(商品市況概況)
「行って来い」
昨日の商品価格は行って来いで前日比プラスとなった。取引序盤からドル安が進行したこと等が買いを誘うこととなったが、米銀の資本調達の加速に伴う需給悪化懸念から株価が調整したため、NY時間にかけては上げ幅を削る動きとなった。
日本では小沢民主党党首が辞任、次の民主党党首≒次期総理大臣?といった話題で持ちきりになっているが、世界はGM問題がまだ片付いていないことや中国の経済対策に息切れ感が見られることからFOMCの量的緩和実施に伴う景気浮揚感が徐々に後退しつつある(マイナスにはなっていない)。世界第二位のGDPの国としての責務がもう一度問われる可能性が高まる中、早期に日本国内の政治的な低迷が解消することを祈ってやまない。
(経済関連ニュース)
・1−4月中国固定資産投資 前年比+30.5%(1−3月期+28.6%)、市場予想+29.1%。
・1−4月中国貿易黒字754億ドル、4月貿易黒字131.4億ドル。
・4月日本工作機械受注 前年比▲80.4%(前月改定▲85.2%)、前月比+19.9%(前月改定+2.6%)。
・4月独CPI改定 前年比+0.7%(前月改定+0.4%)、市場予想+0.7%。
・3月米貿易赤字 276億ドル(前月改定261億ドル(速報比+1億ドルの赤字幅の拡大))、市場予想290億ドル。
・グリーンスパン元FRB議長「住宅市場は底打ちし、回復寸前の可能性」
・3月英鉱工業生産 前月比▲0.6%(前月改定▲0.7%)。
・ドルは対ユーロで下落。安全資産としてドルが物色されていたが、株価の反発もあってドルが売られた。ドルは対円でも下落した。
・日本株は大幅反落。前日の米株の大幅下落を受けて幅広く売られた。そもそも上げピッチがが早かったこともあり、手仕舞い売りに押された。米国株はまちまち。ダウは下落、NASDAQ、SP500は下落。米銀の資本調達加速を受けた需給悪化懸念などが材料になった。
(非鉄金属関連ニュース)
・NY金は反発。ドル安の進行と、銀行の新規資本調達に伴う需給悪化で株価が総じて軟調であることが材料視された。金価格の上昇が継続するか否かは今後株価動向にかかっているが、総じて足許の株価は堅調に推移している。過剰な質への逃避への動きが終了した後に、ドルユーロとの従来の関係が回復したとすると800ドル程度までの下落はあってもおかしくない。但しQ209の間は金価格の急落は想定していない。銀価格は大幅に上昇。今年2回目となる14ドルのトライの結果これを上回ったことから上げが加速した。
・NYプラチナ価格は反発。ドル安が進行したこと、一昨晩一目均衡表の雲の上限でサポートされていることから小幅反発となった。但し株の下落や自動車会社の先行きの見通しに不透明感が漂う中、上げ幅は限定されている。ドル・ユーロとの関係で見ればプラチナは略理論値どおりで取引されており、株の下落や自動車向け需要の減少観測等も比較的正しく織り込んでプライシングされていると見られ、チャート的にも一目均衡表の雲の上限でサポートされており、更なる下落には材料不足か。パラジウムは小幅下落。200日移動平均線、10日移動平均線を大きく上回って取引されていることから割高感もあり、一旦手仕舞い売りが入ったものと考えられる。
・3月時点で中国アルミ精錬能力の41%が休眠状態に。年間精錬能力18百万Mtのうち7.4百万Mtが稼動停止に(中国工業情報省)。
・4月中国銅輸入 399,833Mt(前月374,957Mt)、アルミは439,902Mtに。
(非鉄金属)
昨日の銅価格は上昇した。LME在庫の大幅減少とドル安の進行で10日移動平均線でサポートされた後に上昇したが、夜間の米株下落で地合いが悪化日下落した。しかしながら下げ余地は極めて限定されているとの印象。ファンダメンタルズについては先々コンセントレートが継続的に不足する可能性が高い環境に変りはなく、各国政府の追加経済対策への期待や中国政府による市中在庫買い上げへの期待が高まっていることや相次ぐ景気対策の発表に伴い、市場参加者のセンチメントも好転しており価格は底を打った可能性が高い。但し、景気が回復しているわけではないこともあって、上値は限定されよう。目先は200日移動平均線を挟む攻防になると考える。この水準が維持できれば5,000ドルが視野に入ることになると考える。但し繰り返しになるが、現時点において5,000ドルを更に上回るほどの強い材料は存在しない。LME在庫は▲6,150Mt減少、(FSCは80.4日)、(キャンセルワラント率は19.7%)。売買高は9,330枚(※現時点で確認できる前日の3Mの出来高)。イールドカーブは期近の下げ幅が大きく、ベアスティープニングしている。C-3(Cash vs 3M Fwd)は21ドルコンタンゴとコンタンゴ幅を縮小した。
昨日の亜鉛価格は上昇した。LME在庫の減少もあって欧州時間からNY時間にかけて上昇したが、NY時間の株の調整の影響もあって上げ幅を削った。結果的に10日移動平均線が下値として意識されている状況。当面は1,400ドルを大きく下回る材料は見当たらない。需給はイールドカーブが示すようにタイトではないのだが、生産調整の進捗の効果もあって価格の行き過ぎた下落が修正される形で上昇していると言える。LME在庫は▲1,100Mt減少、FSCは10.9日(キャンセルワラント率は4.4%)。売買高は4,290枚。イールドカーブは期近が上昇、期先が低下している。C-3は28ドルコンタンゴとコンタンゴ幅を拡大した。
昨日の鉛価格は上昇した。200日移動平均線のサポートを確認した後、略一貫して相場水準を切り上げた。LME在庫は増加しており積極的に買う材料とするとドル安程度しかなかったのだが、昨晩に関しては上昇して引けている。中国の貿易統計を見るに、国内の環境基準に配慮して輸入が増加しており、鉛価格の下支え要因となっている。昨晩維持したこともあり、しばらくは200日移動平均線を下値に堅調な推移になると見ている。尚、大手生産者の生産再開やそもそも景気回復に至っていないことから、上値は限られるとの見方は変更していない。LME在庫は+300Mt増加、(FSCは3.2日、キャンセルワラント率は1.5%。)。売買高は2,008枚。イールドカーブは期近の上げ幅が大きくブルフラットニングしている。C-3は4ドルコンタンゴとコンタンゴ幅を縮小した。
昨日のアルミ価格は上昇した。昨日の下げ幅が限定されたことから、ドル安の進行等も手伝って上値をトライする動きとなったが、NY時間の株の下落を受けて頭を押さえられ、小幅高に留まった。足許10日移動平均線が短期的な下値、1,600ドルが心理的な上値となっている。今後はFOMCや米政府による金融システム対策、信用不安対策が進捗していることで相場の雰囲気が好転しており、実際発表される経済統計も最悪期を脱した可能性を示唆する内容のものが多く、コストベースで見た場合、限界レベル(弊社の2009年見通しは1,358ドル〜1,454ドル)を固める動きになると考えている。また、コストベースとして一般に意識されている1,750ドルまでの価格修正があってもおかしくない状況。LME在庫は+11,250Mt増加、(FSCは38.1日)。(キャンセルワラント率は1.2%)。売買高は9,725枚。イールドカーブは期近の上げ幅が大きくブルフラットニングしている。C-3は38ドルコンタンゴとコンタンゴ幅を縮小した。
昨日のニッケル価格は上昇した。LME在庫の大幅減少とドル安の進行で200日移動平均線を下値に堅調な推移となったが、NY時間の株の下落を受けて上げ幅を削った。足許、コストベース(2009年のニッケルの限界生産コスト予想は7,289〜9,729ドル)を下回って下落するのは難しいと考えており、金融市場の安定化とともに下値は切り上がってきている。但し、主要用途であるステンレス需要の回復には未だ時間がかかると見られ、上値も限定されるだろう。LME在庫は▲336Mt減少、(FSCは30.1日)、キャンセルワラント率は3.9%。売買高は1,858枚。イールドカーブは期近と期先の下げ幅が大きく、イールドカーブは期先の上げ幅大きく、ブルスティープニングしている。C-3は80ドルコンタンゴとコンタンゴ幅を拡大した。
昨日の錫価格は上昇した。アジア時間からドル安が進行したこと、200日移動平均線を上回って寄り付いたことから新規材料に乏しい中、高値でのもみ合いとなった。ただし引けにかけては株価の下落に伴い上げ幅を削っている。基本、バックのカーブ形状が示すように需給は非鉄金属の中で唯一タイトであり、しばらく高止まりが予想される。LME在庫は+290Mt増加、(FSCは12.6日)、P596は0.88%。売買高は282枚。イールドカーブは期近の上げ幅が大きくブルスティープニングしている。C-3は220ドルバックとバック幅を拡大した。
(エネルギー)
昨日のNY原油は下落した。ドル安の進行等が背景。中国の原油輸入は前月比マイナスとなっていたのだが、OPECの減産などの影響もあり需給が均衡する中で価格が上昇していることから、昨晩はあまり材料とならなかった。むしろNY時間の株の調整の影響(ダウは上昇)もあり、NY時間にかけては上げ幅を削る展開。結果的に60ドルが上値として意識されることとなった。イールドカーブは期近が上昇しブルフラットニング。直近限月の騰落率は+0.6%。Brentも上昇。イールドカーブは期近の上げ幅が大きくブルフラットニングしている。直近限月の騰落率は+0.8%。WTI/Brentはポジティブスプレッドは縮小。
石油製品はまちまち。RBOBは200日移動平均線を挟む攻防が続いているが、取引序盤こそ上昇していたものの、NY時間の原油の下落を受けて200日移動平均線を下回って引けた。直近の在庫統計でも確認できているように、輸送需要が新型インフルエンザの影響もあって減少し始めており、上値は重くなってきている。イールドカーブは期近が下落、期先が上昇している。直近限月の騰落率は▲0.7%。ヒーティングオイルは上昇。在庫水準は極めて高く、原油価格の上昇ぐらいしか買い材料はないのだが、クラックスプレッドも限界まで縮小しており原油が比較的堅調に推移する中、ヒーティングオイルの下げ余地も限定された。イールドカーブはパラレルに上昇している。直近限月の騰落率は+0.4%。ICEガスオイルは期近は変わらず、期先が上昇しブルスティープニングしている。直近限月の騰落率は±0.0.%。
(ひとりごと)
この前、すごく久しぶりに笑笑に行ってみた。
以前は飲み会で頻繁に使っていたものの、ここんとこさっぱり使っていない。
で。
久しぶりに会社の同僚と、行ってみることにした。
時間が遅かったこともあるからか、お店には殆どサラリーマンの姿は見えず
ミュージシャン風の若者や
学生合コンの二次会風の人々など
基本的に私の同僚マイナス10歳、私の年齢マイナス15歳ぐらいの若者でにぎわっていた
この瞬間
「おじさんが来てはいけない店なのではないか」
との思いが頭をよぎる。
無理に繁華街に有る笑笑じゃなく
サラリーマンの聖地、新橋のたち飲み屋に行くべきであった
若い者に混じろう、という考え方はなかったのだが
お店にいる人々が若い、ということを認知した瞬間
そういう気持ちで一杯になる
ということで
出だしからマイナススタートであるが
気を取り直してメニューを見る。
安い
500円以下のつまみが殆どである。
ホッケなんて480円(税込み504円)だ
軟骨のから揚げは頼むことにしたのだが、なんと298円(税込み313円)だ
おかしくないですか、この値段。
立ち飲み屋でももうちょっと高いように思う。
でもどうせ、美味しくないんだろうと思って口に軟骨を運んだのだが
美味しい
んですよね。
何でこんな値段で商売が成り立つんだか、本当に疑問だ。
それが店舗を構え、座席を提供し
基本、食べている間は「出て行ってください」とは言われないのだ
改めて考えると、日本の居酒屋とは恐るべき場所なのだ。
でも。
隣で一気飲みをしている若者に混じり
軟骨のから揚げをつまみにビールとホッピーを飲みながら仕事の話をする気になれず
残念ながら1時間ほどで外に出てしまいました...
で。
結局結構飲んで、つまみも追加し、会計は2人で2,000円也。
海外でも居酒屋やったら、流行るんじゃないかしら?