ちょっとだけ

(経済関連ニュース)
・Q108シンガポールGDP改定 前年比+14.6%(速報比▲2.3%)。
・5月ユーロ圏サービス業指数、製造業景気指数、総合指数速報、50.6、50.5、51.1(前月52.0、50.7、51.9)、市場予想51.7、50.5、51.5。
・Q108英GDP改定値 前期比+0.4%(速報比変わらず)、市場予想+0.4%。2005年来の低い伸び。
・4月米中古受託販売 前月比▲1.0%の489万戸(前月改定494万戸(速報比+1万戸))、市場予想485万戸。
ドイツ銀行 鉄鉱石デリバティブ取り扱いを開始へ。

・ドルは対ユーロで下落。週間ベースでは3週連続で下落。米住宅市場の減速や、原油価格の高騰に伴うインフレの進捗が経済に悪影響を与えるとの見方が強まっていることが背景。とはいってもそもそも米景気は減速局面にあるのでドルが安くなるのは自然な流れか。対円でもドルは下落している。

日本株は小幅上昇。金曜日の日中の小幅な円安進行で買いが入った模様。特段の個別材料はない。米国株は下落。住宅市場の調整が続く一方、著しい原油価格の高騰が企業収益を大きく圧迫するであろうとの見方が広がったことから。日本以外の各国株は軒並み水準を大幅に切り下げている。
穀物市場サマリー)
・大豆価格は上昇。アルゼンチン農家の政府との交渉がまったく進捗していないことやドル安の進行、を背景に3連休を控えた買い戻しが優勢となり、50日移動平均線を下値として堅調な推移となった。CFTC Non-Commercial ポジションはロングが拡大、ショートが縮小しネットロングが大幅に拡大している。インデックスファンドのポジションは買い越し幅が大幅に縮小。

・トウモロコシ価格は小幅反発。原油が堅調に推移したことやドル安が支援材料となり小幅高となった。とりあえず10日移動平均線をレンジ中心に小動きであった。CFTC Non-Commercialポジションはロング・ショートとも減少しているが、ショートポジションの解消買い戻しの方が多く、ネット買い越し幅を拡大している。インデックスファンドは売りを拡大、ネット買い越し幅が縮小している。

・小麦価格は小幅反発。エネルギー価格の上昇やドル安の進行が支援材料となったが、グレートプレーンズの生育見通しの改善などが引き続き売り材料として意識され頭重い推移に。結果、10日移動平均線レジスタンスラインは上抜けできずに引けている。穀物の中で小麦はやはりトレンドがベアな状態が継続。CFTC Non-Commercialポジションは、ロング・ショートともポジションを拡大、ネットロングが小幅増加している。インデックスファンドはネットロング幅を小幅縮小。


非鉄金属関連ニュース)
"・金はドル安や原油の高止まりを受けて50日移動平均線を下値として堅調な推移となった。CFTC Non-Commercialポジションはロングが大幅に拡大、ショートが大幅に減少、ネットロングは引き続き過去最大の水準で推移している(これらのロングポジションは潜在的な売り圧力となりえるのだが、略昨年のサブプライム問題発生以降、この水準での買い持ちが続いている)。
 著しい金価格の上昇が宝飾品需要を落ち込ませたようだ。WGCの発表によればQ108の宝飾需要は前年比▲21.5%の454.4Mtに、世界最大の金消費国であるインドの需要は前年比▲50%の102.1Mtに落ち込んでいる。このことは価格上昇が需要を減少させることの証左であり、著しい価格上昇に伴う需要減少の可能性は視野に入れておくべきであろう。このことは宝飾品に用いられるプラチナ等の貴金属でも同様である。しかしながら一次回帰の結果を受けると現在のドル/ユーロの水準でも970?程度までの上昇余地がある。金価格はドル・ユーロの動向である程度説明が可能であるが、今のところ一次回帰分析の結果と比較すると引き続き割安なレベルにあるため、テクニカルな買いが入り易い(金価格=1,314.2×ドル・ユーロ-1,106)。弊社は引き続きドルが中期的な視点で軟調な推移が続くと見ており金価格はドル・ユーロが1.64程度まで低下した場合には1,000?までの上昇があってもおかしくないと考えている。
 銀もドル下落、原油高止まりの影響で水準を切り上げている。"

"・プラチナ価格は乱高下した結果、下落。特段新規の材料がない中、ドル安の進行や原油高、金高を受けて上値を試す動きが見られはしたものの、3連休を控えたポジション整理の売り等に押され10日移動平均線を割り込むことはなかったものの小幅安となった。
 中期的な見通しについてプラチナは、為替・ファンダメンタルズの両要因で堅調な推移になると考えている。2008年の需給は711キロオンスの、2009年に関しても458キロオンスの供給不足になると考えられ、年内については米金利低下を背景としてドル安傾向が持続すると見られるためである。価格上昇に対するリスクシナリオは、プラチナ価格が上昇し、代替品としてパラジウムが代用品として利用されるリスクであろう。今のところディーゼル車向けに用いられているパラジウムは全体の10%程度であり、これは将来的には25%程度まで上昇すると考えている。
 パラジウムはドル安を受けて小幅上昇。"

・チリ鉱業協会「同国のエネルギー不足は少なくとも2011年までは継続。天然ガスの不足や干ばつ、原油の高騰によってチリ国内のエネルギー供給は極めて不安定」
・Tech Comico(世界第2位の亜鉛生産者)リンゼー再考経営責任者「わが社も含め、1年半以内に一部の鉱山の操業が停止することが分かっている。この価格水準
亜鉛相場では他の数社も操業を停止するであろう。そのため、1年半以内に需給は逼迫することになる」

(エネルギー関連ニュース)
・特に無し。

(商品市況概況)
「インフレ率の上昇が意識され始める」
 原油価格の高騰が止まらない。ドル安の進行に伴う欧州圏の買いやファンドの買い、税金等の補助金政策によるNon-OECD諸国の需要が価格高騰にも関わらず減少しないこと、が材料である。しかしながらこのエネルギー価格の上昇でインフレ懸念が高まりつつあり、再び株価が軟調に推移し始めた。
 基本、株価が下落した場合には商品は逆相関であるため物色されるケースが多いのだが、非鉄金属に異なった動きが見え始めた。需給を巡るファンダメンタルズに大きな変化はないものの、金利上昇が企業業績を圧迫し株価が調整、先々の需要減少観測と相俟って軟調に推移し始めたことである。ここ数年忘れられていた「伝統的な」非鉄金属価格下落時に用いられていたロジックである。小職は新興国の一次産品需要は旺盛であり、供給環境も不安定なことから非鉄金属価格の下落は限られると考えてはいるものの、もし株の下落によって景気が失速し本当に需要の減少が始まった場合にはこの限りではない。今までは「著しく安く据え置かれた商品価格が修正される形で上昇」してきたが、「著しい価格上昇を背景に、価格が調整」する可能性が高まってきたことも念頭においておくべきであろう。"

(非鉄金属)
 週末の銅価格は上昇した。取引序盤は原油高が実体経済に悪影響を及ぼすとの見方が根強く、株価が日本株を除いて大幅に調整したことから、100日移動平均線のサポートラインをトライする動きとなった。しかしながら米経済統計を受けてドル安が進行したこと等から引けにかけて水準を切り上げ結局前日比プラスで引けている。LME在庫は+175Mt増加、(FSCは2.4日)、(キャンセルワラント率は14.1%)。売買高は6,728枚(※現時点で確認できる前日の3Mの出来高)。イールドカーブは期近が上昇、期先は小幅上昇。C-3(Cash vs 3M Fwd)は121?バックとバック幅を拡大した。
 週末の亜鉛価格は上昇した。新規材料に乏しい中、前日の値幅の範囲内で極めて小動きとなった。四川大地震の影響で中国からの生産が減少、価格の下落の影響で先々の生産者の操業停止の可能性が高まっているものの、全体的なトレンドは引き続きベアなままである。LME在庫は+150Mt増加、FSCは3.9日(キャンセルワラント率は5.1%)。売買高は5,551枚。イールドカーブはパラレルに全ゾーン上昇。C-3は97?バックとバック幅を縮小した。
 週末の鉛価格は下落した。取引序盤は小幅上昇する局面も見られたものの、原油価格の高騰に伴う景気悪化懸念を背景とした各国株価の調整の影響でセンチメントが悪化し、下落した。しかしながらドル安も同時に進行したことから心理的名節目である2,000?を下値として比較的堅調な推移となった。LME在庫は+100Mt増加、(FSCは2.7日、キャンセルワラント率は4.0%)。売買高は2,188枚。イールドカーブは殆ど変わらず。C-3は21?コンタンゴコンタンゴ幅を拡大した。
 週末のアルミ価格は上昇した。原油価格の上昇とドル安の進行、南アESKOMがアルミ精錬業者向けの電力供給を一部削減する見通しであること、LME・上海在庫の大幅減少などの買い材料が山積する一方、著しい原油高が景気を悪化させるのではとの見方から株が調整しており、結局高値でもみ合うこととなった。LME在庫は▲2,600Mt減少、(FSCは9.3日)。(キャンセルワラント率は4.6%)。売買高は6,273枚。イールドカーブの形状は略変わらず。C-3は42?コンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。
 週末のニッケル価格は上昇した。一旦前日までの流れを受けて下落したものの、ドル安の進行やここまでの下げ幅が大きすぎたことから買戻しが優勢となった。LME在庫は▲180Mt減少、(FSCは11.3日)、キャンセルワラント率は2.9%。売買高は2,326枚。イールドカーブは期近を中心に上昇している。C-3は134?コンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。
 昨日の錫価格は前日比変わらずであった。取引序盤は特段材料のない中、新興国株の大幅下落を受けて非鉄金属全体に売りが入る中地合いを崩し、30日移動平均線のサポートラインをトライする動きとなった。しかしながら欧州から米州時間にかけて再びドル安が進行したことから買戻しが優勢となり下げ幅を大きく削り、結局のところ行って来いの展開となった。LME在庫は▲15Mt減少、(FSCは0.0日)、キャンセルワラント率は3.44%。売買高は243枚。イールドカーブは殆ど変わらず。C-3は35?コンタンゴコンタンゴ幅を拡大した。

(エネルギー)
" 週末の原油価格は上昇後下落、再び引けにかけて上昇した。ここ数日間の著しい価格上昇を受けてさすがに取引序盤は取引序盤は利食い売りに押されたものの、130?ラインを下回らなかったことやドル安の進行を受けて週末の3連休を控えた買いが入り、結局上昇して引けた。イールドカーブは期先がさすがに利食い売りに押されて下落し、緩やかなバックが復活しつつある。Brentも同様の相場展開であった。イールドカーブは期近が上昇、期先が低下。イールドカーブは極めていびつな形状になっている。ここ数日の価格変化に流動性が低い各ゾーンが付いていけていないことの証左であろう。直近限月の騰落率はWTIが+1.0%、Brentが+0.8%。
 石油製品はまちまち。RBOBは取引序晩は軟調な推移となったが、ドル安の進行を受けて原油が上昇したことなどから引けに掛けて買われた。イールドカーブは期近が上昇している。直近限月の騰落率は+1.9%。ヒーティングオイルは下落。そもそもここ数日、ディーゼルオイル需要の高まりを受けて大幅な連れ高となっていることから3連休を控えたポジション整理の売りが入ったものと考えられる。イールドカーブは略パラレルに低下している。直近限月の騰落率は▲2.3%。ガスオイルも下落。イールドカーブは期近が低下している。騰落率は▲1.4%。

(ひとりごと)
殆ど毎朝、とあるコーヒー屋でコーヒーを買うことにしている。
最近では当たり前の光景であるが、コーヒー屋には必ず氷の沢山入った水差しがおいてありますよね。

あれが私、好きなんです。

え?なぜって
いや、別にね、コーヒー屋の水差しじゃあなくてもかまわないんですが
ああいう水差しから水を入れていると、時々

「すごく小さい氷」

が出てくることがあるじゃあないですか。
あれを飲むのがすきなんですよね。
小さいので普通に飲み込めるんだが、ちょっと喉に引っかかる感じが。

同じ理屈で、ビールジョッキに氷が張り付いているのとか
冷えすぎて中が少し凍っているコーラとかジュースとか

大好きである。
少しだけ氷が混じったジュースとか、売り出さないですかね...