水泳学校-その1

(商品市況概況)
「商品価格は小幅反発」
 昨日のコモディティ市場は下げ止まり感が強かった。バーナンキ議長の7月中旬の発言、GMフォードの決算悪化、といった「景気後退を強く意識させる材料の噴出」を受けて急速に相場が調整していたのだが、逆に商品価格の下落を受けて先々の極端なインフレ懸念が後退、景気刺激のための「金融緩和」が可能になったとの見方から株が上昇している(しかし足許は債券相場は下落している)。今朝の日経新聞のトップ記事でも中国が景気刺激のために融資規制を緩和する、と報道されており「商品価格が落ち着いてきているが故に、前から取り組みたかった景気刺激のための金融緩和」に動き易い地合いになっていることが商品相場を下支えしているものと思われる。
 いずれにしても明らかなのは、原油価格が100?を下回るのは難しいが、145?を上回るのも同時に難しい、ということであろう。今のところ原油は100?から150?の新しい価格レンジ帯に入ったと考えている。

(経済関連ニュース)
・7月ユーロ圏サービス業景気指数改定 48.3(速報比変らず)。
・6月英製造業生産 前月比▲0.5%、市場予想+0.1%。
・7月米ISM非製造業総合景況指数 49.5(前月改定48.2)、市場予想48.8。
FOMC声明要旨)
FOMC政策金利を2%で据え置いた。個人消費と輸出の伸びで第二四半期の経済活動は拡大したが、労働市場も悪化、金融市場の環境も悪化している。
・クレジットクランチと住宅セクターの悪化、エネルギー価格の高騰がこの先数四半期に渡って経済成長を圧迫する可能性が高い。
・インフレは高い状況が続いており、インフレ期待を示す複数の指標が上昇している。FOMCは年末から来年に掛けてインフレは減速すると見ているが、インフレに
 関する見通しは依然として不透明感が高い。経済成長の下ぶれリスクはあるものの、FOMCはインフレリスクも「重大な懸念」であると考えている。
・6月独製造業受注 前月比▲2.9%(前月改定▲1.4%(速報比▲0.5%))、市場予想+0.4%。
・米MBA住宅ローン申請指数 前週比+2.8%の432.6、借換指数+4.4%の1,121.4、購入指数+1.8%の315.2。
・6月日本景気一致指数速報 前月比▲1.6の101.7%(市場予想101.7%)、先行指数▲1.7%の91.2%(91.1%)、遅行指数▲1.1%の102.3%。
・6月日本コア機械受注 前月比▲2.6%(製造業+3.9%、非製造業▲3.3%)。

・ドルは対ユーロで上昇。独経済統計が予想外の悪化になったことからユーロが売られた。前日FOMCでインフレ懸念に関する重大な懸念が表明されていることもドル買いを誘った。ドルは対円で大幅に上昇。
日本株は大幅に反発。原油の下落を受けた過剰なインフレ懸念が後退し、景気刺激のための金融政策の余地が広がったことが好感された。新興国株も前面高。米国株も上昇。ハイテク企業決算が好調な内容であったことや前日のFOMCで先々のインフレ懸念が後退しているとコメントされたことが材料となっている(株の上昇もあって、米国債金利は上昇していますが...)。

穀物市場サマリー)
・大豆価格は続落。生産地の気温上昇と降雨の影響で、米国、中国の生産が増加するとの見方と、独経済統計を受けたドル高の進行で。中国国家穀物油糧情報センター「2008年の中国の大豆生産は前年比+37%の17.5百万Mtの見通し」と発表したことも下落要因となった。イールドカーブは全ゾーンパラレルに低下している。チャート的にはきりの良い12?でサポートされている。
・トウモロコシ価格は下落。大豆同様、生産地の降雨による土壌改善期待や、気温の上昇で収穫が増えるのではとの見方と、独経済統計を受けたドル高の進行が嫌気され、5?の節目をトライする展開となった。イールドカーブは全ゾーンパラレルに低下。
・小麦価格も下落。トウモロコシ、大豆の下落を受け、飼料用に用いられるのではと思われていた小麦の需要の減少観測が台頭たため。トウモロコシ、大豆と同様にドル高が進行したことも相場の下押し材料になった。イールドカーブの形状は余り変化していない。

非鉄金属関連ニュース)
・金は下落。独経済統計を受けたドルの上昇、原油軟調に推移していることなどから金も売られた。昨日は特にドルが急上昇した局面での下落が大きかった。
 足許金価格のトレンドは若干変化しつつある。米国のみならずユーロ圏の景気が鈍化し始めていることに伴うドルの行き過ぎた下落が修正され始めているためだ。同時に地政学的リスクの高まりや、米景気の後退懸念に伴う恒常的にドルの水準が安いこと、株式市場のパフォーマンスの悪化、といった材料を受けて安全資産であり、市場規模のうちの半分近くが投機資金である金は、質への逃避で物色されることから大幅な下落とはなっていない。尚、一次回帰分析の結果では現在の金価格は一次回帰直線を下回る水準にあり、テクニカルな買いが入ってもおかしくない環境にある(金価格=1,151.4×ドル・ユーロ-868.74)。同時に金価格の上昇が宝飾品需要を落ち込ませている可能性が高く(WGCの発表によればQ108の宝飾需要は前年比▲21.5%の454.4Mtに、世界最大の金消費国であるインドの需要は前年比▲50%の102.1Mtに落ち込んでいる)上値を追いきれないのも事実であろう。よって、ドルの行き過ぎた下落が修正される局面に入っていることも考慮し、弊社は金価格の見通しを若干ブルからニュートラルに引き下げることにした。これは今までこのコラムで主張していたように「当面高値で安定推移」との見方と整合するものである。もし金の見通しをベアに転換するには今しばらくドルのトレンドを経済統計とともに見定める必要があろう。
 NY銀も続落。金の下落、エネルギーの下落を受けて軟調な推移となっている。

・NYプラチナ価格はさすがに買い戻しが入り2営業日連続で上昇。南アフリカの電力価格上昇に対する抗議ストライキの影響で。というよりも、自動車需要の減少観測を受けて下落を続けてきたが、下落幅が大きい中値ごろ感からの買いを入れたいタイミングで丁度良く供給サイドのニュースが発表されたためと考えられる。但し10日移動平均線が足許の上値として意識されており、このラインを上抜けることはできなかった。尚、下値の目処は1,500?。
 中期的な見通しについてプラチナは、堅調な推移になると考えていたが、自動車向け需要が一時的にでも減退すると見られることから強気姿勢は維持できないと考えている。世界経済への影響が大きい米景気の悪化観測の高まり、GM、フォードといった自動車産業の景況感悪化に反映される自動車販売の減少に伴う触媒需要の減少観測を受け、このコラムで指摘してきた需要減少のリスク要因の影響が大きくなってきている状況だ。また、ドルが行き過ぎた下落から反転し上昇しつつあることもプラチナ価格の下げ要因となりえる。しかしこれは金同様、ドルの上昇トレンドが持続的なものになるかどうか不透明であるため現時点においてはドルの絶対水準の低さに着目し先々相場に与える影響は今時点ではニュートラルであるとしておきたい。
 価格上昇に対するその他のリスクシナリオは、プラチナ価格が上昇し代替品としてパラジウムが代用品として利用されるリスクであろう。今のところディーゼル車向けに用いられているパラジウムは全体の10%程度であり、これは将来的には25%程度まで上昇すると考えている。また地上在庫の多さがこうした不足分を補うと見られることから、結局のところ生産不足分は相殺されニュートラルになる可能性があることも相場の下押し材料となりえよう。しかしながらやはり南アの生産状態が電力価格の上昇やその他のコストの上昇等で不安定であることから、アップサイドのリスクは意識せざるを得ないだろう。しかしそのリスクは依然に比して低下していると考える。
 NYパラジウム価格は小幅上昇。各国株の回復を受けて買い戻しが入ったが、10日移動平均線で頭を抑えられた上、ドル高が進行したことから軟調な推移となり上げ幅を削る展開となった。結局前日比小幅プラスで引けている。
 今後パラジウムの価格は横ばい推移すると考えている、価格高騰に伴う需要の減少観測でプラチナの価格が下落、自動車触媒や宝飾品のプラチナの代替品としてのパラジウム需要がこの先頭打ちになる可能性があるためだ。また、非常に多い地上在庫(弊社見積もりではチューリッヒに8百万オンス、ロシアに10百万オンスの地上在庫があると見ている)が、価格の上限を押さえることとなろう。
・Xstrata 英プラチナ生産会社Lonminの敵対的買収を実施。総額100億ドル。

(エネルギー関連ニュース)
・米在庫統計 原油+1.6MB(市場予想▲0.2MB)、ガソリン▲4.3MB(▲1.5MB)、ディスティレート+2.8MB(+2.0MB)、稼働率▲0.2%(±0.0%)。
クウェート オレイム石油相「OPECが次回総会で生産枠を引き下げる可能性は低い。供給は変更しない見通し。価格が大幅に下落しているが、何としても減産しない」
・BTCパイプラインで爆発発生。テロか事故かは不明。
・国際石油帝石ホールディング ブラジルのフラージ鉱区で2009年3月から原油生産を開始。100KBDの生産を目指す。

(非鉄金属)
 昨日の銅価格は下落した。とはいっても、前日比マイナスで寄り付いた後上昇して引けているという感じである。非鉄金属価格に大きな影響を与えると考えられる株価が世界中で上昇していることが好感されて上昇していたが、同時にドル高が進行したことやLME在庫の増加といったマイナス材料を受けて上げ幅を削り、結局前日比マイナスで引けることとなった。足許、世界景気の悪化観測が強く意識されており、「供給が十分で下落する」というよりも「需要が減少して下落する」という、経済にとって好ましくない形での下落となっているところが気にかかるところ。但しコンセントレートの供給懸念は根強く、中国の固定資産投資や鉱工業生産の水準の高さを鑑みれば大幅な調整の可能性は低いとの見方を変更する必要性は余り感じない。LME在庫は+1,575Mt増加、(FSCは2.9日)、(キャンセルワラント率は7.6%)。売買高は7,771枚(※現時点で確認できる前日の3Mの出来高)。イールドカーブは期近が低下、期先が上昇している。C-3(Cash vs 3M Fwd)は152?バックとバック幅を拡大した。
 昨日の亜鉛価格は上昇した。LME在庫の増加が継続していることや原油の下落といったマイナス材料がある中、商品価格の下落を受けて株価が上昇していることから、低い水準でのもみ合いとなった結果、前日比プラスとなった。亜鉛は需要が強いというわけではないが、大生産国であるはずの中国の輸入が増加傾向を辿っており(亜鉛、鉛はオリンピック期間中は10%の生産量削減)、中国の輸出に関わるリベートが削減されたこと、1,800?のコストラインを割り込むレベルでは生産減少の可能性が根強いことから下値も堅い。LME在庫は+3,650Mt増加、FSCは5.0日(キャンセルワラント率は7.1%)。売買高は2,852枚。イールドカーブは期近を中心に全ゾーン上昇している。C-3は13?コンタンゴコンタンゴ幅を拡大した。
 昨日の鉛価格は上昇した。LME在庫が減少し、かつキャンセルワラント率が上昇したことから買いが入った。非鉄金属の相場動向に大きな影響を与える株式市場が(逆説的ではあるが)商品価格の下落を受けて上昇していることが材料視された。中国のオリンピック期間中の生産減少を受けて中国からの精錬鉛のアウトフローは明確に減少し始めており、早晩中国が精錬鉛の輸入国に転じる可能性が高くなってきたことが相場の下支え材料となろうが、センチメントの転換には抗えないだろう。当面は50日移動平均線〜10日移動平均線のレンジワークか。LME在庫は▲250Mt減少、(FSCは3.9日、キャンセルワラント率は11.3%ここ数週間でキャンセルワラント率は上昇している。)。売買高は1,914枚。イールドカーブは全ゾーンパラレルに上昇している。C-3は5?バックとバック幅を拡大した。
 昨日のアルミ価格は上昇した。7月中ごろから始まったエネルギーの大幅下落と、各国株式の大幅調整が一服し上昇し始めていることから、アルミも安値拾いの買いが入った。やはり以前からコストとして意識されてた2,800?に近づくレベルでは安値拾いの買いが入りやすいようだ。銅・アルミ価格の下落が顕著であるが、「経済活動の拡大→電力需要の増加→送電線需要の増加」のサイクルで特にこの2つの非鉄金属が物色されてきたが、景気が減速する可能性が高いという考え方が急速に市場に広まる中で、アルミも売り込まれることとなった。今のところ節目となる2,800?でかつ200日移動平均線を下回るには至っていないが、もしこのレベルを下抜けすると、現在のコストベースと考えられる2,600?程度までの下落はあってもおかしくない地合い。LME在庫は▲650Mt減少、(FSCは9.8日)。(キャンセルワラント率は1.7%)。売買高は9,043枚。イールドカーブは期近が上昇、期先が低下。C-3は50?コンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。
 昨日のニッケル価格は上昇した。米FOMCで米金融当局のインフレ懸念が後退し、株価が上昇していることから買いが入った。しかしながらニッケルは他の非鉄金属と比べても足許の地合いが悪く、本当に小幅な上昇に留まった。今後、10日移動平均線が18,000?を下回ると更に下を見ざるを得ないだろう(2006年6月14日につけた17,050?が意識されようか)。ニッケルに関しては引き続き堅調に推移するであろうとの弊社見通しを小職は支持するが少なくとも現時点においてはニッケルに関して相場が反転するような材料が出てきていないのが実情である。LME在庫は▲24Mt減少、(FSCは10.4日)、キャンセルワラント率は4.8%。売買高は922枚。イールドカーブは期近を中心に全ゾーン上昇。手前は完全にコンタンゴとなった。C-3は122?コンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。
 昨日の錫価格は大幅に上昇した。前の4営業日で11%下落し、200日移動平均線が視野に入ってきていることや一昨日きりの良い20,000?ラインでサポートされたこと、株価が上昇していることなどが好感された。LME在庫は+185Mt増加、(FSCは5.5日)、キャンセルワラント率は4.96%。売買高は326枚。イールドカーブは全ゾーン略パラレルに上昇している。C-3は20?バックとコンタンゴからバックに転じた。

(エネルギー)
 昨日の原油価格は小幅下落した。7月16日のバーナンキ議長の景気後退発言から大幅な調整をしてきた原油価格であるが、100日移動平均線を下回っていることからテクニカルに買い戻しが入り易いこともあってジリ高の展開であったが、欧州経済統計の悪化を受けてドルが上昇したこともあり、NY時間の石油在庫統計で市場予想に反して在庫が大幅に増加したことから下落することとなった。繰り返しコメントしているが「投機筋が市場から退場したから価格が下落した」のではなく、「世界景気全体が悪化し、需要の減少が市場参加者の間で強く意識されているため」に起こる、ファンダメンタルズドリブンの価格下落であると考えている。イールドカーブは期近を中心に全ゾーン小幅低下。Brentも同様の相場展開で、同様に100日移動平均線を割り込んだ。イールドカーブは期近の下げが大きいが全ゾーン低下している。直近限月の騰落率はWTIは▲0.5%、Brentは▲0.6%。今後についてはマーケットのセンチメントが「世界景気に対する過剰な悲観論の蔓延」によってベアになっていることから下値を探らざるを得ないだろう。但し弊社が考えるコストイーブンとなる100?を割り込むのは難しいと考える。
 石油製品も下落。RBOBは石油在庫統計発表後に上昇したものの、原油の下落もあって下落に転じた。石油製品の在庫は小職の予想通り「過去5年平均ベースにFSCを調整する」動きが続いており、ガソリン在庫の減少、ディスティレート在庫の増加となっている。イールドカーブは期近を中心に低下している。直近限月の騰落率は▲0.2%。ヒーティングオイルも同様に下落。在庫統計でディスティレート在庫が増加したことからセンチメントが悪化した。足許ガソリンクラックは改善、ディスティレートクラックは季節要因どおり需要が減少し始めていることから、縮小し始めている。イールドカーブは期近の下げ幅が大きい。直近限月の騰落率は▲1.4%。ICEガスオイルも下落。イールドカーブは期近の下げ幅が大きい。直近限月の騰落率は▲1.7%。

(ひとりごと)
しまった。
最近ネタ帳からねたを使いまくっていたら、50日分しか在庫がなくなっている。
平均的に70日程度の在庫を保有していないと個人的には非常に不安なので
お盆の間にねたを書き溜めしないと...

さて。

夏になると思い出す
学生の頃の水泳学校を
私が行っていた高校はヘンな高校だったので
毎夏、館山で開催される水泳学校の格好が

全員ふんどしなのである。

そういう男子校は他にも結構あるのだが
私が行っていた高校は特に女子から人気のない学校だったので
なんとなくふんどしであることが、なんていうんですかね、更なる敗北感といいますか
同じ思春期の男子対比での劣等感といいますか
そんな気持ちにさせるんですよね...

女性雑誌で「モテ服(最近見ないが)」が取り挙げられているのを見るが
ふんどしは少なくとも「モテ服」ではないだろう。

「私、ふんどしの男が好きなの」

という女性にあったら、ドン引きである。
という、年齢的に恥ずかしい格好をして1週間の合宿に参加するのだ。

で。

泊まる宿も基本、いつも同じなのだが
いつも同じ時期にどこかの女子高が水泳学校を開催していて
しかも、私たちの宿の目の前の宿に宿泊するのである。
朝起きて、向こうの宿に泊まっている女子と目があうと
こっちはドキっとするのだが
向こうは汚いものを見るような目で自分を見下すのだ
人から、「お前は超Mだ」と言われるが、きっとこのときにM性が開花してしまったものと推察される。嗚呼。

更に悔しいことに、他の男子校も同じ時期に水泳学校をやっているのだが
大体合宿が終る頃にはこの学校の女子と仲良くなっているのだ
やっぱり、われらはふんどしなので、出だしからディスアドバンテージなのだ。
やっぱり、出だしは見た目なんですよ。

まとまらなかったのですが、時間がかかりそうなので明日に続きにします。