歳をとるって

(市況)

昨日の相場は原油・石油製品は続落した。米在庫統計は予想以上にガソリン在庫が増加したため、売りが出た様子である。ただイラン問題は一旦棚上げになっただけなので、まだ材料としては残っており、「安心して売れる」環境ではないようだ。暫くはこのレベルで一進一退だろうか。

非鉄金属市場は銅・アルミ等が上昇し、ニッケルなどは下げた。NY時間にはいってインデックス系のファンドが売り込んでくるかと思われたが、米株の復調などの支援材料もあってむしろ絶好の押し目買いのタイミング、と捉えられたようである。やはり暫くは強い状況が続くことになろう。

(ひとりごと)

 電車や車に乗っている時に、カミさんに「あなた歳を取ったわね」ともう20年も連れ添った夫婦のようなことを言われることがある。なぜか。

 私、ハンガーにつかまってしまうんですよね。タクシーとかの中で。そもそもハンガーって名前でしたっけ。それすらも忘れてしまいましたが。え?電車の中でつり革につかまるのは普通だって?そうですよね。でも2つ掴ってしまうんです。椅子に座ってるときも、手すりに掴っちゃうんですよね。分かってるんです。若い人はしないって。

 でも何であれは楽なんだろうか?

 若い頃は全く想像もつかなかったが、つり革に掴ったまま眠ることも可能である。恐らく背筋や腹筋が弱くなってきているので、掴っていると楽である、ということなんだろう。

 これ以外にも歳を取ったと思う瞬間は、例えば暑いとき、窓を開けて風が吹き込んだときに「いい風だ」とか言ってしまうときとか、「最近は暖かくなってすごし易くなりましたね」とか挨拶してしまうとき。季節の移り変わりを肌で感じている、と言えば聞こえはいいが、単純に体が気候の変化に対応しきれず、そういったものに嫌でも感動してしまっているだけなんだろう。多分。

 ということもあり、最近は、車でもハンガーに掴らず、電車でもつり革の使用は1つに控え、風が吹いても何もしゃべらず、暖かくなったことに喜びを感じないようにしている。

 と、いうことをやって電車で新聞を読んでいたら...

後ろに転んで他の乗客の上に座ってしまいました。朝から...

 もう、二度とこの電車には乗れない....。

 ヒルズの時に続いて教訓。やはり慣れないことをしてはいけない。