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(商品市況概況)
シティバンクの業績好転で非鉄は上昇。そろそろ底打ち?」
 昨日のコモディティ価格は非鉄金属は上昇、エネルギーは下落、貴金属は下落した。株価と連動性の高い非鉄金属は、中国政府の市中在庫買い上げに伴う在庫の減少と株価の上昇を受けて上昇、OPECの減産動向に注目が集まるエネルギーは結局チャートポイントを上抜けできず小幅安、貴金属は株が大幅に上昇したために利益確定の売りに押された。
 しかし、今回のシティの業績好転が今後も継続し、かつその他の金融機関の業績が好転するかどうかは現時点においては確証が得られているわけではないため、要注意である。しかし、非鉄金属は一時期の底なしの価格低下から徐々に脱しつつあるとの印象だ。

(経済関連ニュース)
・2月中国CPI 前年比▲1.6%(前月+1.0%)、市場予想▲1.0%。PPIは前年比▲4.5%(前月▲3.3%)。デフレ懸念。
・2月日本工作機械受注速報 前月比+10.4%、前年比▲83.9%(前月改定▲48.4%、84.1%)
・2月独CPI改定 前年比+1.0%(前月改定+0.9%)、市場予想+0.7%。
・1月米卸売在庫 前月比▲0.7%(前月改定▲1.5%(速報比▲0.1%))、市場予想▲1.0%。卸売売上高 前月比▲2.9%、在庫比率1.3ヶ月。

・ドルは対ユーロで下落。米シティのQ109の業績が、2007年以降で最高であったと報じられたことから株価が上昇、換金売りに伴うドル需給の逼迫懸念が薄らいだ。ドルは対円では下落している。た。
日本株は下落し、バブル後最安値を更新。米国株価が有力投資家バフェット氏の発言を受けて調整したことを受けて。米国株は大幅に上昇。ここ数ヶ月の下げの最大の要因の一つとして挙げられてきた米シティグループの経営問題に関し、Q109の実績が2007年移行最高の水準となり、金融危機の最悪期は脱したとの見方が強まった。

非鉄金属関連ニュース)
・NY金は大幅に下落。金価格の上昇をサポートしていた株安の進行が、シティの業績好転観測を受けて下げ止まったため、金に換金売りが殺到した。結果、50日移動平均線のサポートを割り込むに至った。このコラムでも指摘しているが「株売り→ETFを通じての金買い」が中断した場合、昔の需給均衡価格に収斂するならば金は700ドル程度まで下落してもおかしくない。しかしながら本当に金融危機が終焉を迎えたわけではなく、少なくともこの上半期は安全資産としての金物色の動きに大きな変化はないと考えている。銀も大幅に下落。株の上昇を受けて金が下落したことに押された。

・NYプラチナ価格は下落。金が手仕舞い売りで下落したことを受けて。しかしながら株価が大幅に上昇したこともあって、工業品としての色彩が強いプラチナの下げ幅は比較的限定された。パラジウムも小幅安。

(エネルギー関連ニュース)
・米在庫統計市場予想 原油▲0.5MB、ガソリン▲1.0MB、ディスティレート+0.2MB、稼働率±0.0%
カタールティーヤエネルギー相「OPEC追加減産を合意する前に100%前回の減産合意を遵守すべきである」

(非鉄金属)
 昨日の銅価格は上昇した。懸念であった米シティグループの経営問題の改善期待で株が上昇したことや、LME在庫の減少、キャンセルワラント率の上昇といったプラス材料が重なり、堅調な推移となった。ファンダメンタルズについては先々コンセントレートが継続的に不足する可能性が高い環境に変りはなく、各国政府の追加経済対策への期待が高まっていることから堅調な推移が続くと見られる。但し、景気が回復しているわけではないこともあって、現時点での大幅な上昇は想定していない。LME在庫は▲6,675Mt減少、(FSCは10.3日)、(キャンセルワラント率は9.0%)。売買高は10,055枚(※現時点で確認できる前日の3Mの出来高)。イールドカーブは期近を中心に上昇し、ブルフラットニングしている。C-3(Cash vs 3M Fwd)は30ドルコンタンゴコンタンゴ幅を拡大した。
 昨日の亜鉛価格は上昇した。シティの業績改善観測を受けた株価の上昇と、LME在庫の減少、キャンセルワラント率の上昇といったプラス材料が目白押しであったことから、亜鉛は大幅な上昇となった。そもそもコスト割れの状態が続く中、生産調整が進捗し、加えて中国政府による市中余剰在庫の買い上げの動きを受けて、需給が改善しつつある。チャート的には各種移動平均線を上抜け、上値としては1月12日の高値1,322ドルが次のシーリングとして意識されることになりそうだ。LME在庫は▲1,925Mt減少、FSCは11.1日(キャンセルワラント率は10.9%)。売買高は3,574枚。イールドカーブは略パラレルに上昇している。C-3は27ドルコンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。
 昨日の鉛価格は上昇した。株の上昇、LME在庫の減少(欧州)、ドル安の進行を材料に堅調な推移となった。年初から複数回トライしていた1,200ドルのシーリングを上抜けしたことから目先、上値余地を探る展開となっている。明確なチャートポイントが存在しない中、1,300ドルが次のシーリングとして意識されよう(目前ではあるが...)。LME在庫は▲250Mt減少、(FSCは2.6日、キャンセルワラント率は3.9%。)。売買高は1,661枚。イールドカーブは期近の上げ幅が大きく、ブルフラットニングしている。C-3は10ドルコンタンゴコンタンゴ幅を拡大した。
 昨日のアルミ価格は上昇した。シティの業績改善報道を受けて米株価が大幅に上昇したことや、ドル安の進行が好感された。しかしながら銅や亜鉛のように在庫が減少せず、増加していることが嫌気され、10日移動平均線レジスタンスを上抜けするには至らなかった。今後は実態経済の悪化を受けて低い水準での推移が続くと考えられるものの、コストベースで見た場合、限界レベル(1,750ドル程度)を大きく下回って価格が下落している状態が長く続くとは考えにくく(といってもう3ヶ月経ちますが...)、企業の在庫整理も進捗していると予想されることから底入れは近いと見る。期先は引き続き高い水準での推移が続いている。LME在庫は+12,250Mt増加、(FSCは30.6日)。(キャンセルワラント率は1.6%)。売買高は9,540枚。イールドカーブの形状は期先の上げ幅大きくブルスティープニング。C-3は34ドルコンタンゴコンタンゴ幅を拡大した。
 昨日のニッケル価格は上昇した。株価の上昇、ドル安進行、LME在庫の減少の3点セットで上値余地を探る動きとなった。しかし、10日移動平均線と10.000ドルの心理的な上値が意識され、この水準は上回れずに引けている。足許、ニッケル価格は限界コスト近辺まで水準が低下しており(弊社は2009年のニッケルの限界生産コスト水準を7,289〜9,729ドルと想定)、下げ余地は限定されている。LME在庫は▲84Mt減少、(FSCは27.3日)、キャンセルワラント率は1.4%。売買高は950枚。イールドカーブは期近の下げ幅が大きく、ベアスティープニングしている。C-3は78ドルコンタンゴコンタンゴ幅を拡大した。
 昨日の錫価格は上昇した。株価の上昇、LME在庫の減少、ドル安を受けて上昇したが、一目均衡表の雲がレジスタンスとなり、小幅な上昇に留まった。LME在庫は▲15Mt減少、(FSCは8.8日)、キャンセルワラント率は4.63%。売買高は124枚。イールドカーブの形状はほぼパラレルに上昇している。C-3は295ドルバックとバック幅を拡大した。

(エネルギー)
 昨日のNY原油は下落した。OPECによる減産実施に不透明感が漂う中、100日移動平均線レジスタンスを上抜けできなかったこともあって一旦売られた。景気の著しい悪化に徐々に歯止めが掛かりつつあるようには見えるものの、本格的な需要回復には時間を要すると見られることから、需要よりは生産の調整動向が原油価格に影響を与えている。イールドカーブは期近が下落、期先は上昇している。直近限月の騰落率は▲3.1%。Brentも小幅下落。売られた、というよりも積極的な売買材料に乏しい中、小動きとなった。イールドカーブは期近が下落、期先が上昇している。直近限月の騰落率は▲0.4%。WTI/Brentのネガティブスプレッドは足許解消している。
 石油製品は下落まちまち。RBOBは新規材料に乏しい中、原油価格の下落に押され、10日移動平均線でサポートされて引けた。総じて100日移動平均線を下値に堅調な推移が続いている。イールドカーブは期近の下げ幅が大きく、ベアスティープニング。直近限月の騰落率は▲3.0%。ヒーティングオイルは下落。一時原油価格の上昇を受けて30日移動平均線レジスタンスを試すまで上昇したのだが、そもそもの在庫水準の高さもあり、原油が反転下落したこともあって引けに掛けて売られた。イールドカーブは期先の下げ幅が大きくベアスティープニング。直近限月の騰落率は▲1.4%。ICEガスオイルは下落。イールドカーブは期先の上げ幅大きく、ブルスティープニングしている。直近限月の騰落率は+0.5%。

(ひとりごと)
来週店頭に並ぶ予定の本、是非宜しくお願いいたします。

さて。

昔私が社会人になりたてのころ。
誰でも新人がやらされることであるが、合コンなり、会社の宴会の手配・準備をやらされていた。
まあ、これって会社の仕事をやる合間にこうした作業を行わせることで、時間管理を勉強させる意味合いがあるらしいのだが、正直私には苦痛であった。
そもそもこう見えても非常に抜けているので、1人でこういった企画をこなすと穴だらけなのである。
かつて私が働いていた支店では、

全体会の場合にはそれとなく支店長の好みを聞き
女の子の好みを聞き(銀行の店頭は女性中心の職場なので、極めて重要)
お店を選定し
案内状を作ってみんなの席に配り
当日は早く仕事を終わらせてみんなを追い出す

という手順(だったと思う)で宴会を取り仕切るのが新人の仕事であった。
私は過去に、小さなチーム会の設定や先輩を連れた合コンの設定で何回も失敗しているため今回は慎重であった。
何せ、初めて全体会を取り仕切るのだから。

お店は駅の南にある中華料理屋。
開始は18:30から
仕事も早々に終え、諸先輩方を外に出す

準備万端整って私も現地に
ところが、である。
予想していなかった光景が目に入ってきた。
ビルの8階の中華料理屋なのだが、みんなビルの1階でうろうろしているのだ

私「どうしたんですか?」
先輩「あのさあ」
私「?」
先輩「このビル、7階までしかないんだけど」
私「...失礼しました...」

...今から思い返してみても良く分からないが、なんで8階なんてかいたんだろうか?
神のいたずらであろうか。
と、思ってタウンページを見てみたら(石原良純ではないが)、ハイ。8階にある中華料理屋は、別のお店でした...

その事件以降も、ダメ行員のレッテルを貼られた私。
そんな私を解放してくれたのがかつての1つ下の後輩であります。
彼はしっかりしていたよなぁ...そういえば。
今はIT系のベンチャーで頑張っている。コンピューター、苦手なのに。