タイの楽しいご旅行は-その13

(市況)

「総じて下落」
 昨日の商品市場は下落した。エネルギーは引き続きアーネストが勢力を弱めたことが材料視され、非鉄金属も米消費者信頼感指数の悪化を材料に売られた。全体的に目立ったニュースがない中、米景気の減速懸念に市場の注目が移りつつあるようだ。だが、各商品とも在庫の水準が高いというわけでもなく、アクシデント発生時の価格急騰リスクが常に残存すること、米金融政策の変更の可能性が低下した今、9月初に短期的な値ざや稼ぎを目的としたファンドマネーの流入が期待できることもあり、積極的に下値をうかがう、という展開にもなり難いと考える。
 このまま商品価格が「緩やかに」下落してくれればFRBが当初期待していたとおりの相場展開となり、金利を無理に引き上げて経済がオーバーキルとなる可能性が低下するため、個人的にも嬉しいのだが(もう日本の景気が腰折れして苦しい状態に戻るのは嫌ですものね...)。

(ニュース)

アフマディネジャド大統領「核開発はイランの権利。これを何人も侵すことはことはできない」
・8月米消費者信頼感指数 99.6(107.0(速報比+0.5))、市場予想102.7
FOMC議事録要旨)
 ・コアインフレ率は徐々に低下する可能性高い
 ・住宅部門の見通しは全体的に著しく不透明
 ・エネルギーや借り入れ増加が個人消費を抑制
 ・小売売上高の減少が続けば、設備投資削減も

・BPはガソリンと原油価格の価格操作に関する疑惑で米当局の査察を受けている最中。
・BP Prudhoe Bay油田の生産は200KBDに回復。
ベネズエラオリノコ川流域の重質油プロジェクトの税金(石油収益税)を34%から50%に引き上げる法案を可決。同地区にプラントを保有するエクソンシェブロン、コノコ、BP、トタル、スタイトルが影響を受けることに。尚、同法案には、新規投資を対象とした8%の収益税控除と環境保護税10%控除の優遇措置撤廃も含んでいる。

(ひとりごと)

翌日は珍しく晴れた。ソムチャイが迎に来ている。
近くの何とか島(名前を忘れた)にマリンスポーツをやりに行く。
具体的にはパラセイリングとスノーケリング。
以前、雑感で披露したが、私はロクに泳げない。

パラセイリングは、モーターボートから離陸し、その後ビーチに着陸する、というもの。
タイ人スタッフが一生懸命説明する。カタコトの日本語で。

「赤いハタ、あげたらヒモ、引っ張る」
「白いハタ、あげたらヒモ、放す」

この2つだけでコントロールできるのだからビックリである。
まずは山口から。無事離陸し、無事着陸した。

次は私の番。
しかし、パラセイリングって、凄い高さまで上がるんですよね。
地面にいる人があっという間に米粒ほど(極端か)の大きさになる。
そろそろ着陸の時。ビーチにいるタイ人が赤いハタを上げたり、白いハタをあげたりしている。
が。どうも思ったようにコントロールできない。
こっちも何がなんだか分からなくなってきた。
向こうも必死だ。なにせ、ちょっとビーチから内陸よりはジャングルなのだから。

タイ人も叫んでいるが、何がなんだか分からなくなっている様だ。
しまいにはハタは投げ出し、全員で、叫んでいる。

「赤いハタ白いハタ、引っ張る引っ張る!!(隣のタイ人は)ハナセ!ハナセ!!」
「ヒモ、赤いヒモ、白いハタは放す!!赤もアリマス」
「アブナイー!」

もう、無茶苦茶である。
目前には樹木が迫り、激突寸前である。
そのとき走馬灯現象で、いろいろなことを思い出した。
産まれてからのこと、小学校の徒競走でビリだったこと...。
「ここで俺の人生も終わるのか。『卒業旅行の大学生、死の空中飛行』とかかかれて...」

と思ったそのとき、ボートが沖にでて、再度パラセイリングが上昇を始めた。
まさに危機一髪。
その後、どうにかこうにか着陸できたが、もう二度とパラセイリングはやらない、と心に誓った。
ふぅーーーーーー。
と、危機一髪の余韻を残しつつ、明日に続く。
(続く)