（経済関連ニュース）
・12月米中古住宅販売 60.4万戸（前月改定 63.4万戸（速報比▲1.3万戸））、市場予想64.7万戸。95年以来最低。
・米株式は反発。米中古住宅販売が予想を大きく下回る内容であったことからFRBによる追加利下げ観測がさらに強まり、利下げ期待で買戻しが入った。金利引下げ観測を受けてドルは対円・対ユーロで上昇。
（穀物市場サマリー）
・大豆は上昇。米国株価が米中古住宅販売が悪化したことを切っ掛けに、利下げ期待で反発したことやドル安の進行で買い進まれた。但し10日移動平均線のレジスタンスは上抜けできずに引けた。週間輸出検証高は予想の範囲内。
・トウモロコシも続伸。米国株が利下げ期待で上昇したことを受けて取引序盤の下げを取り戻し、上昇sひて引けた。結果的に10日移動平均線のレジスタンスは上回って引けている。週間輸出検証高は予想を上回った。
・小麦は大幅に上昇。ドル安の進行と地中海向けのフレートコスト低下に伴い、国内需給がまた逼迫するとの見方から。といっても株に一喜一憂の展開が続いているので本来的な需給の話は現時点においては余り大きな影響を与えているとは考えにくいが。
（非鉄金属関連ニュース）
・貴金属は総じて上昇。金は南アの生産者の電力障害による生産停止や、ドル安の進行、株価の反発、といったプラス材料が重なり、大幅な上昇となった。ドルが売られる局面や経済危機が発生した場合には有事の金買いがおきるが、さすがに株価が大幅に下落する局面では利益確定売りが出やすかった。その中で株価が反発したことが買いを誘ったものと見られる。銀も連れ高に。プラチナは大幅に上昇。最大手のAnglo Platinumが鉱山内の業務を停止すると発表したことやドル安・株の反発が材料。パラジウムも同様の材料で続伸している。
（エネルギー関連ニュース）
・米在庫統計市場予想 原油+2.1MB、ガソリン+1.8MB、ディスティレート▲2.3MB、稼働率▲0.3%
・イラン アルデビリOPEC理事「OPECが2月1日の臨時総会で増産する見込みはない」
(商品市況概況)
「上昇」
昨日の商品価格は上昇した。アジア〜欧州時間は週末の株安を受けて軟調に推移していたが、米国時間に発表された中古住宅販売が予想を大きく下回る内容であったことから逆に米国の追加利下げ観測が台頭、今週のFOMCで大幅な利下げが実施されるとの期待感から株が上昇、商品も買戻しが優勢となった。しかし、である。米国経済の調整の可能性は高いことを考えると、経済の底打ち感が出るまでは、やはりベアな展開が続くと見ておくべきであろう。一方でドルの代替資産である金は当面物色されることになると考えられ、プラチナなども同様の展開になると考えている。一時期は資金の逃避場所として選好されていた商品マーケットであるが、本丸の株や債券市場動向が落ち着かない限りは昨年のように選好されることは難しいかろう。一方で需給を巡るファンダメンタルズに大きな変化はなく、下げ余地も限定されるとの見方を変更する必要はあるまい。
(非鉄金属)
昨日の銅価格は上昇した。取引j序盤は予想通り株安を受けて50日移動平均線のサポートラインを試す展開となったが、LME在庫が減少したことや、米経済統計発表後に米国の追加利下げ期待が高まったことから株価が反発、銅も買戻しが優勢となり、結局10日移動平均線のレジスタンスを回復して引けている。本当に株に一喜一憂の展開が継続している。LME在庫は▲1,100Mt減少、（FSCは3.3日)、(キャンセルワラント率は15.4%と上昇している)。売買高は6,897枚(※現時点で確認できる前日の3Mの出来高)。イールドカーブの形状は期先が上昇し、ブルフラットニングしている。C-3（Cash vs 3M Fwd）は11?コンタンゴとバックからコンタンゴに転じた。
昨日の亜鉛価格は上昇した。週末の米国株安やアジア時間の株の下落を受けて銅と同様、軟調に推移していたが、NY時間に入ってから米国の追加利下げ期待が高まり、株価が反発したことから買戻しが優勢となった。だが引き続き10日移動平均線を上値の目処として頭重い推移が続いている状況である。LME在庫は+275Mt増加、米国で増加している。FSCは3.3日(キャンセルワラント率は4.7%)。売買高は1,606枚。イールドカーブは期先の上げ幅が大きくブルフラットニングしている。C-3は21?コンタンゴとコンタンゴ幅を拡大した。
昨日の鉛価格は上昇した。週末の株価が下落していたことから取引序盤は週末の終値近辺でのもみ合いが続いていたが、ドルが対ユーロで弱含んだことや、LME在庫の減少、米国株高を受けて10日移動平均線をサポートラインに上昇することとなった。LME在庫は▲725Mt減少、米国、シンガポールで減少している。（FSCは2.0日、キャンセルワラント率は6.4%)。売買高は1,041枚。イールドカーブは期近が上昇しブルスティープニング。C-3は10?コンタンゴとコンタンゴ幅を拡大した。
昨日のアルミ価格は下落した。週末の米国株下落とLME在庫の増加を受けて軟調に推移していたが、NY時間の株価上昇を受けて下げ幅を削る展開となった。米中古住宅販売が予想を大幅に下回る内容であり、本来的にはアルミの売り材料であるのだが、株価の上昇の方が好感された。CTA等の買いが入っている模様。住宅セクターの落ち込みを背景とするパニック的な売りは、株価が反転したことから一旦落ち着きを取り戻している。尚、弊社は2008年はアルミは最も上昇する非鉄金属の1つであると予想している。LME在庫は+7,075Mt増加、米国、マレーシア、シンガポールで大幅に増加している。(FSCは8.3日)。(キャンセルワラント率は3.3%)。売買高は13,482枚。イールドカーブの形状は全ゾーンパラレルに上昇している。C-3は43?コンタンゴとコンタンゴ幅を拡大した。
昨日のニッケル価格は上昇した。前日の株価下落もあって軟調に推移していたが、ドルが弱含み推移したことや株価の反発を受けて上昇する展開となった。但し30日移動平均線のレジスタンスは上回らずに引けている。LME在庫は韓国で増加していることも売り材料視された模様。LME在庫は+150Mt増加、（FSCは10.9日)、キャンセルワラント率は1.9%。売買高は355枚。イールドカーブは期近が上昇している。C-3は255?コンタンゴとコンタンゴ幅を拡大した。
昨日の錫価格は上昇した。週末の株価下落を受けて軟調に推移していたが、NY時間の株上昇を受けて大幅に上昇し、このコラムでレンジとして挙げている50日移動平均線まで上昇して引けた。引き続き100日〜50日移動平均線のレンジが継続している。繰り返しになるが、錫はファンドマネーの影響を受けにくい非鉄金属だけあって他の非鉄金属に比べると大幅な下落はおきておらず、引き続きタイトな需給を映じて高止まりしている。LME在庫は▲25Mt減少、（FSCは11.2日)、キャンセルワラント率は3.25%。売買高は154枚。イールドカーブはパラレルに上昇している。C-3は60?コンタンゴとコンタンゴ幅を拡大した。
(エネルギー)
昨日の原油価格は続伸した。米国株式市場が週末下落したことから100日移動平均線のサポートラインを試す動きとなっていたが、NY時間に入って米国株が反発したことからリスクマネーによる買戻しが優勢となり、10日移動平均線のレジスタンスを回復して引けている。足許、米国株式動向とエネルギー価格の相関は高くなっている。イールドカーブは期先を中心に全ゾーン上昇している。フラットナーが進行していることは注意したい。Brentは10日移動平均線のサポートをトライする展開であったが、WTI同様にNY時間に入ってから上昇に展転じ、50日移動平均線で頭を抑えられて引けた。イールドカーブは期先を中心に上昇し、こちらもWTI同様フラットナーが進行している。騰落率はWTIが+0.3%、Brentは+0.5%。
石油製品も上昇している。RBOBも株価の下落もあって軟調な推移であったが、NY時間に入ってからファンドと思われる買いが入り、大幅に上昇した。但し一目均衡表の雲の上限を抜けきることはできず、232.53?で引けている。イールドカーブは全ゾーン上昇しているが、期先の上げが大きい。直近限月価格の騰落率は+0.3%。ヒーティングオイルも上昇。こちらもNY時間までは100日移動平均線のサポートをトライする動きであったが、NY株の反発を背景に買い戻しが急速に入り、一時下回った10日移動平均線を回復して引けている。直近限月の騰落率は+0.3%。イールドカーブは期先を中心に全ゾーン上昇している。ガスオイルは小幅下落。NY時間まで軟調に推移し、NY時間にファンドと思われる買いで大幅に上昇したが、戻りきれなかった。イールドカーブは期近が小幅低下、期先が小幅上昇し、ツイストする形でフラットニングが進行。
（ひとりごと）
寒くなってきた。
久しぶりに本当に寒い。
朝、風呂に入ると本当に風を引くのではないかと思う。
と、言いつつ私は今でも朝、風呂に入っているのだが
毎朝の課題は
「いかに寒くなく、体を拭くか」
ということである。
昔は頭が悪かったので、濡れたまま外に飛び出し
急いでバスタオルを取り出して体を拭いていた
しかし、よくよく考えてみれば
タオルは事前に用意しておけば良く
加えて言うならば、風呂場の中で拭いて外に出ればよいのだ
なんだ、簡単じゃん。
仕事と同じで何事も段取りである
と、思って早速実践。
予めバスタオルを風呂場の入り口近くに持ってきて
入浴後、バスタオルを浴室に持ち込み
体を拭こうと思ったら
．．．手が滑って湯船に落ちました。。。
どう見てもびしょびしょになっているんだが
人間悲しいもので、「少しでも乾いているところはないか」探してみたりする。
その次にやることは、乾いている場所が全くないので
絞って拭けるかどうか試してみるのだ
やってみればわかるが、バスタオルを絞るのは非常に難儀だ。
加えて、わずかながら残っている乾いているところもうっすらと湿ってしまい
余計切なさが募るので、これ以上やるわけには行かない
そう、絞って水分を出して体を拭く、というのは殆ど無理である
ここまで都合3分。
湯船から出ているので、体も冷えてきた。
とりあえず風呂に入ってもう一回考え直すが、出てくる選択肢は「新しいバスタオルを出して体を拭く」
である。
カミさん、洗濯大変だよな
と軽くカミさんに思いを馳せ、申し訳ないな、と思いつつ
新しいバスタオルを取りに行くことに決めて風呂場を出る
と、タンスに進む途中に、昨日使ったバスタオルを発見
．．．結局それで体を拭いてしまいました。
なんとなく、体を洗って損した気分。
