歴女

(商品市況概況)
「株の上昇=景気回復の予兆」
 昨日の商品価格は総じて下落した。欧州景気の悪化観測や、NY時間の米経済統計の悪化に伴う株の下落が材料となった。ついこの前までは株の上昇を好感して買われていたのだが、足許の商品価格の動向が株や債券等、その他の伝統的な金融商品市場の動向の影響を受けやすくなっていることの証左であろう。足許、景気底割れは回避された可能性が高い、というのが市場コンセンサスだと思うが、そうすると次の課題は「どこで景気が底を打つのか」ということ。過去のデータによれば、米株式市場は「景気回復の数ヶ月前に株価が上昇する」ことが確認されており、株が上昇する→景気回復に伴う需要増加、のサイクルに入るとの期待感から株が上昇すると商品価格が買われる環境になっているのだ。しかし逆もまた真なり、である。

 景気底割れ回避と年末〜来年にかけての景気回復をメインシナリオにすえているが、引き続き株価動向から目が離せない展開が続くことになりそうである。

(経済関連ニュース)
・4月中国小売売上高 前年比+14.8%(前月+14.7%)、市場予想+14.5%。
・4月中国工業生産 前年比+7.3%(前月+8.3%)、市場予想+8.3%。
・米MBA住宅ローン申請指数 前週比▲8.6%の895.6、借換指数 前週比▲11%の4,588.6、購入指数 前週比+0.5%の265.7。
・4月米小売売上高速報 前月比▲0.4%(前月改定▲1.3%(速報比▲0.2%))、市場予想±0.0%。除く自動車 ▲0.5%(前月改定▲1.2%(速報比▲0.3%)、市場予想+0.2%。
・4月米輸入物価指数 前月比+1.6%(前月改定+0.2%(速報比▲0.3%))、市場予想+0.6%。
・3月米企業在庫 前月比▲1.0%(前月改定▲1.4%(速報比▲0.1%))、市場予想▲1.1%。在庫比率 1.44ヶ月(前月と変わらず)。
・独政府 銀行の不良債権処理計画を閣議で承認。金融機関支援では納税者に追加負担を求めない方針。
ウェーバー独連銀総裁「ECBのかバードボンドの購入は600億ユーロが上限」

・ドルは対ユーロで上昇。ユーロ圏の景気後退観測と金融緩和観測を受けてドルが買われた。ドルは対円では続落。米経済統計の悪化で。
日本株は小幅反発。日経平均9,000円を固める動きになっている模様。米株は大幅下落。小売売上高の悪化といった経済統計の悪化を受けて、下落した。

非鉄金属関連ニュース)
・NY金は続伸。米経済統計の悪化を受けて株が調整したことから再び安全資産として金が物色された。繰り返しコメントしているように金価格の上昇が継続するか否かは今後株価動向にかかっているのだが、総じて足許の株価は堅調に推移している。過剰な質への逃避への動きが終了した後に、ドルユーロとの従来の関係が回復したとすると800ドル程度までの下落はあってもおかしくない。但しQ209の間は金価格の急落は想定していない。銀価格は大幅に下落。経済統計の悪化に伴う需要減少観測で売られた。但し一昨日上回った14ドルラインは維持して引けている。

・NYプラチナ価格は下落した。経済統計の悪化を材料に株価が大幅に調整したことが背景。ドル・ユーロとの関係で見ればプラチナは略理論値どおりで取引されており、株の下落や自動車向け需要の減少観測等も比較的正しく織り込んでプライシングされていると見られ、チャート的にも一目均衡表の雲の上限で引き続きサポートされており、更なる下落には材料不足か。パラジウムは大幅に下落。株価の調整に伴うプラチナの下落に押された。但し200日移動平均線を下抜けるには至っていない。

・3月時点で中国アルミ精錬能力の41%が休眠状態に。年間精錬能力18百万Mtのうち7.4百万Mtが稼動停止に(中国工業情報省)。
・4月中国銅輸入 399,833Mt(前月374,957Mt)、アルミは439,902Mtに。


(非鉄金属)
 昨日の銅価格は下落した。LME在庫の大幅減少が継続していることから200日移動平均線レジスタンスを試す動きとなったが、米経済統計の悪化に伴う株下落による地合いの悪化で、NY時間にかけて売られた。ファンダメンタルズについては先々コンセントレートが継続的に不足する可能性が高い環境に変りはなく、各国政府の追加経済対策への期待や中国政府による市中在庫買い上げへの期待が高まっていることや相次ぐ景気対策の発表に伴い、市場参加者のセンチメントも好転しており価格は底を打った可能性が高い。但し、景気が回復しているわけではないこともあって、上値は限定されよう。目先は200日移動平均線を挟む攻防になると考える。この水準が維持できれば5,000ドルが視野に入ることになると考える。但し繰り返しになるが、現時点において5,000ドルを更に上回るほどの強い材料は存在しない。LME在庫は▲5,275Mt減少、(FSCは79.3日)、(キャンセルワラント率は20.4%)。売買高は11,323枚(※現時点で確認できる前日の3Mの出来高)。イールドカーブは期先の下げ幅が大きく、ベアスティープニングしている。C-3(Cash vs 3M Fwd)は13ドルコンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。
 昨日の亜鉛価格は下落した。LME在庫の減少もあって欧州時間にかけてジリ高の展開となったものの、欧州圏の景気悪化観測と米株の下落で地合いが悪化し10日移動平均線を割り込んでの下落となった。ただし、当面は1,400ドルを大きく下回る材料は見当たらない。需給はイールドカーブが示すようにタイトではなく、生産調整の進捗の効果もあって価格の行き過ぎた下落が修正される形で上昇していたのだが、今度は上げピッチが早かったことから下値を固める動きになっていると言える。LME在庫は▲1,300Mt減少、FSCは10.9日(キャンセルワラント率は4.1%)。売買高は4,091枚。イールドカーブは略パラレルに低下している。C-3は29ドルコンタンゴコンタンゴ幅を拡大した。
 昨日の鉛価格は下落した。取引序盤は上値を試したものの、銅や亜鉛が株の調整もあって下落する中上げ幅を大きく削り、NY時間の株下落を受けて更に下値余地を探った。しかしながら200日移動平均線ではサポートされて比較的堅調な推移となっている。中国の貿易統計を見るに、国内の環境基準に配慮して輸入が増加しており、鉛価格の下支え要因となっている。昨晩維持したこともあり、しばらくは200日移動平均線を下値に堅調な推移になると見ている。尚、大手生産者の生産再開やそもそも景気回復に至っていないことから、上値は限られるとの見方は変更していない。LME在庫は+100Mt増加、(FSCは3.2日、キャンセルワラント率は1.5%。)。売買高は2,114枚。イールドカーブは略パラレルに低下している。C-3は3ドルコンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。
 昨日のアルミ価格は下落した。取引序盤はジリ高の展開であったものの、欧州圏の景気悪化観測と夜間の米株の下落を受けて地合いが悪化、一時短期的なサポートラインである10日移動平均線を下回る大幅な下落となったが、引けにかけては買い戻しが入り10日移動平均線を回復して引けた。今後はFOMCや米政府による金融システム対策、信用不安対策が進捗していることで相場の雰囲気が好転しており、実際発表される経済統計も最悪期を脱した可能性を示唆する内容のものが多く、コストベースで見た場合、限界レベル(弊社の2009年見通しは1,358ドル〜1,454ドル)を固める動きになると考えている。また、コストベースとして一般に意識されている1,750ドルまでの価格修正があってもおかしくない状況。LME在庫は+5,575Mt増加、(FSCは38.2日)。(キャンセルワラント率は1.2%)。売買高は10,161枚。イールドカーブは期先の下げ幅が大きくベアフラットニングしている。C-3は38ドルコンタンゴコンタンゴ幅を拡大した。
 昨日のニッケル価格は下落した。他非鉄金属の上昇やLME在庫の大幅減少もあって取引序盤は堅調な推移となったが、欧州圏の景気悪化観測と米株の下落に伴う地合いの悪化で200日移動平均線を割り込む大幅な下落となった。独製鐵会社のステンレス生産大幅減少(Oct08-Mar09で前年比▲46%)報道もステンレス需要の回復が遅いことを再度意識させる材料となった。但しあくまで上げすぎの修正によるものであり、足許、コストベース(2009年のニッケルの限界生産コスト予想は7,289〜9,729ドル)を下回って下落するのは難しいと考えている。LME在庫は▲324Mt減少、(FSCは30.0日)、キャンセルワラント率は4.1%。売買高は2,040枚。イールドカーブは期近と期先の下げ幅が大きく、イールドカーブは期近の下げ幅大きくベアスティープニングしている。C-3は80ドルコンタンゴと前日と変わらず。
 昨日の錫価格は下落した。LME在庫の大幅増加や株の下落が材料となった。但しバックのカーブ形状が示すように需給は非鉄金属の中で唯一タイトであり、下げ幅は限定され200日移動平均線を維持して引けた。LME在庫は+405Mt増加、(FSCは13.0日)、P596は0.9%。売買高は460枚。イールドカーブは期先の下げ幅が大きくベアスティープニングしている。C-3は230ドルバックとバック幅を拡大した。

(エネルギー関連ニュース)
・米在庫統計 原油▲4.6MB(市場予想+1.0MB)、ガソリン▲4.2MB(±0.0%)、ディスティレート+0.9MB(+1.3MB)、稼働率▲1.62%(+0.4%)。
OPEC月報 2009年原油需要水戸市 84.03MBD(前回発表時比▲150KBD)。

(エネルギー)
 昨日のNY原油は下落した。取引序盤はジリ高で推移していたものの、欧州域内景気の悪化観測の高まりと夜間に米株が小売売上高の悪化を受けて大幅に下落したことが材料視された。夜間に発表された米在庫統計は輸入の大幅減少を受けて明確にブルな内容であったが、株の下落に伴う地合いの悪化は止められず、一旦下値を探る動きとなった。10日移動平均線が下値となっている。イールドカーブはパラレルに低下している。直近限月の騰落率は▲1.5%。Brentも下落。イールドカーブは期近の下げ幅が大きく総じてベアスティープニングしている。直近限月の騰落率は▲1.1%。WTI/Brentはポジティブスプレッドは縮小。
 石油製品はまちまち。RBOBは総じて原油の動きをフォローしたが、200日移動平均線を挟む攻防が続いており、夜間の統計でも予想外の大幅な在庫減少が確認されたことから期近のみ上昇している。イールドカーブは期近が上昇、期先が低下している。直近限月の騰落率は+1.2%。ヒーティングオイルは下落。株の下落に伴う原油価格の下落が材料となった。夜間の統計は市場予想を下回る在庫増加に留まったことから買い材料にはなったものの、そもそものFSCベースの在庫水準が高すぎることもあって、結局10日移動平均線のサポートを試す動きとなり下落した。イールドカーブはパラレルに低下している。直近限月の騰落率は▲1.2%。ICEガスオイルは上昇。イールドカーブは期近の上げ幅が大きくブルフラットニングしている。直近限月の騰落率は+1.7%。


(ひとりごと)
もうどうでもいいから、早くもっと日本を良くして下さい。
それと。
今日の日経新聞13面の広告に私が出ている、との指摘を一部から受けましたが。
明確に、私じゃありませんからッ!!


さて。


なんだか世の中突然であるが、歴史に興味を持つ若い女の子が増えたんだとか。
待ちでは武田信玄上杉謙信のストラップが売られ
武将の顔が印刷されたTシャツも売られているらしい
そういった女性たちのことを「歴女(レキジョ)」と呼ぶらしい

何でも略すなッての!!
軽くイラっとするんですけど。こういう略し方。
え?別にいいじゃないかって?そうですか。
まぁいいや、その辺は。

で。

世の中のブームの大半は女性が作っていて
それにあわせる男が増えることにより流行が本格化する

というのは私の持論であるが、ここに来て戦国武将にスポットライトが当たるとは...
やっぱりNHK篤姫が当たって、その後の天地人で妻夫木君が頑張っているからなのだろうか。
まあ、確かに兜に「愛」の前立(前立で合ってましたっけ?まあいいや)の武将がいて
義に熱く勇猛であった
なあんて話を聞けば、興味を持つ人がいてもおかしくない。
(でもあの「愛」の前立ては、愛染明王愛宕信仰の「愛」であり、忌野清士郎の「愛してるぜ」とは違う、との説が有力)

テレビ等を見ていると特に「義に厚かった人」の人気が高いらしく
上杉謙信は特に人気なんだとか。
それと、日本人の定番であるが判官びいき義経とか、真田幸村、長尾影虎も人気らしい。
長尾影虎は明らかに大河ドラマの影響だと思うが、好きですよね。女の人は特にこういうのは。

景気が悪くなって
頼れる人の数も減り
「生き方」に救いを見出そうとする人が増えているってことなんでしょうか。

でもこのままブームになると


戦国武将カフェ

とか

戦国武将バーガー

とか

戦国武将携帯(ほら貝の形)

とか

出てくるんでしょうか。
ちょっと、それは嫌だ。。。

ま、いずれにしても戦国武将ってビジュアル的にかっこいい(戦闘服って何故か知らないけどかっこいいんですよね...)ので
女の人の心も掴むんでしょう。

あ、そういえば私の後輩がやってる会社が、以下のネットサービスを開始しました。
ウェブで使えるグラフの無料コンテンツを配信するサービスです。
私のブログでもそのうち使おうかと思ってます。
グラフがブログに載るので、ビジュアル的に〇ですね。

http://vizlog.visualzoo.com/


http://www.visualzoo.com/graph/12243