がっかり

(商品市況概況)
「景気回復のタイムラグ」
 昨日のコモディティ価格は軒並み上昇した。経済統計の好転に伴うセンチメントの好転で、株式市場が一昨日に続き大幅な上昇となったことが好感された。原材料の一大消費国である中国の人民銀行総裁が景気回復に自信を見せるなど、今までマイナス一辺倒であった相場環境が転換しつつあるようだ。但し、景気が回復しているわけではないので本格的な上昇局面が早いタイミングで訪れるとは思えないが、行き過ぎた下落が修正される形で価格が上昇する可能性は高まってきたと考えている。
 日本は加工貿易を生業とする国であるため、海外市場の好調/不調の影響を受けるわけだが、生産〜輸出〜消費までのタイムラグがあることから海外市場の変化の影響は数ヶ月遅れて顕現化する傾向がある。そうなると、海外の景気底打ちが本当であるとまず海外から回復が始まり、その後遅れて日本も回復、というシナリオになりやすく特に景気動向と密接な関係がある素材価格は、日本の景気回復を待たずして上昇する可能性はあると考えられる。上記の通り価格の急速な上昇の可能性は今のところ低いと考えてはいるものの、景気底割れ回避後のヘッジ戦略を考えるべき時に来ているのではなかろうか。

(経済関連ニュース)
・米新規失業保険申請者数 前週比+8千人の652千人(前週改定644千人(速報比▲2千人))、市場予想650千人。
・Q408米GDP確定値 前期比年率▲6.3%(前期▲0.5%)、市場予想▲6.6%。
・Q408ニュージーランドGDP 前期比年率▲0.9%(前期▲0.5%)、市場予想▲1.1%。
・Q408韓国GDP改定値 前期比年率▲5.1%(速報比+0.5%)。
・2月日本コアCPI 前年比▲0.1%(前月±0.0%)。コア指数 前年比±0.0%(前月±0.0%)、市場予想±0.0%。
ガイトナー財務長官「金融システムは広範で抜本的な改革が必要」
中国人民銀行 周小川総裁「主要指標は経済成長の回復を示しているが、それは経済対策が遅れている諸外国と比べ中国政府は断固たる行動を取ってきたためだ」

・ドルは対ユーロで上昇。来週のECBで利下げが実施されるのではとの思惑から。対円でもドルは大幅に上昇している。
日本株は大幅上昇。米経済指標の好転を受けて海外株が堅調に推移したため。米国株は大幅に上昇。経済統計の好転に伴いセンチメントが転換しつつあることに加え、米大手企業決算が市場予想を上回ったことが好感された。


非鉄金属関連ニュース)
・NY金は上昇。金融市場のセンチメントが好転しているものの、景気回復や金融システム不安が完全に払拭されたわけではないことから、引き続き物色された。銀価格は大幅に上昇。銀は株価の上昇がプラス材料として意識されたようだ。
・NYプラチナ価格は大幅に上昇。株高の進行で工業品としての色彩の強いプラチナは物色されることとなった。今のところドル・ユーロとの一次回帰分析の結果、略理論値どおりの水準で取引されている。パラジウムは大幅に上昇している。
・SPDR金保有高 1,124.99Mt。

(エネルギー関連ニュース)
ベネズエラ ラミレスエネルギー相「原油価格は40ドルで既に底うちしており、今後も上昇基調を辿るはずである」

(非鉄金属)
 昨日の銅価格は上昇した。LME在庫の増加はあったものの、株価が大幅に上昇していることもあり、上げ余地を探る動きとなった。今のところ10日移動平均線にサポートされながら底堅く推移している。ファンダメンタルズについては先々コンセントレートが継続的に不足する可能性が高い環境に変りはなく、各国政府の追加経済対策への期待や中国政府による市中在庫買い上げへの期待が高まっていることや相次ぐ景気対策の発表に伴い、市場参加者のセンチメントも好転しておりしばらくは堅調な推移が続こう。但し、景気が回復しているわけではないこともあって、一本調子の上昇にはならないと考える。LME在庫は+225Mt増加、(FSCは10.1日)、(キャンセルワラント率は3.9%)。売買高は9,938枚(※現時点で確認できる前日の3Mの出来高)。イールドカーブは期近の上げ幅が大きく、ブルスティープニングしている。C-3(Cash vs 3M Fwd)は39ドルコンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。
 昨日の亜鉛価格は上昇した。前日の株高と経済統計の好転、中国の輸入増加といったプラス材料を受けて大幅に上昇、1月12日の高値1,322ドルを上回ったところから上げが加速した。亜鉛はそもそもコスト割れ水準で取引されていたことから、上昇時の上げ幅が大きくなる傾向にある。コスト割れの状態が続く中生産調整が進捗し、加えて中国政府による市中余剰在庫の買い上げの動きを受けて需給は改善しつつある。チャート的には各種移動平均線を上抜け、上値としては1月12日の高値1,322ドルを上抜けしたため、一旦下値を固める動きになると考えるが、10日移動平均線でサポートされれば徐々に水準を切り上げる動きとなろうか。LME在庫は▲825Mt減少、FSCは11.0日(キャンセルワラント率は3.8%)。売買高は4,617枚。イールドカーブは期近の上げ幅が大きく、ブルフラットニングしている。C-3は30ドルコンタンゴコンタンゴ幅を拡大した。
 昨日の鉛価格は上昇した。経済指標の好転に伴う株価の上昇を受けて、鉛も10日移動平均線レジスタンスをトライする動きとなり、この水準を回復して引けることとなった。但し冬場の終了に伴いバッテリー向け需要が一旦落ち着くタイミングであることもあり、上値は重いと考えている。一旦50日移動平均線近辺(1,200ドル)まで調整する可能性があると見る。LME在庫は+650Mt増加、(FSCは2.6日、キャンセルワラント率は5.2%。)。売買高は1,025枚。イールドカーブは期近の上げ幅が大きく、ブルフラットニングしている。C-3は14ドルコンタンゴコンタンゴ幅を拡大した。
 昨日のアルミ価格は上昇した。LME在庫は増加したものの、経済指標の好転に伴い株価が大幅に上昇したことから、アルミにも買い戻しが入った。今後はコストベースで見た場合、限界レベル(弊社の2009年見通しは1,358ドル〜1,454ドル)を大きく下回って価格が下落している状態が長く続くとは考えにくいこと、今回のFOMCや米政府による不良債権買取構想が実現する可能性が高まってきたことで相場の雰囲気が好転しており、実際発表される経済統計も「最悪期を脱した可能性」を示唆する内容のものが多く、景気は回復していないものの上値余地を探る動きになると考えている。LME在庫は+4,225Mt増加、(FSCは32.2日)。(キャンセルワラント率は2.0%)。売買高は12,742枚。イールドカーブは期先の上げ幅が大きく、ブルスティープニングしている。C-3は38ドルコンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。
 昨日のニッケル価格は上昇した。LME在庫の大幅な増加が続いているが、株価の上昇に伴う商品相場全体のセンチメントの好転に引かれる形でニッケルも上値余地を探る動きとなった。但し10,000ドルの心理的節目は上抜けできずに引けている。尚弊社は、ニッケルの限界生産コストを7,289〜9,729ドルと予想しており、この水準に近づくレベルでは買いも入りやすく、下値も限定されている。LME在庫は+1,110Mt増加、(FSCは28.9日)、キャンセルワラント率は0.8%。売買高は1,041枚。イールドカーブは期先の上げ幅が大きく、ブルスティープニングしている。C-3は92ドルコンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。
 昨日の錫価格は上昇した。LME在庫は上昇したが、株価の上昇に伴う商品市場全体のセンチメント好転を受けて上値余地を探る動きとなり、10日移動平均線で頭を抑えられて引けた。LME在庫は+30Mt増加、(FSCは10.4日)、キャンセルワラント率は9.87%。売買高は124枚。イールドカーブは期先の上げ幅大きく、ブルフラットニングしている。C-3は180ドルバックとバック幅を縮小した。

(エネルギー)
 昨日のNY原油は上昇した。株価が大幅に上昇する中、景気底割れリスク回避観測が強まり原油にも買いが入った。チャート的には10日移動平均線が100日移動平均線を下から上に抜けるゴールデンクロスの形となっており、中期的に相場は上げ余地を試す可能性が高まってきた。週半ばの米在庫統計でクッシング在庫が大幅に減少していることも、期近の上げの支援材料となったようだ。イールドカーブは期近を中心に上昇し、ブルフラットニングしている。直近限月の騰落率は+2.8%。Brentも上昇。イールドカーブは期近を中心に上昇し、ブルフラットニングしている。直近限月の騰落率は+3.1%。WTI/Brentはポジティブスプレッドは小幅縮小。
 石油製品も下落。RBOBも経済統計の好転を材料に原油価格が上昇したことから前日に続いて堅調な推移となった。そもそもFSCベースの在庫水準の低さの影響から、10日移動平均線でサポートされながら総じて堅調な推移となっている。イールドカーブは期先の上げ幅が大きく、ブルスティープニングしている。直近限月の騰落率は+2.3%。ヒーティングオイルも上昇。材料は同じであるが、100日移動平均線を下値に堅調に推移した。イールドカーブは期近の上げ幅が大きく、ブルフラットニングしている。直近限月の騰落率は+1.1%。ICEガスオイルは低下。イールドカーブは略パラレルに低下している。直近限月の騰落率は▲0.5%。

(ひとりごと)
遂に凛花に1名、足を踏み入れさせてしまった。
楽しい、といっていた。
網すぐ魂抜かれるんだろうな、あの人も...


さて


大きくがっかりすることの1つに
家で珍しくカツを食べようとしていて

トンカツソースがなかったとき

が、ある。
なんだその程度のことかと思う人もいるかもしれないが
それは大きな間違いだ

だって

トンカツソースで食べるんだ、と思っているときに
ウスターソースや、ケチャップや、ましててや塩とか醤油で食べる
なんてありえない。
大変申し訳ないが、トンカツはあふれるぐらいソースを掛けるのが美味しいのだ
私にとっては。
最近は食べる量が減ったが、このソースにまみれたトンカツをおかずに
丼2杯ぐらいご飯を食べるのが嬉しいのだ

それがですよ

例えばウスターソースや醤油だった場合、恐らくどう考えても1杯が限界になってしまう
私にとっては。
それだけで人生の何パーセントかを損した気分でいっぱいになる。
出張とかで良く知らないお店でお昼を食べるとき
「カツは醤油で食べてください」」なんていわれるケースも多く
非常にリスキーだ。

なので、少なくとも自宅ではそうした悲しい思いをしないで済むように、カミさんと買い物に行くと、トンカツソースやケチャップ、粉チーズ等
明らかに摂食しすぎると体に悪そうなものを、家に在庫があると言われても積極的に買うようにし、戦略備蓄を積み上げているのだ。


全然関係ないですが、料理研究家のケンタロウは、ケチャップ:ウスターソース= 1 : 1 でトンカツソースを作っているらしい
今度やってみよう。