行かず嫌い克服記録-その1

(経済関連ニュース)
・5月独製造業受注 前月比▲0.9%(前月改定▲1.7%(速報比+0.1%))、市場予想+0.8%。予想に反しマイナス。6ヶ月連続。
・5月日本景気一致指数 前月比+1.3%の103.0%(市場予想103.5%)、先行指数▲0.2%の92.6%(市場予想93.0%)

・ドルはロンドン時間に対ユーロで上昇。ECBによる利上げが実施されたがトリシェ総裁が追加利上げを示唆しなかったことから、逆に打ち止め感からドルが買い戻された流れが継続。但し米国休場であったことや大型の経済指標の発表がないこと、週末のサミットを控えて小動きとなった。ドルは対円でも上昇している。

日本株は続落し、12営業日連続の下落となった。先行きの景気不透明感が高まる中幅広く売られた。アジア株も下落。上海株は下落、Sensexは反発している。米国市場は休場。

穀物市場サマリー)
休場

非鉄金属関連ニュース)
・NY金は休場。ロンドンでは小幅上昇。
 足許の大幅なドル安の進行と、株価の軟調な推移を受けて質への逃避の観点から金価格は大幅な上昇となった。しかしながらECBの利上げ実施と、先々の利上げに関して前向きなコメントがトリシェ総裁から出なかったこともあって、週末に掛けて弱含む展開となっている。ECBの利上げ打ち止め観測もあってしばらくは現状レベルでの推移が続くこととなろう。今のところ一次回帰分析の結果では現在のドル価格は比較すると引き続き割安なレベルにあり、テクニカルな買いは入り易い(金価格=1,222.4×ドル・ユーロ-976.38)。これはもしユーロが1.6?まで下落して場合には980ドル程度までの上昇があってもおかしくないことを意味している(尚、現状の為替レートを用いるならば945?程度であり、上げ余地はそれほど大きくはない)。また同時に著しい金価格の上昇が宝飾品需要を落ち込ませている。WGCの発表によればQ108の宝飾需要は前年比▲21.5%の454.4Mtに、世界最大の金消費国であるインドの需要は前年比▲50%の102.1Mtに落ち込んでいる。このことは価格上昇が需要を減少させることの証左であり、著しい価格上昇に伴う需要減少の可能性は視野に入れておくべきである。
 NY銀も休場。

・NYプラチナは休場。ロンドンでは下落。ドル高の進行を受けて。
 中期的な見通しについてプラチナは、為替・ファンダメンタルズの両要因で堅調な推移になると考えている。2008年の需給は711キロオンスの、2009年に関しても458キロオンスの供給不足になると考えられ、年内については米金利低下を背景としてドル安傾向が持続すると見られるためである。価格上昇に対するリスクシナリオは、プラチナ価格が上昇し、代替品としてパラジウムが代用品として利用されるリスクであろう。今のところディーゼル車向けに用いられているパラジウムは全体の10%程度であり、これは将来的には25%程度まで上昇すると考えている。また地上在庫の多さがこうした不足分を補うと見られることから、結局のところ生産不足分は相殺されニュートラルになる可能性があることも相場の下押し材料となりえよう。しかしながらやはり南アの生産状態が電力価格の上昇やその他のコストの上昇等で不安定であることから当面はアップサイドのセンシティビティが高い状態が続くと考えている。
 NYパラジウムも休場。ロンドンでは変らず。
 今後パラジウムの価格は上昇すると考えている。プラチナ価格の高騰に伴う代用品需要の高まりが期待されるためだ。プラチナのところでもコメントしているように、プラチナ触媒がパラジウム触媒に置き換わることによる需要増加や、宝飾品にパラジウムが用いられる可能性がある。しかしながら非常に多い地上在庫(弊社見積もりではチューリッヒに8百万オンス、ロシアに10百万オンスの地上在庫があると見ている)が、価格の上限を押さえることとなろう。

・BHP BillitonによるRio Tintoの買収案に関して、欧州競争法当局が調査期間を延期。両者の合併によりグローバルシェアが30%を超えることに関して「深刻な懸念」があるため。と説明。

(エネルギー関連ニュース)
・イラン ジャリリ国家案k全補償最高評議会書記「イランはウラン濃縮停止を促すために主要国が提示した包括案に対し、建設的名回答をした」と発表。
ペトロブラス 「発券されたトゥピ油田の開発はバレル辺り40〜50?のコストで開発可能」。可採埋蔵量は80億バレルに上る可能性。

(商品市況概況)
「待って海路の日和があるのか?」
 週末のコモディティ市場は総じて軟調であった。NYが休日ということもあり通常よりも取引量が少ない相場であったが、週末のサミット動向やイランの核問題が「一見進捗しているように見えること」から手仕舞い売りに押されたようだ。ただ、正直ファンダメンタルズに大きな変化はなく堅調な推移が続いていると言って良い。また原油を始めとするエネルギー価格の高騰で、各種コモディティの生産コストが増加していることに伴う価格の押し上げ効果も水準を高止まらせている要因の1つであると考えている。
 コモディティ全般の価格下落要因とすると、政治の介入、というよりも実需の減速による下落の方が明らかに効果が大きいだろう。これは価格高騰時に発生するため消費者はしばらく価格の高騰に耐えねばならない。しかしその後下落したとしても上記の通り生産コスト自体が高止まっていることが生産を抑制するため大きな下落にならないことは忘れてはならない。
 今後どうした対応や対策をするべきかを今考えなければ、「待てば海路の日よりあり(根気良く待てば航海に良い日和の日もあるだろう)」という訳には行かないのではないだろうか。

(非鉄金属)
 週末の銅価格は下落した。前日の大幅下落の流れを受けて軟調な推移となり、ドル高も継続したこと、原油価格が下落した(NYは休場)こと、上海在庫が大幅な増加となったこともあって大幅な下げとなった。ストライキの懸念や深刻なエネルギー価格の上昇によってコストが増加、供給状態が不安定な中上昇が続いていたが、週末に関してはドル高を材料にしてポジション整理の売りで下落した。この結果10日移動平均線のサポートラインを再び割り込むこっとなった。LME在庫は+75Mt増加、(FSCは2.3日)、(キャンセルワラント率は5.1%)。売買高は4,808枚(※現時点で確認できる前日の3Mの出来高)。イールドカーブはパラレルに低下。C-3(Cash vs 3M Fwd)は178?バックとバック幅を縮小した。
 週末の亜鉛価格は下落した。前日引けレベルで寄り付いた後同じ水準でもみ合っていたが、ドル高の進行が継続したことや原油・銅の下落を受けて軟調に推移。しかしながらやはり1,800?のコストベースラインは意識されるようであり下値ではそれなりに買いもはいって底堅く小動きであった。LME在庫は▲350Mt減少、FSCは4.6日(キャンセルワラント率は2.9%)。売買高は3,643枚。イールドカーブはパラレルに低下している。C-3は472?バックとバック幅を拡大した。
 週末の鉛価格は下落した。銅価格の急落と欧州時間のドル高の進行、エネルギー価格の高騰に伴い自動車販売の減速の可能性が高まり、カーバッテリー向けの鉛消費が減少する可能性が高まってきていることが材料視されている。長らく意識されてきた1,800?レベルを10日移動平均線が下抜けしたことも売りを誘う結果となった。LME在庫は+175Mt増加、(FSCは4.2日、キャンセルワラント率は3.5%ここ数週間でキャンセルワラント率は上昇している。)。売買高は1,702枚。イールドカーブは期先を中心に低下しベアフラットニング。C-3は20?コンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。
 週末のアルミ価格は下落した。原油価格がイラン問題の進展期待を背景として下落したことやドル高の進行、上海在庫の増加といった売り材料を受け軟調に推移、10日移動平均線の短期的なサポートラインを試す動きとなった。足許3月につけた3,255?が上値として意識される一方、エネルギー価格の高騰に伴う各生産者の減産の可能性が高まっていることから水準が期先を中心にきり上がってきてしまっている状況である(現時点の現物需給のルーズさではなく、先々のコストの問題)。LME在庫は▲2,050Mt減少、(FSCは9.5日)。(キャンセルワラント率は2.4%)。売買高は5,013枚。イールドカーブは期近が小幅低下しベアスティープニングしている。C-3は47?コンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。
 週末のニッケル価格は下落した。22,000?の節目を下回ってから完全にトレンドが変わってしまったようだ。BHPの豪州鉱山のメンテナンスによる稼動停止の話は完全に消し飛んでしまったようである。特に10日移動平均線が22,000?を下回ってしまったこともあって、売りが入り易いのは事実であろう。こうした中ドル高の進行といったマイナス材料を受けて終始水準を切り下げる動きであった。LME在庫は▲42Mt減少、(FSCは10.9日)、キャンセルワラント率は5.3%。売買高は538枚。イールドカーブは期近を中心に全ゾーン低下し、ベアフラットニング。C-3は147?コンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。
 週末の錫価格は大幅に下落した。原油価格の下落やドル高の進行といった周辺材料に加え、LME在庫が増加したことが材料視された。結果前日下回った50日移動平均線を上回ることはなく、30日移動平均線をトライする動きとなり終始軟調な相場展開であった。とはいってもインドネシアや中国からの輸出減少(中国は足許精錬錫の輸入国)が需給を逼迫させているため高止まりが続いている状況に変りはない。LME在庫は+55Mt増加、(FSCは0.0日)、キャンセルワラント率は4.81%。売買高は267枚。イールドカーブは全ゾーン略パラレルに低下している(カーブは略フラットに)。C-3は28?バックとバック幅を縮小した。

(エネルギー)
 週末の原油価格は下落した。イランが主要各国からの核開発問題に関して、「建設的な回答をした」と報じられたことが手仕舞い売りを誘った。NY市場が休場であったこともポジション整理の売りを誘ったようである。Brent価格はこの報道を受けて史上最高値からじりじりと水準を切り下げ、前日の上げ分を吐き出す形で下落して引けた。しかしながらこうした報道は簡単に内容がひっくり返ることも多く、余り真剣に売り材料とはされなかったようだ。やはりファンダメンタルズの強さが相場を下支えしているようである。イールドカーブは全ゾーンパラレルに低下している。直近限月の騰落率はBrentは▲1.2%。
 石油製品も下落。ICEガスオイルは一旦史上最高値を更新した後、ずるずると水準を切り下げる動きとなりきりの良い1,300?が意識されこのレベルを若干割り込むレベルで引けている。同様の相場展開で上昇。イールドカーブは全ゾーンパラレルに低下している。直近限月の騰落率は▲1.2%。

(ひとりごと)
前の前の会社の後輩が設立した会社のメルマガを読んでいるのだが(週1回発行)。
読むたび次々に新しい人たちが登場してくる。
一体何人いるのだろうか?
時間がある人はせっかくHPを立ち上げたみたいなので、見てみてあげて下さい(http://www.fillmoreadvisory.jp/)

さて。

週末に家の周りをふらふらしていたら、「フレッシュネスバーガー」があるのに気づいた。
以前、この敷地には魚屋が営まれていたがずいぶん前にこの店に変ってしまった。
なので、個人的には「あそこは魚屋」の印象が強く、とてもハンバーガーを食べるような店、という認識をしていなかった。
しかも、道路から見える店の中はガラガラで、きっと美味しくないんだろう、と勝手に思っていた。

で。

とある日、カミさんが子供を連れて実家に帰っていたので(あ、ヘンな実家帰りじゃないです。念のため)
一人で行ってみた。何で行こうと思ったかはさっぱり分からない。
店内に入ると、メニューに沢山の種類のハンバーガーが載っている。
ハンバーガーに始まり、チーズバーガー、ダブルチーズバーガー、チリバーガー、etc…
どれもこれもハンバーガーのパティがパンからはみ出すぐらい大きい写真が載っている。

私、こういうの嫌いなんですよね。

絶対にそんなことないから。
お肉だって少ないんですよ、きっと。
と思って一番大きいのを注文。なんと740円もする。
しかも注文してからできるまで10分ぐらい待てという。

「どういうこと?」

と相当納得がいかないまま席で待っていたら10分後にハンバーガーが到着
見てびっくり。
こんなに大きいの!?
一口で食べれないじゃないの。
持ってこられたハンバーガーは写真の通り、確かに中身がパンからはみ出るぐらい大きく
肉も肉汁たっぷりだ。

話は逸れるが、肉汁たっぷり、と興奮しているTVのレポーターにはいつも腹立たしい気持ちで一杯である
だって、肉の味を説明するのに、「肉汁たっぷり」で「ジューシー」で美味しいですね、って説明になってないじゃないのッ!!
って、まぁいいや。

今日ばっかりは肉汁に興奮してしまった。
口元が切れないように注意深くかぶりつくと、口いっぱいに広がる肉とチーズの味。
その肉がですね、結構噛み応えのある味で、かみ締めるとそれを受け止めて跳ね返してくるんですよね
チェーン店なのにちゃんとまじめに作っている味。
また、カウンターそばにいろいろな国の調味料が置いてあって、取り放題である。
まぁ、そんなに何種類も入れると味が変っちゃうので使わないんですけどね。
そうしたトッピング、あ、いやソースのバリエーションも楽しめるのも嬉しいところだ。

これで740円なら仕方ない、と納得してしまう味であった。
難点は、肉汁が多いのでこぼれないように注意して食べるとついつい急いで食べてしまい
余り味わうことができないまま終了してしまうこと。

10分待って5分で食べ終わってしまいましたヨ。
ちなみに食べ終わった後で手を洗いに2階に上がったら、予想外に2階は広く
女子大生と女子高生があふれていた。
何だ。流行っていたのね。このお店。

と、言うことで今後もどんどん気になった店に入って見てみようと思う。