携帯電話とストレス

(経済関連ニュース)
・12月ユーロ圏生産者物価 前年比+4.3%(前月+4.2%)、市場予想+4.3%。
・米MBA住宅ローン申請指数 前週比+3.0%の1,086.5、購入指数+12.0%の405.3、借り換え指数▲1.0%の5,054。金利低下が新規借り入れを促進か。
・Q407米労働生産性速報 前期比年率+1.8%(Q307改定+6.0%(速報比▲0.3%))、市場予想+0.5%。
・Q407米単位労働コスト 前期比年率+2.1%(Q307改定▲1.9%)、市場予想+3.5%。
米大統領選指名候補争い、話題の民主党は激戦に。
・米国株は下落。ウォルトディズニーの好決算を受けて強含む局面もあったが総じてベアなトレンドに変化なく、値を下げた。ドルは対ユーロで弱含んだ後、上昇に転じた。

穀物市場サマリー)
・大豆は小幅安。小麦のストップ高を受けて連れ高となったが、株の調整もあって後場にかけては値を崩す展開となった。10日移動平均線のサポートラインは維持している。
・トウモロコシは下落。小麦のストップ高を受けて連れ高となっていたが、米在庫統計を毛手エネルギー価格が下落したことから急速に地合いが悪化、前日比マイナスで引けた。
・小麦はストップ高まで上昇後、下落。春撒小麦の在庫が5月末で88百万Bu(前年比▲25%)になる見通しであるとの政府発表を受けて強含んでいたが、米株の下落を受けて上げ幅を削った(前日比では大幅なマイナス)。



非鉄金属関連ニュース)
・貴金属は反発。金は一昨日の価格下落幅が大きかったことから買い喪年が優勢となった。先月末からの下落で50日移動平均線まで値を下げていたことから、自律反発した模様。銀も上昇。
・プラチナは大幅に上昇。10日移動平均線のサポートを確認後、原油の上昇や金の上昇につれたかとなった。パラジウムも上昇。
Rio TintoはBHP Billitonの買収提案を拒否。
・チリCodelcoはアルゼンチンからの天然ガス供給減少(2004年より)より、深刻なエネルギー問題に直面している状況(関係筋)。

(エネルギー関連ニュース)
・米在庫統計 原油+7.1MB、ガソリン+3.6MB、ディスティレート+0.1MB、稼働率▲0.6%(詳細は在庫統計速報参照)。

(商品市況概況)
「まちまち」
 昨日の商品価格はまちまちであった。エネルギーは米在庫統計と株の調整を受けて続落、非鉄金属は中国の豪雪に伴う生産障害の継続で、影響を受けやすい銅・アルミが大幅に反発したことから全体的に連れ高となった。貴金属も自律反発で上昇。穀物は取引序盤のエネルギー価格上昇と、小麦のファンダメンタルズ好転(需給逼迫)を受けて一時ストップ高となったが、エネルギー価格の下落と株の調整を受けたセンチメントの悪化で水準を切り下げている。
 株等の下落局面では商品市場は資金の退避場所として選好されやすいのだが、全ての資金が商品市場に振り向けられるわけではなく、加えて株価の下値の目処が立たない以上、エクストラのリスクを取れる環境にはない(米国の実需減少の可能性も高まっているため)。よって、当面、商品相場は下押し圧力を受けることになると考えている。

(非鉄金属)
 昨日の銅価格は上昇した。中国正月が始まったこともあり中国勢の買いが弱まる中、NY株の大幅下落を受けて下落すると予想していたが、引き続き中国からの生産品が出てくる期待が薄い中、LME在庫の継続的な減少やキャンセルワラント率の高まりが好感されたようだ。中国の生産が滞っていると思われる背景として、昨晩の大幅なLME在庫の減少は韓国とシンガポールの在庫減少によるものである。但しメインプレイヤーの不在から、商い高は少ない。LME在庫は▲2,800Mt減少、韓国で大幅に減少している。(FSCは3.3日)、(キャンセルワラント率は22.0%と上昇している(下グラフのオレンジ色の部分参照))。売買高は9,759枚(※現時点で確認できる前日の3Mの出来高)。イールドカーブの形状は略全ゾーンパラレルに上昇している。C-3(Cash vs 3M Fwd)は6㌦バックとバック幅を拡大した。
 昨日の亜鉛価格は小幅上昇した。中国の中国正月入りと、米経済統計の悪化を受けた株の下落を受けて下落を見込んでいたが、銅価格が上昇したことや米株の下落を受けて上げ幅を大きく削る展開であった。大幅に調整、50日移動平均線のサポートを小幅割り込んで引けた。LME在庫は▲200Mt減少、FSCは3.4日(キャンセルワラント率は5.3%)。売買高は2,494枚。イールドカーブは期近を中心に上昇し、ブルスティープニング。C-3は12㌦コンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。
 昨日の鉛価格は上昇した。米国株安と中国の不在を受けて取引序盤は10日移動平均線のサポートを試す展開となったが、銅価格が大幅に回復したことを好感し、鉛も連れ高となった。豪雪の影響で精錬鉛の最大供給国である中国からの供給停滞が長引く可能性があることから、短期的には相場は下支えされているようである。(銅やアルミに比べてセンチメントの影響が小さい)。LME在庫は▲75Mt減少、米国で減少している。(FSCは2.1日、キャンセルワラント率は10.3%)。売買高は1,958枚。イールドカーブは全ゾーンパラレルに上昇している。C-3は㌦フラットと
 昨日のアルミ価格は上昇した。株価の調整と中国正月入りで下落すると考えていたが、逆にアルミの供給者の不在を材料に、銅・アルミは買い進まれ200日移動平均線でサポートされて値を切り上げる展開となった。やはり、中国問題が解決するまでは域内需給が相当逼迫する可能性がある(株価の影響よりも需給要因が現時点では勝っている状態)。但し取引終盤は米株の続落を受けて頭重く推移した。繰り返しになるが、弊社は2008年はアルミは最も上昇する非鉄金属の1つであると予想している。LME在庫は▲875Mt減少、シンガポール、韓国、米国で減少している。(FSCは8.3日)。(キャンセルワラント率は3.8%)。売買高は12,057枚。イールドカーブの形状は期近が上昇し、ブルフラットニング。C-3は41㌦コンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。
 昨日のニッケル価格は上昇した。株の大幅安といったマイナス材料はあったが、アルミ・銅が牽引役となり、相場を押し上げニッケルも連れ高となった。LME在庫が大幅に増加(ロッテルダム)したものの余り材料視されなかった。LME在庫は+120Mt増加、(FSCは10.9日)、キャンセルワラント率は3.0%。売買高は1,389枚。イールドカーブは期近が小幅上昇、期先が下落している。C-3は230㌦コンタンゴコンタンゴ幅を拡大した。
 昨日の錫価格は上昇した。取引序盤は予想通り株安を受けて値を崩す動きとなったが、銅・アルミが反転上昇したことから連れ高となった。結果的に100日移動平均線でサポートされる形となった。LME在庫は▲25Mt減少、(FSCは11.2日)、キャンセルワラント率は4.9%。売買高は301枚。イールドカーブはパラレルに上昇している。C-3は100㌦コンタンゴコンタンゴ幅を拡大した。

(エネルギー)
 昨日の原油価格は下落した。NY時間に発表された米在庫統計が明確にベアな内容であったことから地合いが急速に悪化、株の調整も手伝って大幅な下落となった。WTIはチャート的にも急落しやすい地合いにある中、米国時間に入ってからは略一貫して水準を切り下げる動きであった。イールドカーブは全ゾーンパラレルに低下。Brentも下落。こちらは100日移動平均線でサポートされていたが、昨晩の統計を受けてとうとうこのサポートを割り込むに至った。イールドカーブは全ゾーンパラレルに低下。両原油ともイールドカーブのフラットナーが進行している。騰落率はWTIが▲1.5%、Brentも▲1.2%。
 石油製品も下落。RBOBもNY時間に発表された在庫統計が明確にベアな内容であったことを受け、統計発表直後から急落。そもそも100日移動平均線のサポートを割り込んで寄り付いていたことから200日移動平均線の大きなサポートラインを目指して下落する展開となった。直近限月の騰落率は▲1.1%。イールドカーブは全ゾーン低下している。ヒーティングオイルも下落。材料は同じく在庫統計。通常であれば在庫が減少する時期であるにも関わらず、在庫が増加したことが嫌気された。100日移動平均線を既に下回って寄り付いていたので、統計発表直後から大幅に値を下げる展開となった。直近限月の騰落率は▲1.2%。イールドカーブは全ゾーン低下。ガスオイルは変わらず。イールドカーブは期先の下げ幅が大きい。


(ひとりごと)
私だけだろうか。
携帯電話。
便利なんですけど、非常にストレスなんですよね。

お客さんのところに行くときに当然失礼なのでマナーモードにしますよね。
緊急の用事で電話が掛かってきますよね
そのときに無音で振動するじゃあないですか。

当然お客さんとミーティングしてるから電話取るわけに行かないじゃないですか。
そのときに

ああ、もし別のお客さんからの緊急の電話だったらどうしよう

とか

家族に何かがあったんじゃあないか

とか

考えちゃったりしません?
私、殆どの人が知っているように気が小さいんですよね、実は。
なのでお客さん中に携帯が振動すると結構ストレスなのである。
じゃあ、携帯の電源切っておけば良いじゃないか、といわれるかもしれないが
そうなったらそうなったで「電話が掛かってきているんじゃないか」と不安になってしまうのだ。

おそらく携帯電話の登場によって私の寿命は5年近くは縮んでいるものと思われる。
罪な機械である。


皆さんもそうじゃありませんか?