酒が飲める音頭

(市況)

 原油・石油製品相場は続伸。期初の新規ファンドの買い圧力強い。UAEハミリ石油相「どうすれば価格が下落するか、と聞かれれば、我々にできることは何もない」とやや投げやりな発言があったことも相場の上昇の要因になったようだ。一応WTIは68㌦の心理的レジスタンスラインを抜けきれずにジレている状況。ガソリンは200㌣を抜けるか否かが今後の課題になろう。

 非鉄金属は上昇し、銅・亜鉛は史上最高値をあっさりと更新。銅はミャンマーのIvanhoe Minesが4月5日から操業再開したものの「生産量は当初予定の半分に」とコメントしたことも相場を下支える要因となった。兎に角Q106のパフォーマンスが良かった非鉄金属・貴金属に順バリのファンドが資金を投入しているようである。暫く非鉄金属は上値探りの展開が続くことになりそう。今日はさすがに週末なので、石油・金属とも調整売りで下落すると思うけど。

(ひとりごと)

さて。今年は桜が大分長持ちしたみたいだ。咲くのは早かったが、咲いた直後に気温が低下して開花の進捗が遅くなったのが原因のようである。それに加えて例年に比べて雨が少なく、風も弱いやに思う。いずれにせよ、新入社員・新入学生が桜の花咲く中、新しい生活をスタートできたことは非常に良かった。

桜といえば花見で一杯。古くは花見とえば、中国から渡来した梅をめでるものであったが、平安以降になって桜に花見の対象が移行したのだそうだ。いずれにせよ日本人は何かにかこつけて酒を飲みたがる民族なんだなと思う。「酒が飲める音頭(バラクーダ:1979年)」という歌すらある(歌詞は他のサイトでご確認を)。


 言い訳しながら酒を飲む。肝臓が小さい日本人のかわいいところだと私は思う。
酒量の少ない女性からすれば「ハメを外して飲める」良い言い訳になる。この前会社帰りに、近所の花見の名所をふらふら歩いたら、青いビニールシートに包まって女の子5人が酒を飲んでいた。そこまでしなくても....ホームレス仲間が拾ったワンカップを飲んでいるみたいだ。

「寒いね」
「寒い」
「何でこんなところでお酒飲むんだろう」
「そうだよね」
「この食べ物もどんどん冷たくなっていくし」
「.....そうだね」

ちっとも楽しそうではなかった。かわいそうになってきた。
もっと暖かいところで、暖かいものを食べればいいのに。
やっぱり、「桜が咲いているところを通過して、数分間桜を楽しんだ後、普通のお店で食事をする」ので充分な気がするのは、私だけだろうか。