花粉症

(経済関連ニュース)
・2月中国CPI 前年比+8.7%(前月+7.1%)、市場予想+7.9%。利上げ観測強まる。
・3月独ZEW指数▲32に改善。
FRB、ECB,BOE、カナダ中銀、スイス中銀、サブプライム問題に対し協調行動。RMBS国債の一時的なスワップや資金供給等が柱。
・1月米貿易収支 582億?の赤字(前月579億?の赤字(速報比9億?の赤字幅縮小))、市場予想595億?。
・Q407日本実質GDP 前期比年率+3.5%(一時速報比▲0.2%)、民間設備投資は減速したが内外需が堅調。
・ドルは対円で上昇。FRB米国債貸与措置(2,000億?)を好感、リセッション回避の可能性が高まったとドル買いが優勢となった。対ユーロでもドルは上昇。
日本株は上昇。新規材料乏しい中、為替レートが膠着する中自律反発で買われた模様。米国株は大幅上昇。FRB国債貸与報道が好感され、この5年間で最大の上昇となった。金融株等が中心に物色された。

穀物市場サマリー)
・大豆は上昇。小麦のストップ高等を材料に上昇したが、NY時間の株価上昇を受けて一転、手仕舞い売りに押され上げ幅を削った。
・トウモロコシも上昇。時間外は前日比マイナスで推移していたのものの、原油価格の史上最高値更新を受けて連れ高となり、時間内では小麦の在庫減少に伴う上昇に連れ高となった。但しNY時間の後場FRB国債貸与報道で株価が上昇すると、利益確定の売りに押され、上げ幅を削った。
・小麦価格は大幅上昇。USDAの需給報告で、5末時点の小麦在庫が242百万Buに減少(2月末時点で272百万Bu)する見込みであると発表されたことが、端的に買い材料となった。但し、NY時間に入ってからの株価上昇後は恐らく投機筋と思われる利食い売りに押され、上げ幅を大きく削る展開となった。

非鉄金属関連ニュース)
・貴金属は総じて軟調。金は小幅上昇。取引序盤はドル安と原油高を受けて大幅に上昇していたが、NY時間朝方に発表されたFRB国債貸与によるサブプライム対策が発表されるとドルが急騰、ドル上昇を受けて金も上げ幅を削る展開となった。銀も同報道を受けて大幅に水準を切り下げ、こちらは前日比マイナスで引けた。

・プラチナは小幅続落。取引序盤は軟調に推移していたが、欧州時間にファンド勢の買いで原油価格が大幅に上昇した流れを受けてプラチナも上昇、その後ドルが急騰したことからもみ合い、上げ幅を削る展開となった。パラジウムも小幅上昇。
も売りを加速させた。結果、セカンドサポートとして意識されていた30日移動平均線まで下落して引けている。(電力不安が起きれば話はまた別であるが)、大相場が一巡した
パプアニューギニア Ok Tedi 銅・金鉱山で違法なストライキが発生。

(エネルギー関連ニュース)
・米在庫統計市場予想 原油+1.6MB、ガソリン+0.2MB、ディスティレート▲2.0MB、稼働率+0.1%
ベネズエラ ラミレス石油相「OPECは市場に十分な原油を供給している。現在の価格上昇はOPECの効力の範囲外の話だ。80?が原油のベース価格だと思う」
・米EIA、原油価格見通しを変更。2008年 94.11?/Bbl(前回発表時86.46?/Bbl)、2009年 85.92?(同81.67?/Bbl)

(商品市況概況)
「株価上昇効果は一時的?」
 昨日の商品相場はまちまち。FRB国債貸与報道でドルが急速に強含んだため、為替の影響を受けやすい商品は軒並み下落する展開となった。一方でエネルギー価格はファンド勢の買いで堅調な推移を続けており、目処と言われる110?を目指す展開となっている。基本的には株式市場からの一時的な資金避難場所として商品市場に一部の資金が流れ込んでいることによる上昇であると考えられることから、株価が上昇するタイミングでは流動性の低い投機対象商品が売り込まれる可能性は高い(原油に比して銅やアルミの流動性は低い)。
 もし株価が今回の対策によって堅調に推移することになれば、商品市場では一旦手仕舞い売りの動きが見られた後、再び上昇することになると考えているが、継続的な上昇にならなかった場合にはやはり流動性の低い商品から下落することになると考えている。どちらにしてもファンド主導のマーケットになっているため、相場展開が読みにくい相場になっているが、大幅な下落はないことには変わりはないだろう。

(非鉄金属)
 昨日の銅価格は下落した。取引序盤は昨日引けレベルでもみ合っていたが、欧州時間の朝方からファンドの買いが入り始め理由なく上昇。10日移動平均線レジスタンスを試す展開となったが、NY時間朝方にFRB国債貸与によるサブプライム対策が発表されるとドルが急上昇、これを受けて銅価格も急落し、結局前日比小幅安で引けることとなった。株からの資金退避の動きが続いていたため、足許の株価の戻りは(短期的ではあるが)、銅市場に対してはマイナスのインパクトを与える。LME在庫は▲1,675Mt減少、(FSCは2.5日)、(キャンセルワラント率は18.5%と上昇している(下グラフのオレンジ色の部分参照))。売買高は12,779枚(※現時点で確認できる前日の3Mの出来高)。イールドカーブは期近が小幅低下、期先が小幅上昇。C-3(Cash vs 3M Fwd)は87?バックとバック幅を縮小した。
 昨日の亜鉛価格は下落した。銅と同じく、取引序盤は前日クローズレベルでもみ合っていたが、欧州時間にファンド勢が銅を買い始めたことを切っ掛けに反転、10日移動平均線レジスタンスをトライする動きとなったが、NY時間朝方に発表されたFRBの対策を受けてドルが急上昇したタイミングで下落に転じ、結局前日比小幅安で引けている。LME在庫は▲25Mt減少、FSCは3.7日(キャンセルワラント率は4.2%)。売買高は4,743枚。イールドカーブは期近を中心に全ゾーン低下している。C-3は20?コンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。
 昨日の鉛価格は上昇した。銅・亜鉛と同じく取引序盤は軟調に推移し、その後上昇、米国時間で下落、という展開であったが、100日移動平均線と200日移動平均線が重なる心理的なサポートライン3,000?を下回れずに引けることとなった。LME在庫は+100Mt増加、(FSCは1.9日、キャンセルワラント率は1.1%ここ数週間でキャンセルワラント率は上昇している。)。売買高は2,034枚。イールドカーブは期先の上げ幅が大きく、ブルフラットニングしている。C-3は2?バックとバック幅を縮小した。
 昨日のアルミ価格は下落した。こちらも前日クローズレベルで寄り付いた後もみ合い、欧州時間のファンドの買いで上昇、あっさり10日移動平均線レジスタンスを上抜けした。ところがFRB国債貸与報道が流れるとドルが急騰、アルミは銅とともに旧即時地合いを崩し、大幅に下落、こちらも実にあっさり10日移動平均線を下抜けした。短期的に株式市場から流入していた資金が、株の地合い好転(短期的だとは思うが...)を受けて再び株式市場に戻る過程の仲での利食い売りであると考える。LME在庫は+8,625Mt増加、(FSCは8.3日)。(キャンセルワラント率は3.5%)。売買高は15,434枚。イールドカーブは全ゾーンパラレルに低下している。C-3は39?コンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。
 昨日のニッケル価格は下落した。材料は明確にNY朝方のFRBの対策発表に伴うドル高の進行である。これに伴いニッケル価格は急落し、200日移動平均線のサポートラインを試す動きとなった。LME在庫は▲96Mt減少、(FSCは11.0日)、キャンセルワラント率は1.1%。売買高は1,645枚。イールドカーブは期近を中心に全ゾーン低下している。C-3は215?コンタンゴと前日と変わらず。
 昨日の錫価格は上昇した。NY時間のドル上昇で下落に転じる局面もあったが、米株価が堅調に推移したことから買いが進んだ。錫も投機の対象になりにくいことから株価の動向には素直に反応しやすい。インドネシアの輸出の遅れやコンゴボリビアの鉱山でのトラブルといったファンダメンタルズ材料を背景に大幅な下落とはなっていない。LME在庫は▲30Mt減少、(FSCは9.5日)、キャンセルワラント率は3.57%。売買高は606枚。イールドカーブはパラレルに全ゾーン上昇。C-3は97?コンタンゴコンタンゴ幅を拡大した。

(エネルギー)
 昨日の原油価格は大幅に上昇し、史上最高値を更新後下落して上げ幅を削った。上昇に関しては特段の新規材料はなく、略ファンドの買いによる上昇であると考えられるが、NY時間のFRB国債貸与によるサブプライム対策が発表されると急速にドル高が進行、原油利食い売りに押される形で急速に値を下げた。しかしながら10日移動平均線を下回るには至らず、引けにかけては買い戻しが優勢となり前日比プラスで引けた。Brentも同様の相場展開であった。イールドカーブは期先が上昇、期近は小幅上昇。直近限月の騰落率はWTIが+0.8%、Brentが+1.0%。
 石油製品も上昇。RBOBも等しく相場展開は同じで、NY時間までは上昇していたが、NY時間に入ってからのドル急上昇で下落して引けた。但し引けにかけては買い戻しも入り結局前日比プラスで引けている。直近限月の騰落率は+0.3%。ヒーティングオイルも上昇。イールドカーブは期先の上昇幅が大きい。直近限月の騰落率は+0.7%。ガスオイルも上昇。イールドカーブは期先が上昇している。直近限月の騰落率は+0.3%。

(ひとりごと)
最近新たな発見があった。

花粉症、つらいですよね。
私も2年前から花粉症になったのだが、目が痒く、くしゃみが止まらない典型的なやつである。
本当に朝方はつらい。

ところが、である。
今年は結構花粉が飛んでいるらしいんだけど、ちっともくしゃみも出ないんですよね。
どうも体質改善したために治まったらしい。
と、聞くと花粉症に悩んでいる方からすると、頭にくるかも知れない。
でも、考えてみると花粉症の症状が治まった見返りに、今年からアトピーになっており
痒さの度合いは花粉症をはるかに上回っている。

一応、神様はいるんだな、と思うのが、アトピーと花粉症両方、になっていないことだ。
(両方の人もいるので、まだ予断は許せないが)。

恐らく人生も然りで、痛みと喜びは恐らくネットでゼロになっているんだろう。
いいことばかり続かないのはそのためだ(多分)。