順番

(商品市況概況)
「デジャヴ」
 昨日のコモディティ価格は下落した。OPECの減産は予想を若干上回る2.2MBDとなったが(今回は9月の実績対比でいくら減産、という手法なので減産幅の表示は各社によって違うようですが)、「市場コンセンサスであれば価格は下落し、市場コンセンサスを上回った場合には先々の需要減少観測を醸成し、期先の売り」という予想を立てていたが、概ねそのようになった。他の商品でも同様のことが起きつつある。結局価格が大きく下落しているために生産抑制を余儀なくされ、その価格上昇が将来の需要を減少させる、というフラットニング圧力が強まっているのだ。

 かつて日銀が実施した国債の買い入れでイールドカーブのフラット化が進行したことがあるが、メカニズムは違うものの多くのコモディティでフラット化が進んでいく可能性が高まっているように思えてならない。

(経済関連ニュース)
・11月ユーロ圏インフレ率改定値 前年比+2.1%(速報比変わらず)。
・11月英失業者数 前月比+75,700人の107万人(前月改定+51,800人(速報比+15,300人))、市場予想44,000人。
・米MBA住宅ローン申請指数 前週比+2.9%の817.7.借換指数+6.5%の4,156.0、購入指数前週比▲4.5%の286.1。
・Q308米経常収支赤字 1,741億ドル(速報比▲90億ドル)、市場予想1,790億ドル。

・ドルは対ユーロで続落。FRBの実質ゼロ金利政策の発動を受けてさらに下値を探る動きとなった。対円でもドルは急落し、87円台をつけている。
日本株は小幅反発。米金融緩和を受けて米景気の底入れ期待感が高まる中、売り込まれていた金融株が物色されることとなった。米国株は下落。FOMC大幅利下げを受けて反発した前日の反動で下落している。以前の日本と同様に「経済対策を実施すると、次に切るカードが減っていく」ことを見透かした売りが入ったものと見られる。

非鉄金属関連ニュース)
・NY金は続伸。FRBの対デフレモード突入によって金利が低下し、昨日の流れを受けてドル安が進行したことが材料となった。結果、昨日指摘した200日移動平均線レジスタンスラインをあっさりと上抜けている。
 今後については、ドル/ユーロ相場と金価格の一次回帰分析の結果、現在の価格はドル安に転じない限りは概ね120ドル程理論値から高い状態であることから、730ドル近辺まで下落する可能性があると考えているが、安全資産としての金の需要は高まっており下げ幅は限定されることとなろう。100日移動平均線である810ドルが目安になると考える。
 NY銀も上昇。ドル安の進行を受けて金が上昇したため、銀も買いが進んだ。工業品需要の減少観測は今回の価格上昇には影響を与えていない。結果、一目均衡表の雲を上抜けし、100日移動平均線をトライする動きとなっている。

・NYプラチナは上昇した。ドル安の進行と、南ア生産者の生産削減報道が材料となった。しかし、米株が「政策サイドの打つ手の減少観測」を受けて下落したことから需要減少の可能性も高いため、上げ幅は限られている。一目均衡表の雲に突入しており、一時的に100日移動平均線近辺まで水準を切り上げる可能性が出てきた。
 急速な実体経済の悪化を受けて、プラチナ価格は大幅な調整後、冴えない展開が続いている。中期的な見通しについてプラチナは、低い水準で安定すると考えているものの、現在の水準は売られすぎであると考えられる。プラチナ生産の70%を占める南アの電力問題は4-5年解決の目処が立っていない。一方でアジアを中心とした自動車需要は比較的堅調に推移すると見られ、環境面から米国もプラチナの消費を増やさねばならない(AngloPlatの見通しでは普及率が5-8%であればさらに300キロオンス〜500キロオンスの需要増が見込まれる。)。こうした環境下、2008年、2009年のプラチナ需給は各々181キロオンス、458キロオンスの供給不足の状態になると考えており、供給不足が地上在庫で相殺されると期待されるものの信用不安が高まる中供給途絶のリスクは高いと考えておくべきだろう。但しこのシナリオのリスクは自動車需要が予想を上回ってさらに悪化した場合であるが、政府の救済策が合意に至らない等、混迷の度合いを強めておりこのリスクシナリオの蓋然性が高まってきた。
 NYパラジウムも小幅上昇。ドル安の進行を受けて買いが入った。今後パラジウムの価格は低位安定すると考える。環境規制の高まりから引き続きプラチナ・パラジウム需要が高まり需給の改善が期待されるものの、予想を上回る経済状態の悪化が需給を緩和させる可能性が出てきているためである。また、チューリッヒ、ロシア、その他の地区の地上在庫が各々8百万オンス、10百万オンス、2百万オンス程度あると見られることや、自動車会社の救済策が迷走していることが上値を重くしよう。

・南アのImpara Platinum「価格下落を受けてプラチナ生産者が減産を実施している。」
・Century Aluminum(米2位の生産者)は、Ravenswoodの稼働率を25%引き下げ。価格下落で。
・ペルーの鉱山労働者、解雇に反対しストライキを実施。

(エネルギー関連ニュース)
・米在庫統計 原油0.5MB(市場予想▲1.0MB)、ガソリン+1.3MB(+1.3MB)、ディスティレート+2.9MB(+1.5MB)、稼働率▲3.3%(±0.0%)。
OPEC市場予想を上回る減産幅で合意。2008年9月実績である29.045MBDから4.2MBD減産し、1月から生産量を24.845MBDとすることで合意。
生産枠の削減、という形のコメントは発信せず。
・EIA「米石油消費は2030年に掛けて横ばいに。バイオ燃料需要は拡大へ。バイオ燃料の需要は2007〜2030年に1MBD増加する見通し」

(非鉄金属)
 昨日の銅価格は下落した。取引序盤は為替でドル安が進行したことから買いが入ったが、LME在庫の増加や原油価格の悪の下落、経済対策への効果に疑問符が付いていること、からNY時間にかけて下落した。しかし、3,000ドルを割り込むレベルでは安値拾いの買い意欲もあり結局この水準は維持して引けている。ファンダメンタルズは少なくとも短期的には大幅に悪化している。先々コンセントレートが継続的に不足する可能性が高い環境に変りはないものの、足許の中国の需要が鈍化し始めている可能性が高まってきているためだ。中期的には中国政府の経済対策や米政府の景気対策の影響で価格は上昇すると考えるが、主要企業の決算期である12月を越えるまでは厳しかろう。LME在庫は+3,275Mt増加、(FSCは6.4日)、(キャンセルワラント率は1.0%)。売買高は7,801枚(※現時点で確認できる前日の3Mの出来高)。イールドカーブは期先の下げ幅が大きくベアフラットニングしている。C-3(Cash vs 3M Fwd)は36ドルコンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。
 昨日の亜鉛価格は上昇した。ドル安の進行を受けて10日移動平均線で寄り付いたのだが、目立った買い材料がない中水準を大きく切り下げた。その後、コスト割れ生産者の減産観測が強まっていること(銅やアルミでも顕著に減産が発生し始めている)から買い戻しが入り、結局前日比プラスで引けている。LME在庫は▲25Mt減少、FSCは7.2日(キャンセルワラント率は2.0%)。売買高は2,202枚。イールドカーブは期近の上昇幅が大きく、ブルフラットニング。C-3は20ドルコンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。
 昨日の鉛価格は下落した。ドル安の進行といったプラス材料はあったが、景気回復には時間がかかる可能性が高まっていることから積極的に上値を狙う動きにはならず、10日移動平均線を挟んで冴えない推移となった。景気が悪化したものの、電気自動車、電気オートバイ、電気自転車向けのバッテリー需要は旺盛であり、他の非鉄に比べて実際ファンダメンタルズは強相対的に強いのだが、景気低迷が長期化する可能性が高まったことや、中国が課してきた精錬鉛の輸出関税が撤廃されるのではとの憶測記事が市場参加者を疑心暗鬼にさせており総じて不冴えな相場展開となっている。LME在庫は▲125Mt減少、(FSCは1.9日、キャンセルワラント率は3.0%。)。売買高は823枚。イールドカーブは期先の下げ幅が大きく、ベアフラットニングしている。C-3は8ドルコンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。
 昨日のアルミ価格は上昇した。OPECの減産効果が限定的であると見られていることから原油価格が下落、あわせて経済対策の効果へも疑問符が付き始める中アルミ価格は水準を切り下げたが、ドル安が進行していることや生産者の減産発表といったプラス材料を受けた買いが入り、10日移動平均線を試す動きとなった。今後は金融クライシスが一旦回避されたものの、実態経済の悪化に焦点があたるため引き続き低い水準で冴えない相場展開になると見る。ただし、コストベースで見た場合、限界レベル(1,750ドル程度)を大きく下回って価格が下落していることから下げ余地は限られると予想する。ただ、中国がアルミ製品の輸出税を引き下げる見通しであることが域内需給の緩和要因になること、12月の欧米企業決算を超えるまでは企業の資金繰り負担が重く、新たな買いが入りにくい環境にあることからしばらくは冴えない展開が続こう。LME在庫は+99,150Mt増加、(FSCは18.6日)。(キャンセルワラント率は0.6%)。売買高は9,653枚。イールドカーブは期近の上げ幅が大きく、ブルフラットニングしている。C-3は38ドルコンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。
 昨日のニッケル価格は上昇した。ドル安・原油安・株安・LME在庫増加といった強弱材料が混在する中、総じて景気は余り良くないとの見方から、10日移動平均線を挟んで比較的狭いレンジでのもみ合いとなった。足許、コスト割れ生産者の生産調整が下値余地を限らせる一方、実態経済の悪化に伴う需要の低迷で上値も限られている。LME在庫は+666Mt増加、(FSCは18.2日)、キャンセルワラント率は1.3%。売買高は880枚。イールドカーブは期近を中心に上昇し、ブルフラットニングしている。C-3は122ドルコンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。
 昨日の錫価格は上昇した。ドル安進行を受けて上昇していたが、LME在庫がシンガポールで大幅に増加したことを受けて急速に上値が重くなり、結局10日移動平均線を上値に頭重い推移となった。インドネシアや中国の生産輸出状況が徐々に改善し始めているようであり、アジア域内の錫在庫は増加傾向にある。イールドカーブバックワーデーションの状態であることを見るに不況下においても需給が逼迫していることが伺えるが、アジア周りの在庫増加はイールドカーブのフラット化を進行させる可能性があるため、引き続きLME在庫には注目したい。LME在庫は+1,595Mt増加、(FSCは6.3日)、キャンセルワラント率は6.58%。売買高は298枚。イールドカーブは期先の上げ幅が大きく。ブルフラットニングしている。C-3は120ドルバックとバック幅を縮小した。

(エネルギー)
 昨日のNY原油は大幅に下落した。OPECの減産による価格下支え効果に対して、このコラムでも指摘しているように「目に見える価格下支え効果」が期待できないと市場で受け止められたことから、価格は下落することとなった。一気に大幅な削減を行えば先々の需要減少が発生し、少なければ価格下支え効果がないとされ、非常に難しいオペレーションを強いられており、結局、市場コンセンサスと市場予想の上限である2.5MBDの中間に落ち着きどころを探ったが、即効性はなかった。夜間に発表された米在庫統計が概ねベアな内容であったことも地合いを悪化させた。WTIイールドカーブは期近・超期先の下げ幅が大きい。Brentは期近が上昇、期先が低下している。直近限月の騰落率はWTIは▲9.7%、Brentは▲2.5%。
 石油製品も下落。RBOBはOPECを受けて原油価格が下落したことから、連れ安となった。但し10日移動平均線ではサポートされている状態。総じてOPECの減産が即効性のある価格下支え効果をもたらさないとの見方から、相場は冴えない推移が続いている。イールドカーブは期近と超期先が低下している。直近限月の騰落率は▲3.6%。ヒーティングオイルもNY時間にかけて下落し、10日移動平均線を上値に頭重い推移が続いている。米在庫統計では需要の減少とともに在庫増加が確認されたことからFSCが大幅に上昇している。イールドカーブは全ゾーンパラレルに低下。直近限月の騰落率は▲1.2%。ICEガスオイルは期近のみ小幅上昇。イールドカーブはパラレルに低下している上げ幅が大きい。直近限月の騰落率は+0.4%。

(ひとりごと)
私は目が悪い。
この前健康診断で測ってみたら、0.1を切っていて「計測できませんね」とのこと。

あの。

結構高いお金、払ってると思うんですけど、「測れませんね」って、ないんじゃない?
どこの病院とは言わないが、検診の患者のことをお客様、と呼ぶのも非常に違和感があった。
お客、じゃぁないと思うんですけど。。。お金は払ってますが。。。

まぁ。いいや。

で。

風呂に入るときにやっぱり眼鏡を外しますわね
そうすると、視力検査で分かったように0.1ないわけですから、殆ど見えないんですよね
そうするとですね、頭を洗ったり、体を洗ったりするのに苦労するわけなんですよ。
この前とある事件がおきた。

我が家の風呂場では
体を洗う洗い場の前の台にボディシャンプーやリンスが並んでいるのだが、通常向かって左から

シャンプー
リンス
ボディーシャンプー

の順に並んでいる。
体を洗うとき、頭から洗うので左から順番に使っていけば良いようになっているわけだ
特に朝起きて殆ど寝ている状態で風呂に入る場合には、このシステムは非常にありがたい
見えてなくても左から順番に使っていけば良いからだ。


そう。

もうお分かりですね。
とある朝、並びが変っていたんですよね。何故か

リンス
ボディーシャンプー
シャンプー

の順に。
意識がはっきりしていれば絶対に間違えることはないんですが
何の疑いもなくリンスをたくさんとって頭につけ、こする。
泡、立たない。
洗ったあとで、ボディーシャンプーを頭に
やたら、泡立つ。
何かごわごわするし。
このあたりで気が付いて、いかんいかんと思うのだが、朝寝ぼけている頭だと結構止まらないんですよね
日々の単純作業が

で。

そのままシャンプーをゴシゴシタオルに付け、体を洗う
(このとき、「間違っていることをしてる」って分かってるんですよ)

で。

何故かその後、湯船に入ってからゼロクリアし
始めからやり直した。

当然遅刻。
子どもにも「パパ、遅刻だ!」と言われる始末。
レーシック、受けようかしら。