グラビア

(商品市況概況)
「株と為替」
 昨日の商品価格はアジア〜欧州時間に掛けて上昇、その後下落、更にNY時間に掛けて上昇するという展開であった。月中ということもあって新規の重要な経済統計の発表も少なく、新規手がかり材料に乏しい状態が続いている。そうなると価格を動かすのは周辺材料、ということになり、株と為替が足許の価格変動の重要なファクターとなっている。為替の水準を決める上で重要なのは各国中央銀行金利オペであるが、そうなるとその手がかり材料となるインフレ指標ならびに金融政策決定会合は重要な材料となる。本日の日銀金融政策決定会合、6月24日のFOMC、が焦点となる。その後は7月上旬に発表される、Q209の各国GDP、企業業績、雇用情勢等が最大の注目材料となろう。


(経済関連ニュース)
・米MBA住宅ローン申請指数 前週比▲16%の514.4、借換指数 ▲23.0%の1,998.1、購入指数 ▲3.5%の261.2。
・5月米消費者物価指数 前月比+0.1%(前月改定▲1.3%)、速報比+0.3%。コア指数 前月比+0.1%、市場予想+0.1%。
・Q109 米経常収支赤字 1,015億ドル(前月改定1,549億ドル(速報比+221億ドル))、市場予想850億ドル。

NY Dow  :8,497.18(▲7.49)
S&P500   :910.71(▲1.26)
NIKKEI225 :9,840.85(+87.97)
JPY/USD :95.72(▲0.71)
USD/EUR :1.387(+0.0026)

・ドルは対ユーロで続落。米消費者物価指数が市場予想を下回ったことが材料に。円はドルで大幅に上昇。
日本株は小幅上昇。政府による経済対策効果で、重点先業種の株価が上昇した。米株はまちまち。ダウ、SPは下落。S&Pによる銀行18行の格付け引き下げが切っ掛けとなった。


穀物市場サマリー)
Cbot Wheat :566.00(+0.25)
Cbot Corn :407.75(+3.75)
CSCE Sugar :14.99(+0.19)


非鉄金属関連ニュース)
Comex Gold :935.40(+3.8)
Nymex Platinum :1,205.2(▲15.7)

・NY金は上昇した。株価が軟調に推移したことや、ドル安が進行したことから買い戻しが入った。金は株と逆相関の関係にあり、株価が上昇(下落)する局面では売り(買い)が入り易い。但し過剰な質への逃避への動きが終了した後に、ドルユーロとの従来の関係が回復したとすると900ドル程度までの下落はあってもおかしくない。今のところQ209の間は金価格の急落は想定していないが、7月以降の経済統計の内容次第では大幅な下落の可能性もある。昨日の引けは(東京時間0:00価格) 935.40(+3.8)。
 銀価格は金と同様、NY時間まで下落していたがNY時間に入ってからドル安が進行したことから買い戻しが優勢となった。昨日の引け(東京時間0:00価格)は 1,428.00(+15)。"

・NYプラチナ価格は下落した。欧州時間に掛けてのドル高進行を受けて1,200ドルの心理的節目をトライする動きとなったが、NY時間にかけてのドル安を受けて買い戻しが優勢となった。大手自動車メーカーの経営問題が一旦終息したことから自動車向け脱硫触媒として用いられるプラチナには買い安心感が広がっているのも事実であり、株式市場が不安定になりつつある環境ではあるが、今後も堅調な推移が続くと見ている。プラチナは比較的ドルユーロとの相関が高いが、今のところ一次回帰線上に価格が安定している。昨日の引け(東京時間0:00)は1,205.2(▲15.7)。
 パラジウムは小幅高。昨日の引け(東京時間0:00)は242.4(+0.65)。



(非鉄金属)
Copper 3M :4,960.00(▲20:23.5C)
 昨日の銅価格は下落した。LME在庫の減少を受けて上昇していたが、NY時間にかけてのドル高の進行で下落、その後のNY時間のドル高を受けて5,000ドルの節目をトライ、上回らずに引けた。ファンダメンタルズについては先々コンセントレートが継続的に不足する可能性が高い環境に変りはなく、各国政府の相次ぐ景気対策の発表に伴い、市場参加者のセンチメントも好転しており価格は底を打ったと考えられ、当面5,000ドルを挟んで高い水準での推移となろう。但し、景気が回復しているわけではないこともあって、夏場に掛けて一旦調整で下落すると見ているが、その下落は、年後半以降の価格上昇の前の調整と見ておくべきだろう。LME在庫は▲1,875Mt減少、(FSCは60.1日)、(キャンセルワラント率は6.3%)。売買高は12,269枚(※現時点で確認できる前日の3Mの出来高)。イールドカーブは期近と期先が大幅に低下している。C-3(Cash vs 3M Fwd)は24ドルコンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。昨日の引けは4,960.00(▲20:23.5C)。

Zinc 3M   :1,552.00(▲17:29.5C)
 昨日の亜鉛価格は下落した。ここ数日の下落幅が大きかったことから買い戻しが優勢となったが、LME在庫の増加やNY時間にかけてのドル高進行で水準を切り下げた。その後NY時間にかけてドル安が進行したことで下げ幅を削る展開となった。実需に伴う価格上昇を切っ掛けとした投機筋の買いの手仕舞い売りが出ていたが、一服したようだ。需給はイールドカーブが示すようにタイトではなく、更なる上昇にはやや材料不足の感は否めないものの、当面は現状の高い水準でのもみ合いが継続しそうだ。LME在庫は+1,300Mt増加、FSCは11.3日(キャンセルワラント率は2.1%)。売買高は4,692枚。イールドカーブは略パラレルに低下している。C-3は30ドルコンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。昨日の引けは1,552.00(▲17:29.5C)。

Lead 3M   :1,661.00(+11:26.25C)
 昨日の鉛価格は上昇した。ここ数日の下落幅が大きかったことからアジア〜欧州時間に掛けて買い戻しが優勢となったが、NY時間に掛けてのドル高で下落、その後のドル安で上昇している。新規材料に乏しい中、株や為替といった周辺材料が相場の変動要因となっている。LME在庫が高止まりしている状況下、ここまでの価格上昇は正当化できず、調整売りに押されると予想していたが今のところその通りの相場展開となっている。尚、この状況においても大手生産者の生産再開やそもそも景気回復に至っていないことから、上値は限られるとの見方を変更する必要はない。今後は7月以降に発表される経済統計の内容を受けて、下値の落ち着きどころを探る展開となろう。LME在庫は+375Mt増加、(FSCは3.7日、キャンセルワラント率は0.1%。)。売買高は2,274枚。イールドカーブは期近の上げ幅が大きく、ブルフラットニングしている。C-3は26ドルコンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。昨日の引けは1,661.00(+11:26.25C)。

Aluminum 3M :1,622.00(+12:30C)
 昨日のアルミ価格は上昇した。10日移動平均線を割り込んでいたことから一旦買い戻しが優勢となったが、LME在庫の増加やドル高の進行を受けてNY時間に掛けて下落、その後のドル安を受けて上昇して引けている。今後は7月以降に発表される経済統計と企業業績がフォーカスされることになろう。景気底打ち期待感から多くの商品価格が上昇している環境下、コストベースとして一般に意識されている1,750ドル(弊社の2009年見通しは1,358ドル〜1,454ドル)までの価格上昇は、金融市場の安定もあってその可能性は高いと考えているが。但し、現時点での材料だけではこの水準を回復できなかったため、新規買い材料が必要であると考える。LME在庫は+36,800Mt増加、(FSCは42.9日)。(キャンセルワラント率は2.6%)。売買高は13,125枚。イールドカーブは期近の下げ幅が大きくベアスティープニングしている。C-3は30ドルコンタンゴコンタンゴ幅を拡大した。昨日の引けは1,622.00(+12:30C)。

Nickel 3M :14,850.00(▲250:92C)
 昨日のニッケル価格は下落した。前日比大幅マイナスで寄り付いた後、他の非鉄金属と同様、朝方から欧州時間に掛けては買戻しで上昇、その後のドル高で下落、NY時間の株安で買い戻しが入って下げ幅を削るという展開であった。LME在庫は▲6Mt減少、(FSCは29.0日)、キャンセルワラント率は3.0%。売買高は1,892枚。イールドカーブは期近と期先の下げ幅が大きいが概ねパラレルに低下している。C-3は92ドルコンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。昨日の引けは14,850.00(▲250:92C)。

Tin 3M   :15,100.00(▲275:40C)
 昨日の錫価格は下落した。LME在庫の増加とドル高の進行が材料となった。昨日10日移動平均線を上回れなかったことから当面下値余地を探る動きになろう。但しイールドカーブの形状が示すように需給は引き続きタイトであり、下げ幅は限定されると見ておきたい。LME在庫は+115Mt増加、(FSCは15.8日)、P596は3.6%。売買高は169枚。イールドカーブは期先の下げ幅が大きく、ベアスティープニングしているが殆ど変化していない。C-3は40ドルコンタンゴと前日と変わらず。昨日の引けは15,100.00(▲275:40C)。


(エネルギー関連ニュース)
WTI :71.03(+0.56)
Brent :70.85(+0.61)

・米在庫統計 原油▲3.9MB(市場予想▲2.0MB)、ガソリン+3.4MB(+0.6MB)、ディスティレート+0.3MB(+1.0MB)、稼働率+0.05%(+0.3%)。

(エネルギー)
 昨日のNY原油は下落後、上昇した。取引序盤はドル安の進行を材料に堅調な推移となっていたが、株安の進行で地合いが悪化、NY時間に掛けて水準を切り下げたが夜間発表された在庫統計で原油在庫の大幅な減少が確認されたことから反発、10日移動平均線を回復して引けた。イールドカーブは期近の上げ幅が大きく、ブルフラットニングしている。直近限月の騰落率は+0.8%。昨日の引けは71.03(+0.56)。 Brentも同様の相場展開で統計発表まで下落しその後反発している。一時10日移動平均線を割り込んだが統計発表後にこの水準を回復した。イールドカーブは期近の上げ幅大きく、ブルフラットニングしている。直近限月の騰落率は+0.9%。昨日の引けは70.85(+0.61)。 WTI/Brentはポジティブスプレッドは縮小。
 石油製品はまちまち。RBOBは原油安を受けてジリ安の展開であったが、夜間に発表された在庫統計で市場予想に反し大幅な在庫増加となったことから、原油が反発する中、戻りは鈍かった。調整したとはいえ、ドライブシーズン中にも関わらずFSCの水準が低いこともあって堅調な推移となっている。イールドカーブは期近の下げ幅大きくベアスティープニングしている。直近限月の騰落率は▲1.9%。昨日の引けは203.26(▲3.85)。 ヒーティングオイルは上昇。米在庫統計まで原油の下落にあわせて水準を切り下げていたが、180セントの節目を割り込まなかったこと、原油価格が反発したことから大幅な上昇となった。しかし、ヒーティングオイル在庫の水準は極めて高く、昨晩に関しては需要も減少しており、正直上昇する材料が見当たらない。CTA等のテクニカルな買いによる上昇であったと考えている。イールドカーブは期近の上げ幅大きくベアフラットニングしている。直近限月の騰落率は+2.0%。昨日の引けは186.30(+3.8)。 ICEガスオイルは下落。イールドカーブは期近の下げ幅が大きくベアスティープニングしている。直近限月の騰落率は▲1.8%。昨日の引けは579.00(▲10.0)。


(ひとりごと)
電車に乗っているときに考える。
特にのぞみなどの、全席指定の電車に乗っているときに。

何が、って、通路側に座るのか、窓側に座るのかってことです。

通常は私、通路側に座ることが多いのだが
最近気づいたんですけど
通路側に座っていると


自分の斜め後ろの席に座っている人に
自分が読んでいる雑誌や本が丸見え


になるんですよね...
あ、あのですね。
別にヘンな本を読んでるわけじゃないんですよ、念のため。


でも。
週刊誌買って
グラビアが入ってて
それを見ない、って訳にも行かないじゃないですか


でも、そしたらグラビア見てるの、斜め後ろの人には見つかってしまっちゃうんですよね
斜め後ろに座っているが女性だったりすると


「ああ、この人はいい歳してどうしようもない人だ」

とか

「汚らわしい」


とか、思われているんだろうな、と思いながら
でも、見てしまうんですよね...
それだけで相当のストレスなんですよね。

え?
グラビア見なきゃいいじゃないかって?

いいのッ!!
どうしても見るのッ!!
自宅だとなおさら見れないのっ!!


とういことで、長距離を電車に乗って帰る場合には
最近は、窓側に座るようにしてます。
そこまでして読みたいか、お前。