Kちゃんの笛

【商品市況概況】

「ドル安進行で総じて堅調」

【昨日の市場動向総括】

昨日の商品市場は非鉄金属やその他農産品、貴金属などが上昇、エネルギーが下落した。企業決算などを背景に株が堅調にしたことで再び市場参加者のリスクテイク意欲が回復、ドル安が進行したことが材料となった。

エネルギーはこのコラムでも主張しているように景気はそもそも循環的にピークアウトしているため調整圧力が強く、水準を切下げる展開。ごく短期的には米政府の価格抑制策に注目が集まっているが、それほど顕著に価格を押し下げるような対策が打ち出されるとは考え難い。

一方、一昨日はベラルーシのガス供給強制停止発言で上昇した天然ガス価格に関しては、欧州の気温低下が始まったことを受けて高値圏での推移となった。そもそも在庫の水準が低い中で需要増加観測が高まっているため、やはり発電燃料価格の冬場の上昇リスクは警戒が必要である。


なお、COP26を「材料」に、環境分野で米中が歩み寄りをみせ、16日に対談が行われるようだ。これは正直中国からすれば「してやったり」の状況であり、支持率低下にあえぐバイデン政権が中国とのチキンレースに負けた可能性はある。

この場合、来年の中間選挙共和党が勝利する可能性を高めるものであり、さらにバイデン政権が追い込まれた感は否めない。

 

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【雑感】

【Kちゃんの笛】

家にいることが増えたのだが
娘がリコーダーの練習をしている

私も小学校の頃やった。
なぜか、2人組でペアになっていて
曲目が10曲ぐらいあって
ミスなく引けるとハンコを1つもらえるルールで
上の楽曲になると上のパートと下のパートに分かれ
きれいにハモれるかどうかも試される
(この場合のハモるって表現はあってるのか?)

で。

それは小学生の頃の話で
中学か高校の頃の音楽の時間にも
なぜか、リコーダーの試験があった。
2週間にわたり、1人1人前に出て笛を吹くのだ
今から思うと、明らかに音楽の先生がサボっていたと思われる
音楽の授業を真剣にやられると
男子校の場合は相当つらいので、それはそれでいいんですけど。

で。

その中に、K君という、剣道部にいたガタイのいいヤツがいた。
あまり面白いことを話すでもなく
ぼくとつとした感じで、とても笛が上手そうな感じがしない
で、期待にたがわず上手くない
いや、別に「俺の方が上手いし」っていうレベルじゃなくて
本当に音があっていないのですよ

例えようがないんですが

「ドレミファソラシド」

って吹いても、この世のものとは思えない
不思議な音階が出てくるのですよ

すごく簡単に言えば
リコーダーの後ろの親指で押さえる穴
あの穴を少しだけ開けて吹くと、ピーって高い音が出るじゃないですか
彼の笛はすべてその音が出るのです
ばらばらの音階で。

で。

普通の人間であれば「音が違う」ということで気にして
正しい音がするまで練習するはずですが
彼はそれに気づいているのかいないのか
全く直さないのだ。
もう、なんというか、呪いの音楽というか
壊れたパソコンから出てくるような音が5分ぐらい奏でられるわけですよ
当然、全員が笑ってしまう(しまった今も思い出して笑えてきた)

それを見ていた音楽の先生が

「こらッ!!Kが一生懸命吹いているんだから笑うんじゃないっ!!」
「先生、笑ってますよ!」
「笑ってないよ!!!」

という感じ。
この声を聴いてもK君は全くたじろぎもせず
誰も想像していないタイミングで演奏が終わった

私「Kちゃん、笛の音おかしくない?」
K「壊れてるんだよ、これ(笑←初めてここで笑った)」

いや...みんな知ってるよ、壊れてるの。。
しかし、この呪いの曲はどうやって練習したんだろうか?
普通音があってるか、確認しながら練習するもんだけど。

「どこの穴を抑えるかを暗記して、その通り指を動かした」

マジすか。
もはやその覚えた指使いがあっているかどうか、全くわからない。
もう彼とは連絡を30年以上取っていないので消息は不明だが
もし結婚して子供がいたら

「パパ、リコーダーを教えて」

といわれる瞬間があったはずだ。
その時、彼はどうしたんだろう...?
と、思うと結構笑っちゃって、夜も眠れません。