アキネーター

【商品市況概況】

「欧州不安後退と再燃と」

昨日の商品市場は高安まちまちとなった。パパンドレウ首相の退任を条件に連立政権樹立への道筋がついたことからギリシャの国内問題の緊張感が若干後退したことが買い材料視される一方、イタリア ベルルスコーニ首相の求心力の低下が著しく、同国の財政再建に懸念を示す向きが増えてきていることが上値を重くした。世界の経済状態は政治の対応に遅れが見られる中、引き続き調整圧力が強まる環境が継続しており商品価格も下押し圧力がかかり易い環境となっている。


エネルギーは上昇。ギリシャ問題が若干の進展を見せたことが買いの切っ掛けとなった。しかしそもそも足元の原油・石油製品のファンダメンタルズは強い。リビアの生産は回復しているとはいえ、10月の生産量は35万バレルと生産能力の20%しか回復していないことに加え、週末にナイジェリアでテロがあり53名が死亡する等、地政学的リスクの高まりが指摘されている。一方、原油価格の高止まりと、景気後退に伴う最終需要の鈍化・採算の悪化から石油製品生産者は稼働を落とさざるを得ず、結果的に石油製品価格を高止まりさせている。よって、欧州問題やその他の政治的な混乱要因に落ち着きが見られたところでは買いが入り易いようである。とはいえ、景気が調整色を強めていることや政治の対応が全く不透明なことから積極的に上値を追う展開にはなりにくいと考えられ、上値は限定されるだろう。ベースメタル価格は下落。ギリシャ問題に一定の進捗が見られたものの、イタリアの政情が不安定になっていることが嫌気された。ギリシャの主要産業が観光ぐらいしかない一方、同国は観光ももちろんであるが自動車や繊維、鉱業等が主要産業であり、いわゆる工業国であり、メタル価格に与える影響は無視できない。消費者も必要量は調達しなければならないことからメタル価格は底堅い推移が予想されるが、政局不安を映じてワイドなレンジでのもみ合いを続けると予想される。貴金属価格は上昇。欧米の金融緩和への期待が復活、2012年以降の米追加金融緩和への期待が高まる中、欧州問題が台頭していることから物色されることとなった。投資元本が確保されるわけではないため、その観点からは安全資産とはいえないものの、「貴金属は有事に物色されるもの」との見方が市場に浸透していることから流動性が確保され、実質マイナス金利が持続する環境では貴金属は物色され易い。実際11月以降、金銀プラチナのETFは管理在庫の数量を増加させている(より商品としての色彩が強いパラジウムETFは残高が減少)。QE3の期待が復活していることから、金価格は1,680〜1,990ドルのレンジでの推移になると予想される。



「イタリア情勢」

ギリシャ問題が連立政権樹立によって一定の進捗を見せている。このまま穏当に進んでくれればギリシャ問題はとりあえず一段落と言えるだろう。しかしここにきて...


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コモディティインデックス】

MRA CVIX(MRAコモディティ恐怖指数):33.23(▲0.56)
MRA RMI(MRAレアメタルインデックス):283.06(+0.00)



【雑感】

iPhoneで「アキネーター」というアプリがある
ランプの魔人が出てきて
質問に答えていくと、頭に思い浮かべた人の名前が分かる
というもの。

自分でやってみたら
相当、あたる。
大好きな仲間由紀恵は確実に当てた。


あまりに面白いので、カミさんにやらせてみた。
しかし...


「全然当たらないわよ」


とのオコトバ。
そうなのかなぁ...結構当たったんだけどなぁ
で、聞いてみた


「誰にしたの?」
アッキーナユッキーナ


...それは本名ではなく、あだ名です。