フレンチトースト

(経済関連ニュース)
・日銀、政策金利を据え置き。
・10月ユーロ圏消費者物価指数速報 前年比+2.6%(前月+2.1%)、市場予想+2.3%。インフレ懸念が高まっている。ECBのオペレーションは更に困難に。
・米MBA住宅ローン申請指数 前週比+3.8%の681.7、購入指数▲0.7%の412.9、借り換え指数+9.2%の2,249.0。
・10月仏消費者信頼感指数 ▲22(前月▲21)、市場予想▲22。
・Q307米雇用コスト指数 前期比+0.8%(前期+0.9%)、市場予想+0.9%。
・Q307米実質GDP速報 前期比年率+3.9%(Q207 +3.8%)、市場予想+3.1%。個人消費や設備投資、輸出が堅調。住宅セクターはマイナスに。
・10月シカゴ購買部協会指数 49.7(前月54.2)、市場予想53.0。節目となる50を下回ることに。
・9月米建設支出 前月比+0.3%(前月改定▲0.2%(速報比▲0.4%))、市場予想▲0.5%。
FOMC声明要旨「FOMCFF金利の誘導目標を25bp引き下げ、4.5%にすることを決定した。Q307の経済成長は堅調で、金融市場の混乱に伴う圧迫がいくらか緩和された。
 但し景気拡大のペースは住宅部門の調整本格化を背景として短期的には減速する可能性が高く、今後の金融市場の混乱が景気に与える影響を軽減し、経済成長を
緩やかなものにするのが目的。コアインフレの数値は落ち着いているものの、エネルギー価格の上昇などによるインフレリスクが残存するため、慎重に見守っていきたい」

穀物市場サマリー)
・大豆は上昇。一昨日、10日移動平均線のサポートラインでサポートされていたこともあって、ドル安の進行に伴い買いが入った。
・小麦も下落。ドル安はあったものの、チャート的に上値を追いにくい環境であったこともあり、800㌣と10日移動平均線のレンジワークとなった。

非鉄金属関連ニュース)
・貴金属は上昇。金は取引序盤からユーロ高の進行を受けて上昇していたが、FOMCでの利下げが確定すると上げ足を速めた。10日移動平均線のサポートラインが意識
 された。銀・プラチナ・パラジウムも、米GDPが好調であったことやドル安の進行を受けて上昇している。
・Antfagasta はQ307の銅生産が20%減少し、100.6KMtになったと発表。前年同期は126.4KMt。年間の粗銅生産は423KMt(当初計画449KMt)

(エネルギー関連ニュース)
・米在庫統計市場予想 原油▲3.9MB、ガソリン+1.3MB、ディスティレート+0.8MB、稼働率▲1.0%(詳細は統計サマリー参照)。
・Petroleos Mexicanos(Pemex, メキシコ国営の石油会社)は引き続き通常よりも300KBD生産減少。
・Petroplis Coryton製油所(172KBD、イギリス)火災のためFCCが停止。
Marathon Catlettsburg製油所(245KBD、 ケンタッキー、P2)、メンテナンスから回復し再稼動。
・Lyondel Chemical Houston製油所(268KBD、テキサス、P3)、稼働率が通常レベルに。

(商品市況概況)
「上昇」
 昨日の商品価格は総じて上昇した。米GDPが予想を上回る内容であったことや、FOMCの利下げに伴うファンドの動きの活発化、ドル安の進行が材料視された。但し景気の先行きは決して明るいものではないため、この上昇は強いファンダメンタルが背景にあるとしてもやや行き過ぎの感は否めない。そのため、引き続き各国の経済統計と、中央銀行のオペレーションに注目せざるを得ない環境が続くことになろう。
 今後については中期的には米国経済がハードランディングするのか否かがポイントになり、長期的には米国経済の悪化にどこのタイミングで歯止めがかかるか、がポイントになる。

(非鉄金属)
 昨日の銅価格は下落した。欧州時間の早朝からFOMCを控えたポジション調整と思われる売りに押され、100日移動平均線のサポートラインをトライする動きとなったが、NY時間に発表された米経済統計が概ね好調な内容であったことから上昇し、10日移動平均線レジスタンスラインをトライする展開となった。しかしながら銅在庫の大幅な増加(主に米国と欧州)もあり、引けに掛けては売り込まれた。LME在庫は+6,225Mt増加、(FSCは3.3日)、(キャンセルワラント率は0.8%)。売買高は5,075枚(※現時点で確認できる前日の3Mの出来高)。イールドカーブは全ゾーンパラレルに低下した。C-3は5㌦バックとバック幅を拡大した。
 昨日の亜鉛価格は下落した。米GDPの好調やFOMCを受けたドル安の進行で下げ幅は限定されたが、LME在庫の大幅な増加(Rotteram, Dubai)を受けて軟調な推移となった。LME在庫は+5,200Mt増加、FSCは2.2日(キャンセルワラント率は6.9%)。売買高は3,647枚。イールドカーブは期先がLME在庫の大幅増加もあって極端に低下しベアフラットニング。C-3は19㌦コンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。
 昨日の鉛価格は上昇した。ドル安の進行やLME在庫の減少が好感された。チャート的には10日移動平均線と30日移動平均線が重なる3,600㌦を上回って寄り付いた後、終始堅調に推移した。LME在庫は▲75Mt減少、(FSCは1.7日)在庫水準の低さ(キャンセルワラント率は0.5%)を背景に、ファンダメンタルの強さに代わりはない。売買高は1,456枚。イールドカーブは全ゾーンパラレルに上昇している。C-3は23㌦バックとバック幅を拡大した。
 昨日のアルミ価格は上昇した。LME在庫の減少(アジアで減少、マレーシア・米国で増加の結果、ネットで減少)したこと、米在庫統計を受けて石油価格が上昇したこと、米GDPの好調、FOMCの利下げに伴うドル安の進行、米住宅関連統計が市場予想を若干上回ったことなど、買い材料が目白押しだったことから一昨日下回った10日移動平均線のサポートラインを回復することとなった。LME在庫は▲900Mt減少、(FSCは8.9日)しているが、需給は他非鉄金属と比べてタイトではない。(キャンセルワラント率は4.1%)。売買高は9,893枚。イールドカーブは全ゾーン上昇しているが、中期近の上昇幅が大きい(上に凸に)。C-3は52㌦コンタンゴコンタンゴ幅を拡大した。
 昨日のニッケル価格は上昇した。欧州でLME在庫が増加していることもあり、取引序盤は軟調に推移していたが、米GDPの好調やドル安の進行を受けてジリ上がりとなり、100日移動平均線レジスタンスラインを上回ったところから上げ幅を拡大、32,000㌦を上回って引けた。100日移動平均線の大きなレジスタンスラインを上抜けするには材料不足であると考えていたが、米GDPが予想よりも良い内容であったことが好感されたようだ。LME在庫は+180Mt増加、(FSCは9.5日)、キャンセルワラント率は2.3%。売買高は893枚。イールドカーブは全ゾーンパラレルに上昇。C-3は360㌦コンタンゴコンタンゴ幅を拡大した。
 昨日の錫価格は上昇した。但し、新規手がかり材料に乏しい中、高値で寄り付いた後、米統計や他非鉄金属価格の変動を受けて高値でもみ合い推移した。但しLME在庫がシンガポールで比較的まとまったロットで増加したこともあって前日比マイナスとなった。LME在庫は+235Mt増加、(FSCは12.8日)、キャンセルワラント率は2.42%。売買高は323枚。イールドカーブは全ゾーンパラレルに上昇した。C-3は180㌦コンタンゴと前日と変わらず。

(エネルギー)
 昨日のNY原油は大幅に上昇した。朝方発表された米GDPが市場予想を上回る内容であったことや、FOMCでの利下げを織り込んだドル安の進行で強く推移していたが、米在庫統計が原油にとってきわめてブルな内容であったことから大幅に上昇することとなった。米利下げに伴い、ファンドマネーも更に買いを入れやすくなったと見られる。イールドカーブは全ゾーンパラレルに上昇。Brentも統計発表直後に上昇し、とうとう90㌦を上回ることとなった。イールドカーブは全ゾーンパラレルに上昇している。
 石油製品も大幅に上昇。米統計は下記のとおり石油製品にとってベアな内容であったが、原油価格の上昇や米経済統計の好調、ドル安といった副次的な要因も重なり、英製油所の火災といった材料もあって大幅に上昇することとなった。イールドカーブは全ゾーンパラレルに上昇。ヒーティングオイルも上昇。ガソリンと相場展開は略同じで、在庫統計発表直後に大幅に上昇することとなった。イールドカーブは期近を中心に全ゾーン大幅に上昇した。ICEガスオイルも上昇。イールドカーブは期近を中心に全ゾーン上昇している。

(ひとりごと)
フレンチトーストが大好きである。
最近は寄る年波に勝てず、甘いものを食べるとすぐに体重に出てしまうので、甘いものを食べないようにしているのだが
フレンチトーストだけは時々むしょうに食べたくなる。
名前もいいですよね。フレンチトースト。
昔は、フランス人は必ず朝飯にこれを食べると思っていた。
なんとなく異国の香り、シャンゼリゼの香りのする高貴な食べ物に思える。

我がオフィスに入っているタリーズでは細切れにしたフレンチトーストを売っているが
出来れば皿に載って湯気が上がっているやつがいい。
作り方はそれほど難しくないらしい。

まずはパンを食べたい大きさに切り
牛乳に卵・砂糖を溶いたやつに浸し
バターを引いたフライパンで焼く

だけである。
好みによるが、牛乳にバニラエッセンスをたらしたり、仕上がりにシナモンないしは粉砂糖を振って出来上がり。

食べるときにハチミツかメープルシロップを掛けて食べるが
個人的にはメープルシロップが好き。

しかし自分で作り方を書いていて思ったが、なんとカロリーの高いことか。
でも、こういった危険な食べ物ほど、おいしいんですよね。
会社のそばのレストラン街でお昼に売っている「こてこてソースカツどん」も、フレンチトーストとは大きく違うコンセプトの食べ物であるが、やはり美味しい。

ああ、書いていたら今日も濃い食べ物が食べたくなってきたな...