父とは

(経済関連ニュース)
・Q407独GDP確報値 前期比+0.3%(前期+0.7%)、市場予想+0.3%。
・1月米PPI 前月比+1.0%(前月改定▲0.3%(速報比▲0.2%))、市場予想+0.4%。コア 前月比+0.4%(前月+0.2%)。
・2月米消費者信頼感指数 75.0(前月改定87.3(速報比▲0.6))、市場予想82.0。大幅な悪化。
・米セントルイス連銀プール総裁 「現在のインフレ率は私の望む水準を上回っている。但し度を越えたものではない」
・米コーンFRB副議長「市場と成長はインフレよりも多き亜脅威。Q108の米経済は非常に弱く、目下の利下げは目先の景気悪化を阻止できない。強い経済成長には若干の時間が必要」
日本株前場上昇し14,000円台を回復したが、後場にかけて利食いに押されて下落した。エネルギー価格の上昇に伴う収益悪化懸念で売られ、穀物価格の上昇で穀物銘柄も売られた。米国株は3日続伸。IBMの自社株買いの報道を受けて。景気減速にもかかわらず企業業績が堅調に推移するとの期待感が相場を後押しした模様。
・ドルは対ユーロで過去最安値に下落。消費者信頼感指数の大幅悪化やコーン副議長の利下げを容認すると取れる発言がが先々の利下げを想起させ、売りを呼んだ。対円でもドルは下落。

穀物市場サマリー)
・大豆は続伸。時間外は軟調に推移していたが中国の干ばつの影響で小麦が大幅に上昇したことや原油価格が100?を越えたことから地合いが好転、大幅な上昇となった。
・トウモロコシは下落。前日の急騰もあり利食いに押される展開であったが、米株が上昇したこともあって引けにかけては下げ幅を削る展開となり、結果的に前日比マイナスで引けた。
・小麦は大幅上昇しとうとう12?台に到達した。小麦の全世界在庫が30年来の低い水準になると見られることから、値上がり期待で投機筋の買いが入った。

非鉄金属関連ニュース)
・貴金属は上昇。ドルが対ユーロで大幅に下落し、史上最安値となったことから買いが入った。金はIMFの金売却報道で軟調であったが昨晩は為替要因が大きかったようだ。銀は大幅に上昇。ドルが対ユーロで下落したことから、略ドル・ユーロの動きと同じ動きで水準を大幅に切り上げる展開となった。
・プラチナは反発。金や銀の急騰に連れ高に。南アの問題は解決していないため下落する要素が殆どない状態であるが、年初からの高騰もあり割高感から一旦利食い売りが優勢となっている模様。パラジウムも大幅に上昇。
・Teck ComincoとKorea Zincの加工賃交渉、以前合意に至らず。

(エネルギー関連ニュース)
・米在庫統計市場予想 原油+2.7MB、ガソリン±0.0MB、ディスティレート▲2.2MB、稼働率+0.3%
OPECヘリル議長「景気低迷で米国の需要が減少すると考えられることから、3月総会での増産決議はない」
・フロリダで大規模な停電が発生。

(商品市況概況)
「堅調」
 昨日の商品相場は堅調に推移した。特に大きなファンダメンタルズの新規材料が出たわけではなかったが、昨晩は特にドルが対ユーロで最安値を更新したことや、ドル安にも関わらず株価が堅調に推移していることなどが材料視されたようだ。
 小職の懸念は商品価格の急騰が、下降局面にある米経済を直撃した際の大幅な景気失速懸念である。実際昨日のFOMCの議事録でも米経済の成長見通しが下方修正されている。世界経済ならびに商品市場は非常に重要な局面に差し掛かっていると見る。

(非鉄金属)
 昨日の銅価格は上昇した。取引序盤はLME在庫の継続的な増加を受けた地合いの悪化から軟調に推移していたが、LME在庫が減少に転じたことやドルが対主要通貨で大幅に下落したことから欧州時間〜NY時間にかけて上昇し、NY時間の株価の上昇もあってさらに水準を切り上げる動きとなった。LME在庫は欧州地区で減少している一方、韓国等では大幅に増加しており、以前の在庫増減パターンから変わってきた(中国周りで減少、他の地区で増加が変化)。LME在庫は▲100Mt減少、(FSCは2.9日)、(キャンセルワラント率は18.7%と上昇している(下グラフのオレンジ色の部分参照))。売買高は10,071枚(※現時点で確認できる前日の3Mの出来高)。イールドカーブは期近が上昇しブルスティープニングしている。C-3(Cash vs 3M Fwd)は60?バックとバック幅を拡大した。
 昨日の亜鉛価格は下落した。取引序盤はドル安の進行で上昇していたが、LME在庫の大幅増加もあって一旦下落、その後NY時間の株価の上昇を受けて下げ幅を削る展開となった。引き続き100日移動平均線が上値として意識される中、現状水準でのもみ合いが続いている。LME在庫は+625Mt増加、FSCは3.7日(キャンセルワラント率は5.0%)。売買高は4,735枚。イールドカーブの形状は殆ど変わらず。C-3は25?コンタンゴコンタンゴ幅を拡大した。
 昨日の鉛価格は上昇した。前日比マイナスで寄り付き、一旦10日移動平均線のサポートを試す展開となったが、対ユーロでドルが史上最安値を付けたことからドル建資産に幅広く買いが入る動きに連れる形で鉛も買われた。LME在庫の増加を受けて若干下押しされる局面もあったがNY時間の株上昇もあって堅調な推移となった。LME在庫は+250Mt増加、(FSCは1.9日、キャンセルワラント率は1.9%ここ数週間でキャンセルワラント率は上昇している。)。売買高は1,233枚。イールドカーブは全ゾーンパラレルに上昇している。C-3は14?バックとバック幅を拡大した。
 昨日のアルミ価格は上昇した。南アの電力公社のアルミ精錬所向け電力供給停止が継続していることからファンダメンタルズ的にも相場は上値を試し易い環境にあるが、昨晩のコーンFRB副議長の利下げ容認発言を受けたドル安も相場の大幅な押し上げ要因となり(アルミは金と並んで金利低下局面では上昇し易い金属)、NY時間の株価上昇もあって大幅な上昇となった。しかしながら、3,000?の心理的節目に近づくれべるでは防戦売りも旺盛でありこの水準をワンタッチして引けた。LME在庫は▲700Mt減少、、マレーシア・韓国で大幅に減少している。(FSCは8.3日)。(キャンセルワラント率は3.9%)。売買高は13,448枚。イールドカーブは全ゾーンパラレルに大幅に上昇。C-3は36?コンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。
 昨日のニッケル価格は下落した。株の上昇を受けて価格上昇を見込んでいたが、ニッケルが現時点において投機の対象とはなっていないことから現状レベルでの推移となった。但しLME在庫の大幅な減少もあって下げ幅は限定され、50日移動平均線のサポートラインでサポートされて引けている。なんだかんだ言ってもニッケルは在庫水準が高い一方、銅・アルミの高騰を受けて下値も堅く、レンジワークが継続している。。LME在庫は▲318Mt減少、(FSCは11.1日)、キャンセルワラント率は1.9%。売買高は945枚。イールドカーブの形状は全ゾーンパラレルに低下している。C-3は221?コンタンゴコンタンゴ幅を拡大した。
 昨日の錫価格は上昇した。最大生産国中国の生産が滞っている状況が継続している上、インドネシアの一部の業者が錫を輸出できなかったことや、コンゴの北部の鉱山の稼動が停止する可能性があること(紛争に伴う修理のため)、NY株の上昇大幅な上昇となった。結果、11月14日の最高値17,575?を上回って引けた。LME在庫は▲185Mt減少、(FSCは10.3日)、キャンセルワラント率は9.83%。売買高は520枚。イールドカーブは全ゾーンパラレルに上昇している。C-3は75?コンタンゴと前日と変わらず。

(エネルギー)
 昨日の原油価格は上昇した。米株価が堅調に推移していることや寒波の襲来、地政学的リスクが高まっていることに加え、米経済統計を受けて「株が高いにも関わらず」ドルが大幅に下落し、対ユーロで史上最安値となったことが主に材料視された。そのため。昨晩の上昇やどちらかというと副次的な材料で上昇したとの印象。他のコモディティに比して年初からの上昇幅が小さいことも、足の速いファンドの買いを誘っているようだ。イールドカーブは全ゾーンパラレルに上昇。Brentも同様に上昇し、イールドカーブはパラレルに水準を切り上げている。直近限月の騰落率はWTIが+1.6%、Brentは+1.8%。
 石油製品もNY時間に入ってから大幅に上昇。寒波襲来や株が堅調に推移していること、ドルが大幅に下落したこと,が支援材料となった。イールドカーブは全ゾーン上昇しているが期先の上げ幅が大きい。直近限月の騰落率は+0.3%。ヒーティングオイルもNY時間に入ってから上昇。株価の上昇とドル下落、寒波襲来が材料視された。イールドカーブは全ゾーン上昇している。直近限月の騰落率は+1.0%。ガスオイルは小幅下落。イールドカーブは期先が上昇している。直近限月の騰落率は▲0.1%。

(ひとりごと)
家の父はよく人を殺したがる。
といってももちろん本当に殺すわけではない。
子供の頃、私がテレビのブラウン管を叩いていたら父に怒られた

「そんなものを叩いてはいけない」

と。
ただ、今も昔も理屈っぽくて

「何で叩いてはいけないのか?」

と聞き返した。すると彼は涼やかに、

「叩くと爆発するのだ。この前も新潟で3人死んだ」

と、言った。
子供相手なので効果はテキメンで、それ以来私はテレビのブラウン管を叩くことはなくなったが
そんな危険なものを売ってはいけません。
このように、結構簡単に人を殺すことが多い。
しかもやたらとたとえが具体的、なものが多い。

時々自分も、血は争えない、と思うときがあるが
今の自分の子供が大きくなったときに、同じことを言うのだろうか。