はこれ以上拡大しないと考えているが、万一今回の問題が片付かなかった場合昨年夏の水準を下回ることにならざるを得ない。もしそういう状態になった場合には、景気の二番底を真剣に警戒する必要があると考えている。



【経済関連ニュース】
・4月日本機械受注 前月比+4.0%(前月改定+5.4%)。
・Q110日本実質GDP 前期比年率+5.0%(速報比+0.1%)。
・米MBA住宅ローン申請指数 前週比▲12.2%の560.9、購入指数 前週比▲5.7%の167.8、借換指数 前週比▲14.3%の2,859.5
FRBバーナンキ議長「米景気回復は重要な転換期を迎えた。景気後退の可能性は排除できない。今回の景気悪化で失われた雇用を取り戻すのは容易なことではないだろう。」
ニュージーランド中銀、政策金利を0.25%引き上げ2.75%に。
・ブラジル中銀、政策金利を0.75%引き上げ、10.25%に。


【為替(FX)・株】
NY Dow  :9,899.25(▲40.73)
S&P500   :1,055.69(▲6.31)
NIKKEI225 :9,439.13(▲98.81)
JPY/USD :91.3(▲0.16)
USD/EUR :1.198(+0.0006)


・ドルは対ユーロで小幅続落。米地区連銀報告で米景気に対する慎重な見方が示されたことから、ドルは対ユーロで売られた(というよりも欧州ネタが出てこない中でベージュブックを材料にユーロが買い戻されたということか)。円は対ドルで小幅上昇。米低金利政策の長期化観測が影響した。
日本株は下落。新規材料乏しく、欧州不安の持続を背景にした売りに押された。年初からの株価上昇は外国人投資家の買いによるところも大きかったため、海外株価の下落は手じまい売りを加速し易い。米株は下落。ベージュブックの内容が米景気の先行きに慎重な見方をしていることから引けにかけて軟調に推移した。


穀物市場サマリー】
Cbot Soybean :943.50(+12.5)
Cbot Wheat :428.00(▲4.25)
Cbot Corn :338.25(+1)
CSCE Sugar :15.16(+0.28)


非鉄金属・貴金属】
Comex Gold :1,228.50(▲15.5)
Nymex Platinum :1,534.0(+5.2)
Baltic Dry Inex :3,514.00(▲65)
Iron Ore :144.7(▲1.9)



Copper 3M :6,340.00(+175:28.75C)
 昨日の銅価格は上昇した。LME在庫は▲1,675Mt減少、(FSCは9.2日)、(キャンセルワラント率は5.3%)。売買高は14,513枚。
Zinc 3M   :1,754.00(+20:31.75C)
 昨日の亜鉛価格は上昇した。LME在庫は+225Mt増加、FSCは18.8日(キャンセルワラント率は2.8%)。売買高は6,544枚。
Lead 3M   :1,680.00(+74:18.25C)
 昨日の鉛価格は上昇した。LME在庫は+725Mt増加、(FSCは7.9日、キャンセルワラント率は7.6%。)。売買高は1,979枚。
Aluminum 3M :1,928.00(+8:33C)
 昨日のアルミ価格は上昇した。LME在庫は▲6,325Mt減少、(FSCは43.6日)。(キャンセルワラント率は6.4%)。売買高は9,132枚。
Nickel 3M :19,270.00(+800:53C)
 昨日のニッケル価格は上昇した。LME在庫は▲318Mt減少、(FSCは36.8日)、キャンセルワラント率は5.7%。売買高は2,689枚。
Tin 3M   :16,325.00(+375:40C)
 昨日の錫価格は上昇した。LME在庫は+10Mt増加、(FSCは19.4日)、キャンセルワラント率は5.75%。売買高は184枚。

【エネルギー関連ニュース】
WTI :74.38(+2.39)
Brent :74.27(+1.97)


【ひとりごと】
今日もモルジブの話の続きです。

こんな状態が2日ほど続き、3日目、帰る前日になって体調が良くなってきた。
当然海に入ったりすることはできないのだが。
そうなると、2日間殆ど何も食べていないので、やはり何か食べたい。
なので、カミさんにお願いして食料を調達してきてもらうことにした。
このホテルのレストランは、全てがバフェ形式となっているので、ちょっと離れたレストランに食べ物をとりに行ってもらった。


待つこと10分。
湯気を立てながら、やってきました



ペンネアラビアータ」



って。。。



私「もっと普通の辛くないのなかったの?」
カミさん「だって、ここ『インドのホテル』よ。見回したけど一番辛くなさそうだったのがこれだけなのッ!!」
私「パンは?」
カミさん「売り切れ」



って、ホテルのパンって売り切れるの!?
と、ブツブツ言っても始まらないので一口。
美味しいね、と思ったが早いか、激痛が喉に走る



!!!!



両手を振り回して暴れた。
辛いじゃん!!これ!!
っていうか、喉がはれ上がっているので上手く飲み込めず、辛いペンネが喉に留まったままなんですけどッ!!!



助けて!!



と水で流し込もうとするが、喉にぴったりとペンネが張り付き、水を飲んでもペンネの穴を通って胃に行ってしまうのでちっともペンネを飲み込むことができない。
ちょっと前にあったケンタッキー事件と同じ状態だ。



!!!!



子供には安全な食べ物なんだな、とこの危機的状況であっても余分なことを考えてしまう損な性分。
今自分にできるのはひたすら水を飲んで、喉に詰まったペンネを流しこむことだけだ。
格闘の末、何とか飲み込むことができたが、更に食べよう、という気には全くならなかった。



ペンネがこれほどまでに危険な食べ物だとは、生まれてこの方知らなかったYO!
(続く)