【商品市況概況】
「米重要統計発表を控えて方向感乏しく」
昨日の商品市場は重要統計を控えて方向感の乏しい展開となった。ADP雇用統計が市場予想を下回る等、この数日間発表されている経済統計は市場予想を下回るネガティブサプライズなものが多い（事実米国のサプライズ・インデックスは急速に低下している）。よって昨日の週間失業保険申請件数に注目が集まっていたが、昨日に関してはポジティブサプライズな内容であったため、一時的に買い材料となった。しかし、バーナンキ議長の欧州ソブリンリスク懸念発言などをきっかけに水準を切り下げ、その後QE3の可能性を否定しなかったことから最終的には金融面のサポート期待で下げ幅を削る展開となった。結局今晩発表の重要統計を控えたポジション調整の動きが主であったとまとめることができるだろう。
エネルギー価格はWTIが下落、Brentが上昇した。値動き自体にWTIとBrentに大きな差はなかったが。QE3期待で相場水準が戻る中ではよりファンダメンタルズの強いBrentの上げ幅がWTIよりも大きかったためこのような結果となった。今後に関しては、イランを巡る緊張が和らいでいること、米在庫統計などのミクロファンダメンタルズが悪化していること、冬場の終了が近いことから総じて軟調な推移になるとみている。一方で米国のQE3が否定されていないことが、エネルギー価格の下落余地を限定させることになると予想される。ベースメタルは下落。温家宝首相の中小企業向け対策強化発言などもあって強含み推移していたが、その他の商品と同様にバーナンキ議長の欧州懸念発言を受けて下落、その後QE3期待で値を戻す展開となったが前日比を上回れずに引けた。今後に関しては年初からの価格上昇が顕著であったことに伴う割高感が強いことから、利益確定売りに押されると予想している。但し金融面のサポートが期待できることから下値余地は限定されることになるだろう。貴金属は上昇後下落。材料はエネルギーやメタルとほぼ同様である。今後に関しては、金価格がさらに高値を試すためには量的緩和の実施が必須であり、今のところ欧米ともその可能性は低いことから現状水準での推移が続くことになるだろう。一方でファンダメンタルズの強いPGMは特にプラチナが金価格との値差を埋める形で上昇することになると予想している。
「割高・割安の議論」
足元の商品市場は、経済統計や政府当局の対応が不透明であることから方向性が出にくい展開が継続している。米国については経済統計は良好なものが多いが、住宅セクター等は引き続き景気回復の足かせになっていることが確認されている。欧州は製造業の統計が回復（といっても製造業国であるドイツの1人勝ちとも言えなくない）しているものの、ギリシャの．．．
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【コモディティインデックス】
MRA CVIX（MRAコモディティ恐怖指数）:26.19(+0.17)
MRA RMI(MRAレアメタルインデックス）:265.48(+5.31)
【雑感】
皆様お待ちかねの
「MRA版冷静と情熱のあいだ」
とうとう最終回です。
（第二回も企画中ですが、来週の木曜日に間に合うかはちょっと不透明です）。
「映画を観終わった二人〜直弘の場合」
今回の映画企画はそれなりに面白かった。映画自体の感想は避ける。
この映画の後に2人で食事をし、映画に関する議論をしたのだが
基本的に2人とも全く映画に感情移入できていない
私「俺はそもそも深田恭子より、木村多江の方がいいんであり得ないんですけど」
津「私は渡辺健じゃなきゃあり得ない」
私「でも、渡辺健が主役だったら、きっと最後のシーンは「世界を救ってくる」みたいな感じになって
きっと最後のシーンは「世界を救ってくる」みたいな感じになって、奥さんも娘も不倫相手も泣いて見送る
みたいな映画になるぜ。バットマンも出てきて」
津「そうか．．．それで岸谷五朗」
私「デートのシーンはでも懐かしいなぁ。昔は意味なく横浜でデートしてたから」
津「学生の頃ですか」
私「そう」
津「バブルですね。私たちの世代は、家で彼女と2人でこたつでミカンが定番のクリスマスです！」
私「時代が違うんだよなぁ．．．。でもああいう無駄なお金と時間の使い方、必要だと思うんだよね．．．」
結局男女が共有できる題材を扱った映画を見るってのは、それなりに響き合って面白い
ということが分かりました。
まぁ。今まで映画を見て感想文を書く、なんてことしたことないですから。
ってことでまた2人で観に行ってきます。
次は
かな。
（惜しまれつつ？連載終了）
