ラーメン構造

(経済関連ニュース)
・10月中国鉱工業生産 前年比+17.9%(前月+18.9%)、市場予想+18.5%。
・Q307インドネシアGDP 前年比+6.5%(前期+6.3%)、市場予想+6.2%。アジア危機以降最大の高成長に。
・10月独CPI確報 前年比+2.7%(前月+2.7%)。インフレ目標を上回る。
・10月英小売売上高 前月比▲0.1%(前月改定+0.3%)、市場予想+0.1%。衣料品や食料品の売上減少が響く。
・10月ユーロ圏消費者物価指数 前年比+2.6%(前月+2.1%)。食料品とエネルギー価格の上昇で。
・米週間新規失業保険申請者数 前週比+20千人の339千人(前週改定319千人(速報比+2千人))、市場予想320千人。
・10月米CPI 前月比+0.3%(前月+0.3%)、市場予想+0.3%。コア指数 前月比+0.2%(前月+0.2%)、市場予想+0.2%。ニュートラルな内容か。
・11月米フィラデルフィア連銀指数 8.2(前月6.8)、市場予想5.0。
・米国株式は続落。損失懸念でウェルズファーゴファニーメイが売られる。ドルは対ユーロで上昇、対円で下落。

穀物市場サマリー)
・大豆は続伸。但し前日比プラスで寄り付いた後、エネルギー価格の下落やドル高の進行が嫌気され上げ幅を削る展開。
・トウモロコシは下落。ドル高の進行を嫌気しジリ下がりの展開であったが、10日移動平均線のサポートを割り込んだことでテクニカルに売りが嵩んだ結果。
・小麦は小幅上昇。オクラホマカンザスでのウィンターグレードの生育の遅れ等で、買いが入った。但し10日移動平均線レジスタンスは上回れず。

非鉄金属関連ニュース)
・貴金属は急落、一昨日10日移動平均線レジスタンスを上抜けできなかったことから、ドル高の進行やエネルギー価格の下落もあって30日移動平均線のサポートラインまで水準を切り下げる動きとなった。銀も連れ安。プラチナも急落。南アの供給懸念はあるものの、金の急落やドル高もあって10日移動平均線レジスタンスを下回って寄り付いた後、水準を切り下げる展開となった。
・2004年以来最大の地震が発生したチリであるが、目だった被害が報告されずEscondida、Cerro Colorad, Spence, Collahuasiといった鉱山は稼動を再開した。

(エネルギー関連ニュース)
・米在庫統計 原油+2.8MB、ガソリン+0.7MB、ディスティレート▲2.0MB、稼働率+0.5%
・Shell Nigeriaのオイルパイプラインが武装勢力の攻撃を受ける。こういった状況が継続していることから略四半期にわたり、500KBDの生産減少となっている。
・OPEC11月月報 Q407の世界需要の増加見通しを+1.68MBD(前回発表時比▲90KBD)に下方修正。北米の暖冬や石油製品価格の高騰が輸送需要を抑制するため

(商品市況概況)
「下落」
 昨日の商品価格は軒並み下落した。エネルギーは昨晩の在庫統計がベアな内容であったことやドル高の進行で調整、非鉄金属チリ地震の影響が軽微であったことから手仕舞い売りに押された、貴金属はドル高を嫌気して売られ、ソフトはまちまちな展開であった。
 小職の所感であるが、株の調整を受けて投機資金が流入する動きはそろそろ終盤に差し掛かっているように思う。下のパフォーマンスグラフを見ていただいても分かるが、殆どの商品がここ数日の間に頭打ちとなり、下値を探る動きになっている状態が明らかであろう。やはりサブプライムに端を発する景気減速・信用収縮の影響は小さくなく、各金融市場に徐々に悪影響を及ぼしつつあるようだ。徐々に、債券や現金での保有、といったネガティブな形での質への逃避が起きる可能性があることは念頭においておいても良い時期に来たと考えている。基本、景気減速に伴う需要減少で商品価格は下落すると考えてはいるが、一方で新興国のインフラ整備に伴う一次産品需要、近代化に伴うエネルギー需要が急に鈍化する可能性も低く、下げ幅は限定されるとの見方には変更はない。

(非鉄金属)
 昨日の銅価格は大幅に下落した。取引序盤はチリ地震の余波で200日移動平均線レジスタンスラインをトライする動きとなったが、ドル高の進行とチリの地震の影響が殆どなかったことから一気に手仕舞い売りの動きが加速した。同様に中国の鉱工業生産の伸び率が鈍化したことやインド・ブラジルといった新興国株が調整していることに加え、上海株も徐々に売られていることもマインドを冷やした。LME在庫は+525Mt増加、(FSCは3.6日)、(キャンセルワラント率は0.7%)。昨日は欧州で在庫が減少、米国で在庫が増加している。売買高は12,258枚(※現時点で確認できる前日の3Mの出来高)。イールドカーブは期近を中心に低下し、フラットニングが継続している。C-3は32㌦コンタンゴコンタンゴ幅を拡大した。
 昨日の亜鉛価格は下落した。取引序盤こそ、前日のチリ地震の影響で10日移動平均線レジスタンスをトライする動きとなったが、主要鉱山が再稼動をはじめチリ地震の被害が軽微であったこと、新興国株の調整、ドル高の進行といったマイナス材料が重なり一気に水準を切り下げた。LME在庫の減少は取引後半は殆ど材料視されていない。LME在庫は▲350Mt減少、FSCは2.6日(キャンセルワラント率は5.8%)、昨日は一昨日同様、シンガポール、ドバイ、マレーシアで在庫が減少している。売買高は4,360枚。イールドカーブは期近がを中心に大幅低下した。C-3は5㌦バックとバック幅を縮小した。
 昨日の鉛価格は下落した。チリ地震の影響は直接関係ないのだが、銅価格・亜鉛価格が下落したことがセンチメントを悪化させたようだ。但しファンダメンタルの状況に全く変化がないこともあって引き続き一目均衡表と50日移動平均線の重なる3,500㌦近辺でうろうろしている。LME在庫は前日比変わらず。(FSCは1.9日、キャンセルワラント率は4.8%)。売買高は1,174枚。イールドカーブは全ゾーンパラレルに低下している。C-3は38㌦バックとバック幅を縮小した。
 昨日のアルミ価格は下落した。ドル高の進行やエネルギー価格の下落が嫌気された。この結果、再び100日移動平均線のサポートラインを下回って引けることとなった。足元100日移動平均線を挟んでもみ合いが続いているが、まさに「中期的な上げ局面に入っているのか、調整局面に入っているのか」市場も決めかねていることの証左であろう。LME在庫は▲2,175Mt減少、(FSCは8.9日)。シンガポール・米国で増加し、韓国で減少した。(キャンセルワラント率は3.0%)。売買高は9,653枚。イールドカーブは期先は全く動かず、期近のみ大幅に下落しベアスティープニング。C-3は48㌦コンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。
 昨日のニッケル価格は下落した。新規材料に乏しい中、34,000㌦ラインを上抜けできなかったことや、LME在庫の増加が継続していること、新興国株の調整といった、マイナス材料が多かったことから、結果的に水準を切り下げることとなった。足下、100日移動平均線をサポートラインとして比較的高値での推移が継続している。LME在庫は+18Mt増加、ロッテルダムで増加、英国で減少している。(FSCは10.4日)、キャンセルワラント率は1.4%。売買高は1,514枚。イールドカーブは全ゾーンパラレルに低下している。C-3は330㌦コンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。
 昨日の錫価格は大幅に下落した。ドル高の進行やLME在庫の大幅な増加が嫌気された、そもそも一昨日の価格上昇が行き過ぎの感があったことから、調整売りが入ったものと考えられる。錫価格は一貫して水準を切り下げ、引けに掛けて下げ幅を削った。インドネシアからの生産回復の遅れの影響は大きいとは思うが。錫は引き続き新規材料に乏しい中、10日移動平均線を挟む展開が継続している。ある意味、一連の株価変動の影響を受けていない非鉄金属の1つである。LME在庫は+200Mt増加、シンガポールで増加している。(FSCは13.0日)、キャンセルワラント率は1.53%。売買高は94枚。イールドカーブは全ゾーン低下している。C-3は180㌦コンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。

(エネルギー)
 昨日のNY原油価格はNY時間に下落した。取引序盤は一昨日の上げを受けて上値を探る展開となったが、10日移動平均線レジスタンスラインを上抜けできなかったところに予想を上回る原油ベアの統計が発表されたことで、下落に転じた。しかしながら下値では買い圧力も強く、引けに掛けては下げ幅を削る展開となった。イールドカーブは全ゾーンパラレルに低下している。Brentも略同じ相場展開で小幅低下。イールドカーブは全ゾーンパラレルに低下。
 石油製品も下落。RBOBは予想外の在庫増加となったことから、統計発表直後に大幅に水準を切り下げた。イールドカーブは全ゾーンパラレルに低下。ヒーティングオイルも原油下落を受けて下落。但し、こちらは在庫統計がブルな内容であったことから下げ幅は限定された。イールドカーブはパラレルに低下している。ICEガスオイルも下落。こちらも統計発表を受けた原油の下落で水準を切り下げたが、やはり域内供給の遅れから下げ幅は限定されている。イールドカーブは期先の下げが顕著であった。

(ひとりごと)
ボジョレーヌーボーが解禁になりましたね。
一応飲もうと思って、注文しておいたんですが留守宅ボックスに入れたまま、とり忘れてしまった。
まったく解禁の意味がなかった。

さて。

一応理科系なので、一回勉強したことがあるんだが
久し振りにこの言葉をテレビで見た。

ラーメン構造

...これって、建築用語なんだが、いったいどういう構造なんだろうか?
名前的には非常に不安定な仕組みのように思える。
宅建材が縮れているような気もするし。
何だか細くて、ふらふらしていそうだ。

やっぱりどうしたってあのラーメンの方しか頭に浮かばないんだけどさ。
絶対みんな、特に理科系でない人々は、何だ、ラーメン構造って、って思っていると思うよ。
え、そんなことないですか。そうですか。