昆虫図鑑

(経済関連ニュース)
・2007年独GDP速報 前年比+2.5%(前年 +2.9%)、市場予想+2.5%。一昨年から伸びが鈍化。ユーロ高の進行に伴う輸出の減少や付加価値税の引き上げによる個人消費の伸び悩みで。
・12月英消費者物価指数 前年比+2.1%(前月+2.1%)、市場予想+2.0%。誘導目標の基準となる、前年比+2.0%を3ヶ月連続で上回る。
・1月独ZEW景況感指数 ▲41.6(前月▲37.2)、市場予想▲40.0。欧州最大国ドイツの景気減速懸念。
・12月米生産者物価指数 前月比▲0.1%、コア指数+0.2%(前月+3.2%、+0.4%)、市場予想+0.2%、+0.2%。利下げ余地が拡大。
・1月ニューヨーク連銀製造業景況指数 9.0(前月改定9.8(速報比▲0.5))、市場予想10.0。
・11月米企業売上高 前月比+1.6%、企業在庫 前月比+0.4%、対売上高在庫比率1.24ヶ月(過去最低)。
・12月米小売売上高 前月比▲0.4%(11月改定+1.0%(速報比▲0.2%))、市場予想±0.0%。個人消費は大幅に減速。
みずほコーポレート銀行、米メリルリンチに対し1.300億円の出資を検討中(新聞各紙)。
・米国株式は大幅に下落。シティが創業以来最大の準損失を計上したことが材料視された。また、米小売売上高が予想を大きく下回ったことも、GDP寄与殿高い個人セクターの減速懸念を醸成し、売りを誘った。一方生産者物価指数が予想を下回ったことから利下げ観測が台頭、ドルは株安も手伝って大幅に下落、その後ユーロを売って円買いを入れるオペレーション等が入り、最終的にはドルは対ユーロで上昇している。対円ではドルは大幅に下落。

穀物市場サマリー)
・大豆は続伸。原油や金の下落を受けて軟調に推移していたが、ファンダメンタルズの強さもあって自律反発。引き続き10日移動平均線を下値に堅調な推移が続く。
・トウモロコシは小幅下落。一昨日に大幅に価格がジャンプしていたこともあり、原油の下落に押された。
・小麦は続伸。一大生産地であるオハイオミズーリ州の気温がマイナス20℃まで低下するとの観測から、ウィンターグレードの収穫高悪化懸念が台頭したことが背景。

非鉄金属関連ニュース)
・貴金属は軟調。時間外はドル安の進行を受けた買いで上層していたが、ドルが反転上昇したことや原油の下落に押され、一代高値を更新していたこともあって利食い売りに押された。結果、10日移動平均線の短期的なサポートラインまで水準を切り下げている。銀も反落。ドルが軟調に推移したことから上昇したものの、金と同様ドルの反転を受けて利食いに押された格好。プラチナは小幅上昇。需要増加観測とドル高の進行がトレードオフとなり、結果高値でのもみ合いとなった、パラジウムは小幅下落。

(エネルギー関連ニュース)
・米在庫統計市場予想 原油+1.3MB、ガソリン+2.3MB、ディスティレート+1.6MB、稼働率▲0.9%
ExxonMobil Baytown製油所(586KBD、テキサス、P3),、改質装置を修理のため1週間停止。
・PDVS Amuay製油所稼動停止。
クウェート Mina Al Ahmadi製油所(466KBD)、12月にキャパシティの35%の稼動が停止していたことを明らかに。

(商品市況概況)
「下落」
 昨日の商品価格は総じて下落した。マーケットのセンチメントに大きな影響を与える米国経済の先行きの見通しが非常に不透明になってきたことや、米国株式の大幅下落を受けて各コモディティ市場で手仕舞い売りが相次いだ。
 米国経済はリセッション入りした可能性が高く期間はどうなるかは不明であるが少なくとも過去の経験則から言えば株価が反転上昇するにはあと20%近い株価の調整が必要であると考えている。中国などの新興国需要の高まりでコモディティ価格が大きく調整し3年前の水準に戻るとは考えていないが、米国経済の悪化を示す指標が発表され株価が調整している以上、短期的には下落は避けられないものと予想される。

(非鉄金属)
 昨日の銅価格は下落した。取引序盤はLME在庫の大幅減少(ロッテルダムで大幅に増加したが、シンガポール、米国、韓国で大幅に減少)等も手伝って堅調な推移となっていたが、NY時間早朝に発表された米統計が米経済の先行きの減速懸念を醸成するような内容であったことを受け、下落に転じ、NY時間の株の大幅下落を受けて下げ幅を拡大、100日移動平均線のサポートを割り込みセカンドサポートとして挙げていた10日移動平均線まで水準を切り下げて引けた。LME在庫は▲4,500Mt減少、(FSCは3.7日)、(キャンセルワラント率は14.1%と上昇している)。売買高は8,770枚(※現時点で確認できる前日の3Mの出来高)。イールドカーブの形状は期近を中心に全ゾーンパラレルに低下。C-3(Cash vs 3M Fwd)は15?コンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。
 昨日の亜鉛価格は下落した。LME在庫の増加もあって取引序盤から軟調な推移であったが、米経済統計が発表された後から下げ幅を拡大、米株式市場の大幅調整を受けて更に下げ幅を拡大する結果となった。LME在庫は米国ニューオリンズで3,825Mtの大幅増加となっている。米国経済の失速LME在庫は+3,125Mt増加、マレーシア、ドバイで在庫が減少した。FSCは2.9日(キャンセルワラント率は3.8%)。売買高は5,576枚。イールドカーブは期近が大幅に下落し、今年の課題であるフラットナーが大幅に進行した。C-3は17?コンタンゴコンタンゴ幅を拡大した。
 昨日の鉛価格は下落した。取引序盤は一昨日の米国株反発を好感した買いが入ったものの、夜間に発表された米経済指標が良くなかったことや、米国株の大幅下落を受けて反転下落、10日移動平均線のサポートラインまで水準を切り下げる展開となった。LME在庫は+375Mt増加、シンガポールで増加、米国で減少している。(FSCは2.1日、キャンセルワラント率は5.4%)。売買高は1,738枚。イールドカーブは期近を中心に全ゾーン低下し、ベアフラットニングしている。C-3は12?コンタンゴコンタンゴ幅を拡大した。
 昨日のアルミ価格は大幅に下落した。取引序盤は一昨日の米国株上昇もあって上昇余地を探る動きとなったが、LME在庫の大幅増加(引き続き米国在庫が増加)や、米経済指標の悪化、NY株式の大幅下落を受けて反転下落し、一気に主だったサポートラインを割り込んで2,485?で引けている。弊社は非鉄金属の中でアルミを今年の最も上昇する可能性が高い非鉄金属と予測しているが、足許の景気悪化に伴うマインドの悪化や、特に住宅セクターの落ち込みの影響を受けやすいアルミは、短期的に下押し圧力が大きく掛かっているようである。LME在庫は+1,175Mt増加、米国で大幅に在庫が積み上がる動きに大きな変化はない。(FSCは8.2日)。(キャンセルワラント率は3.2%)。売買高は14,494枚。イールドカーブの形状は略全ゾーンパラレルに低下している。C-3は48?コンタンゴコンタンゴ幅を拡大した。
 昨日のニッケル価格は下落した。取引序盤から軟調に推移し、LME在庫の大幅減少(ロッテルダムシンガポール、英国)で小幅反発したものの、米経済統計の悪化と米株式の大幅下落がマインドを悪化させ売りを誘い、50日移動平均線のサポートラインを割り込むこととなった。LME在庫は▲216Mt減少、ロッテルダム、英国、シンガポールで減少している。(FSCは10.9日)、キャンセルワラント率は2.9%。売買高は985枚。イールドカーブは期近が大幅に低下しベアフラットニング。C-3は290?コンタンゴコンタンゴ幅を拡大した。
 昨日の錫価格は下落した。ただしこちらはLMEはNY時間にかけて上昇し、株の下落を受けて水準を切り下げて引けた。やはりファンドマネーの影響を受けにくいだけあって他の非鉄金属に比べると大幅な下落とは言えず、年初からの価格レンジを維持していると言える。LME在庫は▲35Mt減少、(FSCは11.4日)、キャンセルワラント率は1.82%。売買高は268枚。イールドカーブは期近を中心に低下し、フラットニング。C-3は180?コンタンゴコンタンゴ幅を拡大した。

(エネルギー)
 昨日のNY原油価格は予想通り大幅に下落した。一目均衡表のチャートポイントまで下落していたこともあり、アジア〜欧州時間にかけては堅調に推移していたが、夜間発表された米経済統計が米国の実体経済の減速の可能性を示す内容であったことから急速に値を下げ、NY株式がシティの損失大幅拡大の報道を受けて大幅に続落したことから原油も売られることとなった。とはいっても需給に関するファンダメンタルズに今のところ変化はなく(需要も今週の統計次第であるがまだ減速したことは確認できていない)、下値では打診買いが入り下げ幅を削る展開となった。ちょうど一目均衡表の雲の上限で支えられた格好である。イールドカーブは期近を中心に下落しWTI/Brentともフラットナーが進行している。下げ幅はWTIが▲2.6%、Brentが▲2.2%。
 石油製品も大幅に下落。RBOBも米経済統計発表直後から下げ足を早め、一昨日上値を抑えられた50日移動平均線レジスタンスラインを下回って寄り付いた後、NY時間にかけて大幅に水準を切り下げた。しかしながら230?の節目(昨年12月に1度試している)に近づくレベルでは安値拾いの買いも入り、引けにかけては若干であるが下げ幅を削る動きとなった。イールドカーブは全ゾーンパラレルに低下。下落率は2.8%と大きい。米在庫統計でFSCが改善していることも下げ幅拡大に寄与したと見られる。ヒーティングオイルも下落。但しピークシーズンであることや米北東部への寒波襲来予報、在庫水準の低さも手伝って下げ幅は▲1.7%とガソリンほどではなかった。イールドカーブは期近を中心に全ゾーンパラレルに低下している。ガスオイルも下落している。

(ひとりごと)
やはり私のカミさんは現代人なのか
動物や生き物名前が分からない、という。

以前、シンガポールにいたときに、超巨大なゴキブリ(失礼。7〜8センチはある大物)が出現
ゆっくりと家の外から家の中に入ろうとしているので、新聞で叩き潰そうとしたところ

「なぜ、カブトムシを殺そうとするのか?」

と聞かれたことがある。
...どうみてもゴキブリなんですけど。
一応カミさんのプライドを保つために言っておくが、確かに見間違えてもおかしくないぐらいでかいヤツであった。
でも、ひょっとすると、最近マンション暮らしの人も多く、比較的高い階に住んでいる若者は、見たことがないのかもしれない
でも、やっぱり知らないってことは由々しき事態だと思うんですよね

もし、あのときに大物に出会っていなかったら
生まれた我が子にゴキブリをみて

「カブトムシよ」

って教えていたかも知れないし。


嗚呼、こんなネタ書いたのがカミさんにばれたら怒られるだろうなぁ。
まぁ、いいや。書いちゃったし。もう。

家庭の平和のため、今週末にでも昆虫図鑑と動物図鑑を買った方が良いかも。