デパート人間模様

(経済関連ニュース)
・11月米非農業部門雇用者数 前月比+94千人(前月改定+170千人(速報比+4千人))、市場予想+80千人。失業率4.7%(前月4.7%)、市場予想4.8%。
・11月米平均時給 前月比+8?(+0.5%)、前年比+3.8%。
・12月米消費者マインド指数速報 74.5(前月76.1)、市場予想75.0。
・米国株はダウが堅調、NASDAQ、S&Pは下落。米雇用統計が予想よりも強い内容であったことから利下げ観測が後退したことから。ドルは対円で上昇、対ユーロでは軟調に推移。

穀物市場サマリー)
・大豆は大幅上昇。南米の生産地の天候不順やドル安を受けて上昇。ずっと上抜けできなかった11?を上回ったところから上げが加速、大幅高となった。
・トウモロコシは続伸。大豆高・ドル安を受けて土曜に水準を切り上げた。
・小麦は大幅に上昇。世界第2位の輸出国であるカナダが悪天候の影響で収穫見通しを下方修正したことが引き続き材料視されているようだ。
(先週の記事)カナダの小麦生産見通しが、来年7月の収穫年末に20.1百万Mt。10月予想から2.8%下方修正。

非鉄金属関連ニュース)
・貴金属は下落。原油の下落もあり、投機筋のポジション整理の売りが入った。年初から貴金属とソフトコモディティには投機資金が大幅に流入していることが指摘されており、手仕舞い売りに押されたと見られる。30日移動平均線が結果的にレジスタンスラインとなっている。銀も下落。プラチナ・パラジウム軟調に推移した。

(エネルギー関連ニュース)
・国営イラン学生通信「ノザリ石相が全ての原油取引の決済で、ドル建を全廃した」と報道。
・Global Coal New Castle89.76?/Mtと、過去最高値に。中国等の新興国で石炭(ないし石炭ガス)を発電に用いるため、石炭需要が増加している状況(今後も価格高騰の可能性は高い)。

(商品市況概況)
「年末モード入りか」
 週末の商品価格はまちまちであった。非鉄金属はここしばらくの下げ幅が大きかったことから値ごろ感で買いが入り、エネルギーは10日移動平均線レジスタンスを上抜けできなかったことから下落した。週末の雇用統計が略ニュートラルな内容であったことから各々のマーケットでポジション整理の売買が発生した可能性が高い。CFTCのNon-Commercial建玉を見てみても、天然ガスや個別材料のあるソフト以外は、軒並みロング・ショートともポジションを縮小している。クリスマス休暇に入る前に投機筋の手仕舞いが起きている可能性が高い。そうなるとエネルギーにおいては相対的にポジションの大きいロングのクロージングが相場を下押しすることとなり、銅はショートのクロージングで上昇することとなろう。
 しかしながら米景気の減速の可能性は引き続き高く、引き続き商品相場全体に下ぶれリスクが高い相場展開が続くと考えておくべきであり、ここ数週間に起こるであろう相場の変動は年末を控えたテクニカルな動きを多分に含んでいることを意識しておくべきであろう。引き続き中央銀行総裁や高官の発言に一喜一憂の展開が続くと予想される。

(非鉄金属)
 週末の銅価格は上昇した。取引序盤は上海在庫の減少を受けて水準を切り上げる展開となり、かつドルが弱含んだこと、10日移動平均線レジスタンスを上抜けしたことから上げが加速した。上海在庫とは異なりLME在庫は増加(一昨日の米国株高を受けて高値で推移したが、その後ドル高がじりじりと進行したことから徐々に値を崩した。しかしながらLME在庫が大幅に減少(増減各地まちまちであるが、概ね欧州で減少し、米国で大幅に増加)したが材料視はされなかった。LME在庫は+1,000Mt増加、(FSCは3.8日)、(キャンセルワラント率は2.2%)。欧州で在庫が減少、米国で在庫が増加している。売買高は8,774枚(※現時点で確認できる前日の3Mの出来高)。イールドカーブは期近を中心に全ゾーン上昇している。C-3(Cash vs 3M Fwd スプレッド)は52?コンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。
 週末の亜鉛価格はもみ合いながら上昇した。米国株の上昇を受けて東京時間の朝方から小高く推移し、LME在庫の大幅減少(ロッテルダムシンガポール、ドバイ、マレーシアで減少)を受けて更に上昇した。但し10日移動平均線レジスタンスラインに近づくレベルでは売り圧力も強く、上げ幅を削って引けた。LME在庫は▲1,050Mt減少、FSCは2.4日(キャンセルワラント率は6.6%)。売買高は2,364枚。イールドカーブは期近を中心に上昇し、ブルスティープニングしている。C-3は14?コンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。
 週末の鉛価格は前日比マイナスで寄り付いた後、もみ合い推移した結果下落した。環境汚染で稼動停止となっていた豪マゼラン鉱山の操業が近々再開される見通しとなったことが引き続き売り材料となった。取引序盤は米国株高の影響もあって200日移動平均線レジスタンスをトライする動きとなったが、LME在庫の減少(シンガポールで大幅に減少)したものの、200日移動平均線を上回るまでには至らなかった。繰り返しになるが実際にIrvaniaの操業が再開されているわけではないので、このニュースを受けて投機的な買い筋が一時退場しただけであると考える。LME在庫は▲450Mt減少、(FSCは2.0日、キャンセルワラント率は12.5%)。売買高は1,314枚。イールドカーブは全ゾーンパラレルに低下。C-3は4?コンタンゴコンタンゴ幅を拡大した。
 週末のアルミ価格は予想通り上昇した。米国株高を受けて強地合いの中、上海在庫の減少、LME在庫の減少が材料視されて10日移動平均線レジスタンスラインをトライする動きとなったが、この水準では売り圧力も強く上げ幅を削る展開で、結局10日移動平均線を下回って引けた。LME在庫は▲675Mt減少、(FSCは9.0日)。シンガポール・韓国・マレーシアで在庫が減少、引き続き中国国内の需要が旺盛であることを示唆する一方、米国で在庫が大幅に増加しており、米国内の住宅セクターを中心に調整が進んでいる可能性が高いことを示唆している。(キャンセルワラント率は4.0%)。売買高は5,593枚。イールドカーブは期近が上昇し、ブルフラットニング。C-3は56?コンタンゴコンタンゴ幅を拡大した。
 週末のニッケル価格は上昇した。弊社が予想していたとおりステンレス需要は旺盛であり、ニッケル価格の調整が大幅に進んだことから来年以降をにらんだ買いが入り始めたためと考えられる。結果、11月中旬から下回ってきた10日移動平均線レジスタンスを回復して引けている。LME在庫の大幅増加(例年通りロッテルダムで大幅に増加)は結果的に材料とならなかった。LME在庫はロッテルダムで増加、シンガポール韓国で幅減、合計でLME在庫は+462Mt増加、(FSCは11.3日)、キャンセルワラント率は2.6%。売買高は1,452枚。イールドカーブは期先が上昇し、スティープニング。C-3は354?コンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。
 週末の錫価格は上昇した。株価の上昇を受けて小高く寄り付いた後、ニッケル価格の上昇もあって連れ高となった。50日移動平均線でサポートされる状態が続いている。LME在庫は+230Mt増加、(FSCは13.0日)、シンガポールで大幅に増加しているが材料にはなっていない。キャンセルワラント率は10.49%。売買高は90枚。イールドカーブは全ゾーンパラレルに上昇。C-3は210?コンタンゴコンタンゴ幅を拡大した。

(エネルギー)
 週末のNY原油価格は大幅に下落した。米雇用統計の内容待ちの中、10日移動平均線レジスタンスラインをトライしたが、この水準を上抜けできなかった上、米国の利下げ観測が遠のいたことを受け、そもそもの需要減少懸念がフォーカスされることとなり下落に転じた。というよりも、OPEC総会、米在庫統計が大きな波乱なく過ぎたことから投機筋が安心して手仕舞いをしている、との印象である。実際米雇用統計の発表後に大幅に下落している(正直雇用統計は壊滅的な内容ではなく、相場に対して極端なプラスでも、マイナスでもない、といった印象)。おそらく次回FOMCでは小幅な利下げの可能性はあるものの、金利据え置きとなるのではなかろうか。結果、一目均衡表の雲に突入し。50日移動平均線を下回って引けている。チャート的にも10日移動平均線が50日移動平均線を上から下に抜けるデッドクロスとなっており、短期的には下値を試しやすい環境になっている。イールドカーブはパラレルに全ゾーン低下している。た。Brentも略同様の相場展開であったが、こちらも10日移動平均線を上抜け仕切れず、統計直後に値を崩した。イールドカーブは期先の下げ幅が大きい。
 石油製品も下落。RBOBは原油同様にNY時間前までは230?の節目をトライして上昇していたが、統計発表直後から手仕舞い売りが入り、大幅に水準を切り下げることとなった。イールドカーブは全ゾーンパラレルに低下。ヒーティングオイルも下落。同様に10日移動平均線をトライし、上昇したが統計直後に下落した。下値は今のところ50日移動平均線がサポートラインとして意識されているようである。イールドカーブは期近の下落幅が大きい。ICEガスオイルも下落。50日移動平均線のサポートラインを割り込むことはなかったが、統計直後に水準を切り下げる展開であった。イールドカーブは期近を中心に全ゾーンパラレルに低下。

(ひとりごと)
久しぶりにデパートに買い物に出た。
我が家は毎年、いまだにプレゼント交換をやっているので家族向けのプレゼントを買いに行くのが趣旨である。
まずは我が家としては比較的早起きをして11時に新宿の高島屋に。
ところが既に駐車場が満杯で、30分待ち、とのこと。
信じられないが、朝っぱらからみんな買い物に来ているのだ。自分もそうだけど。
なので、仕方なく伊勢丹に行くことに。
こっちはやたらと大きな駐車場があるので、まず停められるのだ。
ところが駐車場に入れられたは良いが、8階もある屋上に停めさせられた。


最近になって思うが、年配の人間にプレゼントを買うのは結構大変である。
そんなに欲しいものもないだろうし、趣味も自分のものがあるし。
兄のところの子供2人に買うものは早く決められるのだが、それ以外が難儀である。

と、思って歩いていたらおそらくわが社の社員と思われる女性が、ネクタイを物色しているのを発見した。
ああいうのはいいよなぁ、と思いながら子供を抱きつつ、遥か遠い昔に思いを馳せ、なぜか哀しくなったりした。

それはさておき。

今日のお題は、最近多すぎじゃないですか?と指摘を受ける食べ物のことである。申し訳ないですね。
ということで、非常にデパートが混んでいたため、7階のきわめてジェネラルなレストランに入った。
ジェネラルなレストランと侮ることなかれ、結構美味しいのだ。
私はここのレストランのビーフストロガノフが大好き。
ま、それもどうでもいいんですが、席に座って周りを見回すと非常に違和感を感じた。

私たちの席の目の前に、2人がけのテーブルが都合4つ並んでいるのだが
そこに座っているのが全部、中学生ぐらいの子供がいると思しき女性のみであった。

このクリスマスの時期になぜに1人で?と思うがそれよりも私の目をひいたのが、略全員が

「釜飯系」

の食べ物を摂食していることであった。
私の経験則上、女性は釜飯が好きなのだ。
あの小さいしゃもじで釜から掬い取ってこげているのを食べるのが好きなのだ。
おそらく家族で出かけていると、小中学生の子供がいるお母さんは
子供がやけどをしては困るので、普段食べられないのだ。

おそらく今は期末テストの時期。
子供が自宅で勉強し、お父さんがお客さんとゴルフをしているのである。

なので、つかの間の休息を一人で楽しみ、久しぶりの釜飯に舌鼓を打っているのだ。


デパートも人間模様さまざまである。