芸能人の行きつけ

(商品市況概況)
「世銀の経済見通しの悪化にも関わらず堅調」
" 昨日のコモディティ価格は商品毎にまちまちとなった。エネルギーはWTIETFのロールと思われる買いで期近が上昇、それ以外は経済見通しの悪化を受けて一旦下値を固める動きとなった。非鉄金属は経済見通し悪化にもかかわらず、やはりコスト割れが意識されているのか、比較的堅調な推移となった。貴金属は株の下落とドル高で一旦利益確定の売りに押されている。
 昨日で特筆すべきは、「悪い内容が目白押しであるにも関わらず、相場水準が低下しなかった」ことであろう。毎日コメントしているが、徐々に下げ余地が限定されてきている感がある。結局、景気が悪いので価格が下がるのは仕方がないのだが、「適正な価格、少なくともコストベースまで」価格が上昇しないと、生産の中断や経済活動の停滞といったマイナスの要因が強く出てしまうので、多少なりとも価格が上昇することは必要であると考えているのだが、それにはしばらく時間を要しよう。"

(経済関連ニュース)
・Q108中国GDPは +6.5%、CPIは▲1.0%に。中国国家情報センターが9日付の中国証券報に掲載。
・野球日本代表 韓国に惜敗。

・ドルは対ユーロで上昇。前日の雇用統計を受けた大幅なドル安が、特段新規材料がない中で修正される形で水準を切り下げる動きが見られた。ドルは対円でも上昇。
日本株は下落し、バブル後最安値を更新。景気悪化を受けた金融機関の業績悪化懸念で金融株中心に売られた。米株は下落。著名投資家バフェット氏の米経済に対するネガティブな見通し等を受けて力なく水準を切り下げた。

非鉄金属関連ニュース)
・NY金は大幅に下落。ドルの上昇と株の続落を受けて一旦手仕舞いの動きが見られた。ただし金の安全資産としての需要は引き続き堅調であり、50日移動平均線を下値にしっかりとした推移が続いている。銀も金の下落、株の下落を受けて手仕舞い売りが先行した。金銀ともドルユーロの理論値からは引き続き乖離した水準での取引が続いている(各々700ドル、10ドル程度)

・NYプラチナ価格は下落。金が手仕舞い売りで下落した上、株価が下落に転じたことから地合いが悪化し、水準を切り下げる動きとなった。パラジウムも50日移動平均線を下値に堅調な推移となったものの、前日比ベースではマイナスであった。

(エネルギー関連ニュース)
・米在庫統計市場予想 原油▲0.5MB、ガソリン▲1.0MB、ディスティレート+0.2MB、稼働率±0.0%
OPECバスコンセロス議長「原油価格の目標は1バレル75ドル」

(非鉄金属)
 昨日の銅価格は下落した。LME在庫の減少は続いているが、世界銀行の経済見通しで、世界GDP第二次世界大戦後初めてのマイナス成長になる可能性が高いと示したことから、一旦下値を固める動きとなった。結局100日移動平均線ではサポートされて引けている。ファンダメンタルズについては先々コンセントレートが継続的に不足する可能性が高い環境に変りはなく、各国政府の追加経済対策への期待が高まっていることから堅調な推移が続くと見られる。但し、景気が回復しているわけではないこともあって、現時点での大幅な上昇は想定していない。LME在庫は▲3,325Mt減少、(FSCは10.4日)、(キャンセルワラント率は10.4%)。売買高は8,061枚(※現時点で確認できる前日の3Mの出来高)。イールドカーブは略パラレルに低下している。C-3(Cash vs 3M Fwd)は28ドルコンタンゴコンタンゴ幅を拡大した。
 昨日の亜鉛価格は下落した。世銀の経済見通し悪化を受けて前日比マイナスの水準でのレンジワークとなったが、総じて100日移動平均線のサポートは堅く、中国政府による在庫買い上げオペレーションへの期待もあって堅調な推移となった。チャート的には各種移動平均線を上抜け、上値としては1月12日の高値1,322ドルが次のシーリングとして意識されることになりそうだ。LME在庫は+575Mt増加、FSCは11.2日(キャンセルワラント率は12.4%)。売買高は3,499枚。イールドカーブは期近の下げ幅が大きく、ベアスティープニングしている。C-3は27ドルコンタンゴコンタンゴ幅を拡大した。
 昨日の鉛価格は上昇した。目立った新規材料はないものの、前日の上昇で長らく上抜けできなかった1,200ドルラインを上抜け、更にその水準を上回って寄り付いたことからテクニカルに買いが優勢となったようだ。LME在庫は+175Mt増加、(FSCは2.6日、キャンセルワラント率は4.5%。)。売買高は2,122枚。イールドカーブは期先の上げ幅が大きく、ブルスティープニングしている。C-3は10ドルコンタンゴコンタンゴ幅を拡大した。
 昨日のアルミ価格は下落した。LME在庫の増加と、世銀に経済見通しの悪化を受けて頭重い推移となった。ただし原油価格が上昇するなど、周辺のサポート材料もあって下げ余地も小さいことが確認されている。今後は実態経済の悪化を受けて低い水準での推移が続くと考えられるものの、コストベースで見た場合、限界レベル(1,750ドル程度)を大きく下回って価格が下落している状態が長く続くとは考えにくく(といってもう2ヶ月経ちますが...)、企業の在庫整理も進捗していると予想されることから底入れは近いと見るる。期先は引き続き高い水準での推移が続いている。LME在庫は+6,100Mt増加、(FSCは30.5日)。(キャンセルワラント率は1.7%)。売買高は6,289枚。イールドカーブの形状は期近の下げ幅大きくベアスティープニング。C-3は34ドルコンタンゴコンタンゴ幅を拡大した。
 昨日のニッケル価格は下落した。10日移動平均線を下回って寄り付いた後、世銀の経済見通し悪化とLME在庫の再度の増加を受けてジリ安の展開となった。しかしながら引き続き10,000ドルは心理的上値として強く意識されていることから、下げ幅は限定されている。足許、ニッケル価格は限界コスト近辺まで水準が低下しており(弊社は2009年のニッケルの限界生産コスト水準を7,289〜9,729ドルと想定)、下げ余地は限定されている。LME在庫は+366Mt増加、(FSCは27.3日)、キャンセルワラント率は1.0%。売買高は611枚。イールドカーブは期近の下げ幅が大きく、ベアスティープニングしている。C-3は75ドルコンタンゴコンタンゴ幅を拡大した。
 昨日の錫価格は下落した。世銀の経済見通し悪化やドル高の進行、LME在庫の増加といったマイナス材料を受けて、一旦下値を固める動きとなった。結果的に10日移動平均線でサポートされて引けている。LME在庫は+45Mt増加、(FSCは8.8日)、キャンセルワラント率は3.96%。売買高は136枚。イールドカーブの形状はほぼパラレルに低下している。C-3は249ドルバックとバック幅を拡大した。

(エネルギー)
 昨日のNY原油は上昇した。昨日の流れを受けて堅調な推移となっていたがWTIは毎月初のETFロールオーバーに絡む取引と思われる買いで期近のみ上昇した。結果、イールドカーブは期近が上昇期先が低下している。チャート的には100日移動平均線が上値として意識された。直近限月の騰落率は+3.2%。Brentは下落。株の調整や経済見通しの悪化を受けて前日引けレベルでのもみ合いの結果、前日比マイナスで引けた。イールドカーブはパラレルに低下している。直近限月の騰落率は▲1.7%。
 石油製品はまちまち。RBOBは新規材料に乏しい中、10日移動平均線にサポートされ、比較的堅調な推移となった。需要が回復しつつあることや、FSCベース在庫の水準が低いこともあって、地合いは堅調。イールドカーブは期近が上昇、期先が低下している。直近限月の騰落率は+0.2%。ヒーティングオイルは下落。ピークシーズン終了と、在庫水準の高さを受けて前日比マイナスで引けている。イールドカーブは期先の下げ幅が大きくベアフラットニング。直近限月の騰落率は▲1.2%。ICEガスオイルは上昇。イールドカーブは期近の上げ幅大きく、ブルフラットニングしている。直近限月の騰落率は+4.4%。

(ひとりごと)
昨日、謎の店に行った人はいたのだろうか。
誰か来ているかも知れないので確認のために行こうかとも思ったが
月曜日から魂を抜かれるわけには行かないので、行かなかった。

本日何人の人が魂の抜け殻になっているか...


さて。


別にたいした店ではない(申し訳ない)のだが、紹介するのにここまで悩むとは思わなかった。
良くテレビで「芸能人が本当に行っているお店」を紹介する番組をやっているが
本当に行っている店を紹介しているならば、相当悩んでいると思われるのだが
本当に自分が行っている店を紹介しているとは思えないことが多い。

例えば

芸能人が「ここ、ここ、ここ本当に美味しいんですよ」

といいながら店に入り、食べ物が出てきて、店長の目の前で食べると

「美味しいですね、これ」

...言っちゃったよ。行きつけじゃなかったのかい!
と速攻でダメだしをしたくなるような番組が多い。
それに、その行きつけなるお店で芸能人に会ったことも見たこともないし
なので、殆どの番組はやらせなんじゃないかと今でも堅く信じている。

しかし。

今回紹介した謎の店は、私本当に行っているし
魂も抜かれかかっているので
本当に、本物なのだ。

是非、つぶれる前に行ってみてください。
私もそこにいて、皆さんの魂を抜く手伝いをしますヨ。