オーメン

(経済関連ニュース)
・1-2月中国小売売上高 前年比+20.2%(前月+20.2%)、市場予想+19.0%。
・1月インド鉱工業生産 前年比+5.3%(前月改定+7.7%)、市場予想+8.0%。金利の上昇等で消費財の需要が減少したと見られる。
・1月英貿易赤字 75億ポンド(市場予想どおり)。
・米MBA住宅ローン申請指数 前週比▲1.9%の671.7、借換指数 前週比▲4.7%の2,448.2、購入指数 前週比+1.6%の368.8。
・2月米小売売上高 前月比▲0.6%(前月改定+0.4%(速報比+0.1%))、市場予想+0.2%。
・1月米企業在庫 前月比+0.8%(前月改定+0.7%(速報比+0.1%))、企業売上高前月比+1.5%(前月改定▲0.6%)、売上高在庫比率1.25ヶ月(前月1.26ヶ月)。


・ドルは一時対円で100円を割り込んだ。米カーライルグループのMBSファンドが166億?の債務で債務不履行になったことから、信用市場収縮懸念でドルが売り込まれた。対ユーロでもドルは軟調。終始弱含み推移した。
日本株は大幅下落。週初発表されたFRBの対策が不十分との見方から米株が下落したことに加え、急速に進む円高が輸出企業収益を圧迫するとの見方から輸出関連株が売られ、信用市場収縮懸念を受けて金融株が売られる等、幅広く売られた。米株は小幅高。前日比大幅なマイナスで寄り付いたがS&Pがサブプライム住宅ローン関連評価損の終息が見えてきたとコメントしたことなどを切っ掛けに反発した。素材価格高騰で生産者株も高い

穀物市場サマリー)
・大豆はしっかり。ドルの大幅下落を受けて時間外から取引序盤にかけて堅調な推移となったが、原油や金が利食い売りに押されて下落する中、利益確定売りに押されて下落し、上げ幅を削る展開。輸出統計は予想の範囲内。
・トウモロコシも堅調。相場展開は略大豆に同じく、上昇後利益確定売りに押された。但し10日移動平均線でサポートされて堅調な推移が昨年10月以降継続している。週間輸出成約高は事前予想を右腕割る768.8KMt。
・小麦価格は下落。相場展開は他穀物と同様上昇後、下落。但しUSDAの輸出統計で成約高が前週比大幅なマイナスになったことなどが嫌気されて前日比マイナスとなった。但しドル安が進行する中下げ幅も限定されている。

非鉄金属関連ニュース)
・貴金属は総じて軟調。金はついに1,000?を達成。ドルが対主要通貨で大幅に下落したことが最大の要因。但し引けに掛けてはS&Pがサブプライム関連損失は終息に向かっているとの見方を示したことからドル下落に歯止めが掛かり、頭重く推移した。銀も急騰後、上げ幅を削る展開に。

・プラチナは上昇。ドルが対主要通貨で大幅に下落したことが材料であるが、1月の南ア生産が大幅に減少したことも心理的買い材料となった(織り込み済みではあるのだが...)。足許プラチナ価格は30日移動平均線でサポートされて弱いドルを背景に堅調な推移となっている。パラジウムも上昇。
・ESKOMは2025年までに1,635億?を投じ、電力キャパシティを拡大する計画。
・1月の南アプラチナ生産は前月比16%の減少。電力供給障害で5日間に渡り鉱山が閉鎖された影響で。
・BHP Billiton Cerro Matosoニッケル鉱山、ストライキの影響で出荷できず。

(エネルギー関連ニュース)
・米在庫統計 原油+6.2MB、ガソリン+1.7MB、ディスティレート▲1.2MB、稼働率▲0.9%
サウジアラビア中央通貨庁「ドルは過小評価されており、割安である。但し、ユーロ建で原油を販売する計画はなく、それも石油管轄当局が決定することだ」
・米EIA、原油価格見通しを変更。2008年 94.11?/Bbl(前回発表時86.46?/Bbl)、2009年 85.92?(同81.67?/Bbl)

(商品市況概況)
「私も既に過去の人間?」
 昨日の商品相場はまちまち。急速に進むドル安が、流動性の高い商品の価格を押し上げた。比較的流動性の低い商品は低迷している。ただ最近思うことは「さすがに〜はない」とか「そろそろ限界」とかいった類のコメントは殆ど意味がなくなってきているな、ということ。ちょっと前に若いトレーダーと話をしたところ「原油はまだまだ上がるよ」とサラリと言っていた。確かに、米国発の経済危機で今まで見たことのないような動きが各マーケットで見られている。我々もそろそろこの3年間に市場で起こったことを完全に記憶の中から消し去らねばならないのかも知れない。
 今後については、もし株価が堅調に推移することになれば、商品市場では一旦手仕舞い売りの動きが見られた後、再び上昇することになると考えているが、継続的な上昇にならなかった場合にはやはり流動性の低い商品から下落することになると考えている。どちらにしてもファンド主導のマーケットになっているため、相場展開が読みにくい相場になっているが、大幅な下落はないことには変わりはないだろう。

(非鉄金属)
 昨日の銅価格は小幅下落した。取引序盤はドルの急落を受けて10日移動平均線レジスタンスを試す展開となった。欧州米州で、ファンドの買い集めと思われるワラントの減少が続いていることも材料視された。しかしながらNY時間に株が大幅にマイナスで寄り付いてオープンすると地合いが悪化し、10日移動平均線を上抜けできなかったこともあって結局前日比マイナスで引けることとなった。LME在庫は▲1,025Mt減少、(FSCは2.4日)、(キャンセルワラント率は18.7%と上昇している(下グラフのオレンジ色の部分参照))。売買高は6,221枚(※現時点で確認できる前日の3Mの出来高)。イールドカーブは若干期先の下げ幅が大きいが全ゾーン小幅低下となった。。C-3(Cash vs 3M Fwd)は104?バックと前日と変わらず。
 昨日の亜鉛価格は前日比変わらずであった。ドル安の進行やLME在庫の減少(英・米・マレーシア)を受けて上昇していたが、ドルの下落が株価の上昇を受けて一服したことから急速に上げ足を遅め、10日移動平均線レジスタンスに近づくレベルでは売り圧力も強く、結果行って来いで前日比変わらずで引けた。LME在庫は▲200Mt減少、FSCは3.7日(キャンセルワラント率は4.0%)。売買高は3,423枚。イールドカーブは期近が変わらず、期先が小幅上昇している。C-3は18?コンタンゴと前日と変わらず。
 昨日の鉛価格は下落した。ドル安の進行やLME在庫の小幅減少を受けて上昇余地を試す動きとなったが、米株がジリ高となってドル安が一旦一服したことから利食い売りに押され、結局30日移動平均線をを下回って引けることとなった。LME在庫は▲25Mt減少、(FSCは1.9日、キャンセルワラント率は1.1%ここ数週間でキャンセルワラント率は上昇している。)。売買高は1,097枚。イールドカーブは期近が低下し、ベアフラットニングしている。C-3は11?バックと前日と変わらず。
 昨日のアルミ価格は下落した。こちら前日クローズレベルで寄り付いた後、ドル安の急速な進行と原油高に連れる形で上値をトライする動きとなったが、LME在庫が中国周辺の韓国・シンガポール、景気悪化が指摘される米国で大幅に増加したことや、米国株が前日比大幅マイナスで寄り付いた後ジリ高になったことからドル下落が一服したことなどが材料視され、10日移動平均線レジスタンスラインを上抜けできなかったこともあって上げ幅を削る展開となった。LME在庫は+23,775Mt増加、(FSCは8.6日)。(キャンセルワラント率は3.3%)。売買高は7,991枚。イールドカーブは期近が低下、期先が小幅上昇している。C-3は37?コンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。
 昨日のニッケル価格は上昇した。相場展開は銅やアルミと同じく、ドル安の急速な進行やLME在庫の減少を受けて10日移動平均線レジスタンスを試す展開となったが、ドル下落の一服を受けて引けに掛けて水準を切り下げる動きとなった。結果、前日比プラスではある。LME在庫は▲54Mt減少、(FSCは11.0日)、キャンセルワラント率は1.1%。売買高は954枚。イールドカーブはパラレルに全ゾーン上昇している。C-3は178?コンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。
 昨日の錫価格は上昇した。アジア時間から始まったドルの急落を受け、そもそもファンダメンタルズが強かったことから心理的レジスタンスの20,000?をトライする展開となった。繰り返しコメントしているが、実は錫が最もファンダメンタルズが強い非鉄金属といっても言い過ぎではない。錫は投機の対象になりにくいことからここまでの上昇は純粋にファンダメンタルズ(インドネシアの輸出の遅れやコンゴボリビアの鉱山でのトラブル等)とドル安である。LME在庫は前日比変わらず。(FSCは9.5日)、キャンセルワラント率は9.1%。売買高は594枚。イールドカーブはパラレルに全ゾーン上昇。C-3は15?コンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。

(エネルギー)
 昨日の原油価格は上昇し、とうとう111?を付けてしまった。最大の材料はドルの急落。特段、エネルギー固有の買い材料は昨晩はなかった。対主要通貨でドルが下落する中、堅調な推移となったがNY時間に株が大幅にマイナスで寄り付くと更に上げ幅を拡大、その後S&Pのサブプライム史上最高値を更新後下落して上げ幅を削った。足許の上昇には特段の新規材料はなく、略ファンドの買いによる上昇であると考えられる。イールドカーブは期先が上昇。Brentも同様に上昇したが、限月交代に伴う買い戻しで上げ幅がWTIに勝った。イールドカーブは期先の挙げが顕著である。直近限月の騰落率はWTIが+0.4%、Brentが+1.2%。
 石油製品はまちまち。RBOBは寄付きから軟調に推移し、10日移動平均線を試す展開となった。水曜日に発表された米在庫統計での在庫積みあがりと前年比ベースでの需要減少が顕著であることから軟調な推移となった。イールドカーブは期近が大幅に下落、期先が上昇している。直近限月の騰落率は▲1.7%。ヒーティングオイルは大幅に上昇。300セントの心理的節目を上抜けしたこととドル安の進行に伴う原油上昇、北米の気温低下を背景に大幅な上昇となった。イールドカーブは期近の上昇幅が大きいが、全ゾーン大幅に上昇している。直近限月の騰落率は+3.1%。ガスオイルは小幅下落。イールドカーブは期先が上昇している。直近限月の騰落率は▲0.2%。

(ひとりごと)
殆ど起きている子供の顔を見ることが最近はない。
まあ、この年齢のサラリーマンであれば当たり前といえば当たり前であるが、物寂しいものである。
なので、今の最大の楽しみは、夜帰って、子供の寝顔を見ることだ
本当に癒される。

と、昨晩も寝ている我が子の顔をそーッと見てみたところ
そこには灰色に顔が変色した我が子が横たわっていた

「!!!!!!」

思わず、声にならない悲鳴を上げてしまった。

が、しかし。

よく見てみたら、息子がいつも一緒に寝ているゾウのぬいぐるみの
お尻の部分が頭のように顔を出していただけでした。


ああ、怖かった。。。