マクドナルド

[在庫統計]2007年12月11日発表分
 昨日の米在庫統計は原油マイルドにベア、ガソリンベア、ディスティレートブルな内容であった。石油は期末を控えて在庫積み増しの動きがしにくい環境下、輸入頼みの状態が続いており、略横ばいで推移している。この内容を市場がどう斟酌するか分からないが、サプライズの小さい在庫統計であったといえる。個別に少し詳しく見てゆこう。
 原油は生産は略横ばい、輸入が増加、稼働率が予想に反し大幅な低下となったことから、先週からは減少幅が縮小したものの予想に反し在庫減少となった。生産は5,117 KBD(▲16KBD)と略横ばい。輸入はP3(+313KBD)、P5(+350KBD)の増加が顕著であった。結果、総供給量は15,180KBD(前週比+673KBD, +4.7MBの在庫増加要因)となった。一方で稼働率はP1,P5以外の地区で大幅に低下したことから合計で88,8%(前週比▲0.7%)と、カトリーナ禍のあった2005年の最低水準である89.3%を下回ることとなった。クラックマージンは改善してきているものの、期末を控えた在庫圧縮の動きを受けて稼働率の改善が思わしくなかったものと見られる。結果、在庫は前週比▲0.7MBの304,518KBとなった。今回の在庫統計での原油在庫減少は稼働率の改善したP1、P5での減少が顕著であり、(各々▲1.9MB、▲3.3MB)それ以外の地区では大幅に増加している。FSC稼働率悪化の影響で19.7日と先週から0.1日改善している。稼働率の低下に伴うFSCの改善であり、あまり健全な改善とはいえない。因みに例年並の稼働率であれば3.7MB程度の在庫減少になっていたところである。イールドカーブの形状に大きな影響を与えると考えられるCushing在庫は17,315KBD(+1,415KBD)と5週連続で増加している。P2,P3の稼働率低下の影響もあっての在庫増加である。繰り返しであるがこのことはイールドカーブバック縮小に寄与するものと考えられる。

 ガソリンは予想を上回る在庫増加となった。生産は稼働率が横ばいであったが得率が大幅に改善の改善に伴い(59.2%、前週比+0.9%。この時期の最高水準である58.6%を大きく上回る得率の水準であり、異例といえば異例)、全体で9,155KBD(前週比+63KBD)となった。輸入は985KBD(前週比▲184KBD)と、減少しはしたものの過去5年の最高水準である947KBDを上回る高い水準を維持。結果、総供給は10,140KBD(前週比▲121KBD、前週比で▲0.8MBの在庫減少要因)となった。一方需要は堅調で季節要因的にはほぼ横ばいとなる見通しであったが、直近の需要が9,348KBD(前週比+82KBD、過去5年の最高水準9,477KBDを下回るが水準は引き続き高い)、4週平均ベースでは9,298KBD(過去5年の最高水準9,264KBD、増加率+0.4%、過去5年平均±0.0%)となった。この結果、在庫は202,241KB(前週比+1.6MB)と予想を小幅上回る在庫増加となった。内訳的には、Conventional,Blending Component, RBOBとも増加している。その大半がP1、P5での増加によるものである。引き続き米景気減速、ガソリン価格自体の高騰に伴う輸送燃料需要の動向には十分注意する必要があるが、今週も米国内でのガソリン需要減少は確認できなかった。結果、FSCは21.8日と前週比+0.1日改善、過去5年の最低水準21.6日を上回る状態が続いている。但し、繰り返しコメントしているようにFSCベースで少なくとも過去5年水準(22.2日)を回復しなければ有事のバッファがないと言ってよく、ヒーティングオイルのピークシーズンでありながらガソリン生産強化に軸を置かねばならない状況が続いているといえる。期末を控えて価格高騰に伴う在庫保有インセンティブが低い中、同様に価格高騰に伴う需要減少が先々発生する可能性も否定できず、歴史的低水準の在庫レベルが続くことに変わりはなかろう。予想比ベアであったとはいえ、大幅にガソリンが売り込まれる内容ではなかったといえる。

 ディスティレート在庫は市場予想に反し、減少した。内訳的には引き続きピークシーズンであるヒーティングオイルの在庫減少が顕著である一方、ULSD、ディーゼル在庫が増加した。生産は、稼働率が大幅に低下、得率もガソリンやケロシンの得率上昇のあおりを受けて27.4%(前週比▲0.5%)と悪化したことから4,234KBD(前週比▲111KBD)となった。内訳的にはディーゼルの生産減少が顕著である。輸入はULSD、ヒーティングオイルの輸入が減少したことから全体でも170KBDと、過去5年の最低水準である232KBDに到達していない。結果、総供給は4,404KBD(前週比▲240KBD、前週比▲1.7MBの在庫増加要因)となった。その一方で需要は直近需要が増加し4,340KBD(前週比+88KBD)となったが、4週平均ベースの需要は4,381KBD(前週比▲45KBD、▲0.3MBの在庫減少要因)となった。結果、やはり生産の減少が響き、在庫は▲0.84MBの131,534KBと、予想に反して在庫減少となった。但し多少の振れはあるものの概ね期末を睨んで在庫の水準は大きく動かないことから、大騒ぎするような在庫減少ではない。クラックマージンの改善に伴うガソリン得率の引き上げによって生産が減少したことによる在庫減少であり、ある意味ネガティブな在庫減少であったといえる。在庫減少の内訳を見てみると、P1,P2,P3での在庫減少によるもので、製品ごとの在庫減少は殆ど全てヒーティングオイルの減少による在庫減少であった。依然、ヒーティングオイルの在庫は42,595KBと過去5年の最低水準である54,681KBを下回る状況が続いている。結果、FSCは30.0日(前週比+0.1日)と小幅改善しているが、過去5年平均を下回る状況が継続している。ラニーニャの影響で世界各地が異常気象でありどちらかといえば厳冬になる可能性が高く、FSCが過去5年平均を下回る有事におけるバッファが少ない状態であることから、引き続きディスティレートは振れの大きな展開が続くことになろう。今回の統計は予想比ブルな内容であったが、しばらくの間は高い原油・石油製品価格の水準が、在庫積み増しの阻害要因となると考えられ、趨勢として高値で推移するであろうとの見通しに変更の必要はなさそうである。


(経済関連ニュース)
・11月中国PPI 前年比+4.6%(前月+3.2%)、市場予想+3.5%。ここ2年で最も高い伸びに。原油価格の上昇が主因。
・10月独輸出 前月比+0.6%(前月改定+0.6%)、市場予想±0.0%。ユーロ高でも予想外のプラスに。
・11月英PPI 前年比+4.5%、市場予想+4.2%。1991年以来の高い伸び。原油価格と食料品価格の高騰で。
・10月日本機械受注 前月比+18.7%(前月▲14.5%)
・10月米中古住宅成約指数 前月比+0.6%(前月改定+1.4%(速報比+1.2%))、市場予想▲1.0%。
中国当局は8日、預金準備率を14.5%に引き上げると発表。引き上げ幅は過去4年で最大。
・ドルは対ユーロで下落。利下げ観測で。逆に対円では上昇。利下げに伴う米景気の失速回避期待から。株価は大幅上昇。UBSがサブプライムの追加評価損計上を発表したが、同時にシンガポールや中東の投資家から2兆円近い増資を受けるとの報道もあり、金融株中心に買われた。中古住宅販売が好調であったことも買いを誘った模様。

穀物市場サマリー)
・大豆は大幅上昇。週間輸出検証高が前週比大幅に増加したことや、米利下げ観測を受けたユーロ高(ドル安)の進行もあり、続伸した。
・トウモロコシは小幅高。大豆や小麦の上昇に連れる形で上昇したが、原油安や週間輸出検証高が予想を下回ったことなどが圧迫要因となり上げ幅を削る展開。
・小麦は上昇。世界第二位の消費者であるインドが、国内資産の不冴から来週350KMtの入札を行うと発表されたことを受けて。

非鉄金属関連ニュース)
・貴金属は大幅に上昇。米利下げ観測を受けたドル安の進行で。金は10日移動平均線を上回って寄り付いた後、上昇して引けた。銀も大幅に上昇。同様に10日移動平均線を上回って寄り付いた後略一貫して上昇して引けている。プラチナ・パラジウムもドル安を受けて上昇して引けた。
・豪Irvania豪州当局からフリマントル港からの輸出再開を許可する勧告を実施。

(エネルギー関連ニュース)
・米在庫統計市場予想 原油±0.0MB、ガソリン+1.5MB、ディスティレート+0.5MB、稼働率±0.0%

(商品市況概況)
手仕舞いの動きが継続か」
 昨日の商品価格はまちまちであった。非鉄金属は中国の金融引き締め等のマイナス材料を受けて不冴えな展開、エネルギーも手仕舞い売りの動きで下落した。一方貴金属はドル安を受けて堅調、ソフトは個別材料でまちまちであった。
 今後については、欧米金融機関の著しい信用悪化懸念が後退してはいるものの、それとは別に米景気の減速の可能性は引き続き高く、引き続き商品相場全体に下ぶれリスクが高い相場展開が続くと考えておくべきである。

(非鉄金属)
 昨日の銅価格は下落した。週末の米国株安、中国の金融引き締めによって中国の需要が鈍化するとの見方を受けて略予想通り10日移動平均線のサポートラインをトライする動きとなった。一方でドル安の進行やLME在庫の減少(ロッテルダムシンガポール、韓国で減少、イタリア、米国で増加)もあって結果10日移動平均線のサポートラインでサポートされて引けている。LME在庫は▲275Mt減少、(FSCは3.8日)、(キャンセルワラント率は2.0%)。欧州で在庫が減少、米国で在庫が増加している。売買高は6,399枚(※現時点で確認できる前日の3Mの出来高)。イールドカーブは期近を中心に上昇し、スティープニング。C-3(Cash vs 3M Fwd スプレッド)は60?コンタンゴコンタンゴ幅を拡大した。
 昨日の亜鉛価格は下落した。米国株の上昇やドル安の進行を受けて取引序盤に10日移動平均線レジスタンスラインを試す展開となったが、中国の金融引き締め等の売り材料もありこの水準を抜け切れず、じりじりと値を切り下げる展開。LME在庫の減少(ロッテルダムシンガポール)もあって強含む局面もあったが、総じて軟調に推移して引けた。LME在庫は▲275Mt減少、FSCは2.4日(キャンセルワラント率は7.1%)。売買高は1,704枚。イールドカーブは全ゾーンパラレルに低下し、ベアフラットニング。C-3は11?コンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。
 昨日の鉛価格は下落した。環境汚染で稼動停止となっていた豪マゼラン鉱山の操業が再開されるのが略確実になったためである。この報道に伴い、取引序盤から軟調に推移し2,500?の節目に向けて大幅に水準を切り下げる動きとなった。LME在庫の大幅減少(イタリア、シンガポール、米国)、キャンセルワラント率の上昇といったプラス材料は殆どと言って良いほど材料視されなかった。LME在庫は▲950Mt減少、(FSCは1.9日、キャンセルワラント率は10.5%)。売買高は1,363枚。イールドカーブは全ゾーンパラレルに低下。C-3は1?コンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。
 昨日のアルミ価格は予想通り下落した。米国株高やドル安を受けて取引序盤は若干強含んだものの、10日移動平均線で頭を抑えられた後、エネルギー価格が水準を切り下げたことからNY時間にかけて大幅に下落して引けた。LME在庫はシンガポール、韓国、出大幅に減少、米国で大幅に増加するという地合いが継続している。LME在庫は▲1,675Mt減少、(FSCは9.0日)。(キャンセルワラント率は3.8%)。売買高は5,933枚。イールドカーブは期先を中心に全ゾーン低下し、ベアフラットニング。C-3は57?コンタンゴコンタンゴ幅を拡大した。
 昨日のニッケル価格は下落した。米国株高を受けて10日移動平均線を上回って寄り付いて上値を試したものの、買いが続かず、LME在庫の大幅増加もあって再び10日移動平均線を下回ることとなった。結局、昨日ポイントとして挙げていた10日移動平均線を下回ってしまった。LME在庫はロッテルダムで増加、シンガポール韓国で減少、合計でLME在庫は+234Mt増加、(FSCは11.4日)、キャンセルワラント率は2.5%。売買高は838枚。イールドカーブは全ゾーンパラレルに低下した。C-3は356?コンタンゴコンタンゴ幅を拡大した。
 昨日の錫価格は上昇した。株価の上昇を受けて小高く寄り付いた後、30日移動平均線をトライする動きとなったが、目立った個別買い材料もない中、上げ幅は限定された。LME在庫は前日比変わらず。(FSCは13.0日)、キャンセルワラント率は10.75%。売買高は141枚。イールドカーブは期先を中心に全ゾーンパラレルに上昇。C-3は212?コンタンゴコンタンゴ幅を拡大した。

(エネルギー)
 昨日のNY原油価格は下落した。アジア〜欧州時間にかけては、テキサス州航路の濃霧の影響で着船が遅れるとの見方や、ドル安を受けてテクニカルに50日移動平均線を試す動きが見られたが、インパクトのある新規材料のない中、やはり年末を控えたポジションクローズの動きのほうが活発であり、マイナスサイドに沈んだ。結果、一目均衡表の雲に突入し。50日移動平均線を下回って引けることとなった。イールドカーブは期近が低下、期先が上昇。Brentも略同様の相場展開であったが、こちらは10日移動平均線を上抜け仕切れず、NY時間に入ってから下落、50日移動平均線でサポートされて引けた。イールドカーブは期近と期先が下落し、フラットニング
 石油製品も下落。RBOBは原油同様にNY時間にかけて上昇余地を探る展開となったが、週末の高値を抜け切れなかったことや原油の下落を受けて値を崩し、50日移動平均線のラインまで水準を下げて引けている。イールドカーブは全ゾーンパラレルに低下。ヒーティングオイルも上昇後、下落。同様に10日移動平均線をトライし、NY時間に入ってから下落した。下値は50日移動平均線がサポートラインとして意識されている状態が継続している。イールドカーブは期近の下落幅が大きいが、全ゾーン略パラレルに低下している。ICEガスオイルは上昇。アジア〜欧州時間にかけて強含みNY時間に弱含むといった相場展開は他エネルギー商品と同じであったが、下げきらずにクロージングを迎えた。結果、50日移動平均線が下値に、10日移動平均線レジスタンスラインとして意識される状況が継続している。イールドカーブは全ゾーンパラレルに上昇。

(ひとりごと)
最近何か、と思うと食べ物のネタばかりになってしまう。
申し訳ない、と思いつつもさあ、今日も行きましょう。

日々日本で暮らしていていろいろな食べ物を食べているが、時々無性にマクドナルドのハンバーガーを食べたくなるときがある。
いろいろなお店があるが、なぜか我が家は圧倒的にマック派である。
あそこで食べるものは大体決まっており、チーズバーガーとナゲットを食べることにしている。
おなかが減っていればプラスでフィレオフィッシュも食べる。
油で揚げた白身の魚をパンで挟み、更にチーズとタルタルソースが掛かっているという、どう考えても中年の体には悪そうな食べ物なのだが
それが美味しいのだ。
申し訳ないが、体に悪そうな食べ物(マクドナルドの人、怒ってないだろうな)のほうが、美味しい。
蜜の味である。食べるならとことん食べたい。

でもここにハンバーガー店の不満がある。

なぜ、セットは飲み物とポテトだけなのか

ということだ。
100円プラスでハンバーガー2個にならないのか?
正直ポテトはいらないので、ナゲットとかハンバーガーがもっと食べたいのだ。
ハンバーガー2個の欲張りセットとかないのか?

それだとビジネスが回らないって?

そりゃそうなんですが、やっぱりだめなんでしょうかね。