つけ麺

【商品市況概況】
「ミクロ(ファンダメンタルズ)相場はいつまで」
 昨日の商品価格はアジア時間から堅調に推移していたものの、欧州時間にアイルランドの銀行の経営懸念に伴い外部からの支援が必要、との報道を受けてドル高が進行、これに伴いドル建て資産は売られることとなった。値動きは基本的にはここ最近強調しているように、ファンダメンタルズを反映した動きとなっており、非鉄金属は上昇、エネルギーは下落、貴金属は上昇、穀物も上昇、という流れになっていたがここに為替の要因が重なり上値が抑えられるという形になっている。また、夜間に発表された米経済統計の悪化も若干上値を抑える材料となったようだが、むしろ米経済統計の悪化はFRBの早期金融緩和実施を想起させるため、あまりマーケットの売り材料にならなくなっている。もし実際にFRBが金融緩和を実施すれば、流動性の市場への供給とドル安の進行で商品相場は上昇することになるだろう。特にファンダメンタルズの支援が少ないエネルギーは上昇に転じることになると言える。さらに言えばそこまではミクロ(ファンダメンタルズ)相場が続くと予想される。
 但し、もし経済統計が予想以上に悪化して、商品のファンダメンタルズの改善を吹き飛ばしてしまった場合には当然、その限りではなく相場は急落するリスクが常に残存しているということは忘れてはならない。まあ、そのリスクは折々ルービニ教授が指摘してくれるので、忘れることはないのだが...


「実は存在する穀物の急落リスク」
 目先商品相場はジリ高、特に金属類と穀物は、ファンダメンタルズからも価格上昇が肯定されるような材料が見られることから堅調な推移になると考えているが、穀物についてはそろそろ急落のリスクを考えておいた方がよいだろう。今のところ米国の収穫が特にとうもろこしが単収の低下に伴い減少する見込みとなっていることから上昇基調を強めているが、こうしたことを見込んだファンドのネット買い越しを過去最高水準まで押し上げており、単収の上昇が見込まれる大豆も買いポジションが過去最大となっている。意外に小麦は売り買いが交錯しており、ファンドのポジションは略ニュートラルとなっている。つまり、米収穫期を過ぎるあたりからのハーベストプレッシャーと相俟って大幅な下落になる可能性があるということである。但し、ロシアの生産状況の悪化がどの程度長引くものなのか、といったファンダメンタルズの要因も不安定なことから、下落後はファンド筋等の絶好の買い場になる可能性があるため、今のところ底なしの下落になるとは予想していない。

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【経済関連ニュース】
・菅改造内閣発足。
・8月独生産者物価指数 前年比+3.2%(前月比変わらず)。
・9月ミシガン大学消費者マインド指数 66.6(前月改定68.9)。
・8月米消費者物価指数 前月比+0.3%(前月改定+0.3%)。コア指数 前月比変わらず(前月+0.1%)。


コモディティ関連ニュース】
・銀は直近の高値を更新。このレポートで主張している22.5ドルを目指す展開に。
・ハリケーン「カール」は勢力を弱める。


【主要指標】
NY Dow  :10,607.85(+13.02)
S&P500   :1,125.59(+0.93)
NIKKEI225 :9,626.09(+116.59)
JPY/USD :85.86(+0.08)
USD/EUR :1.305(▲0.00)
WTI :73.66(▲0.91)
Copper 3M :7,720.00(+20:9C)
Aluminum 3M :2,180.00(+14.5:28.45C)
Nickel 3M :23,200.00(▲50:13B)
Comex Gold :1,275.90(+3.70)
Cbot Corn :513.25(+17.25)
MRA CVIX(MRAコモディティ恐怖指数):22.26(▲0.34)
MRA RMI(MRAレアメタルインデックス):310.31(+4.54)

・ユーロは対ドルで下落。またか、という話であるがアイルランドの銀行不安で外部からの支援が必要であると報じられたことが材料となった。こうなると仮にそのうわさが市場で無理に作られた材料であったとしても市場は反応せざるを得ず、ユーロ安となった。円は介入警戒感が根強く85円台での推移となっている。
日本株は上昇。海外株が上昇したことから円安を受けた買いで。米株は上昇。経済統計は悪化しているが、テクノロジー系企業決算が市場予想を上回ったことから上昇した。今のところ金融緩和観測に支えられ、悪い材料でも良く考える、という動きが見られている。



【ひとりごと】
つけ麺が好きで
六厘舎のお取り寄せつけ麺を常備している。
遅く帰ると、食べるものが用意されてないことがあるので
夜にこれを食べるのだが



年とともにだんだん夜中につけ麺を食べるのが辛くなってきた
昔は残りのスープにご飯を入れて食べたりして
食べ終わるとラーメンだけで体重が1キロ増える、って感じだったのだが。



世の中はつけ麺ブームで
池袋の大勝軒の伝統を受け継ぎ
面は太麺で大盛りがよい
という感じになっている
昔勤めていた会社のそばにあった、ばくだん屋も
細麺の辛つけ麺が売りだったのだが
太麺に変更になっていた



こう言った動きっていろいろな業界でも見られていて
ワインなんかも、ロバート・パーカーって言うワイン評論家(?なのか?)が高い点を付けるものが
良いワイン、ってことで高値で取引されるのだが
濃い味で凝縮感があるもの
が高い評価になるらしい
繊細な味を好む日本人からすると、100%同意できる評価方法ではないと思うのだが
彼の舌が業界のメルクマールになり易いので
ある意味仕方がない。
そのため、そう言った味のワインを作る人が増えたりする。



これって情報技術の進歩に伴うもので
「売れるもの」の情報が瞬時に世界中に広がる、ということの裏返しである。



って、話が逸れましたが
つけ麺も同じってことで、太麺で量が多くなってきているんですよ。どのお店も。
なので、そもそも盛りの量を少なくして
大盛り無料、にしてくれると嬉しい



え?
お取り寄せでそれは無理でしょうって?
それはそうですね...



なんて考えていたら、大盛りだったけどもう食べ終わった。
やっぱり大盛りでも良いかもしれない。
マーケティングの結果が正しいってことなんだろうか。