ホテルの枕

(商品市況概況)
「調整売りで下落」
 昨日の商品価格は軒並み調整している。欧州株が上昇していたものの、NY時間に株が調整したことを受けてセンチメントが悪化、商品価格も調整を余儀なくされた。そもそも経済対策の効果で景気の底割れが回避されたことはどうも事実の用ではあるが、「景気が回復軌道に乗っているわけではない」こともあって、やはり年末に向けて一旦調整局面がある可能性の方が高いようだ(メインシナリオ)。但し、これも経済対策や企業の自助努力の効果もあって、年初に見られたような大幅な水準調整は難しいいと考えている。今後は7月上旬に発表される、Q209の各国GDP、企業業績、雇用情勢等が最大の注目材料となる。

 (週末のコメントをそのまま引用させてもらいます)
 〜このコラムでも指摘してきているが、春先から初夏までの価格上昇は、各国の経済対策の効果と金融政策の効果に伴う「行き過ぎた下落が修正される形での上昇」であり、ある意味健全な価格上昇であった。例えば原油を例に挙げれば60ドル程度までは速やかに価格が戻ってもおかしくなったわけである。しかしながらこの価格上昇の過程で、チャート上買いサインを示す商品が増えたことや、価格上昇に伴い「ショートポジションを継続保有できない投機筋の買い戻し」も相場を押し上げることとなり、商品相場で見られる「上昇時/急落時」のオーバーシュートが起きている。その一方で、景気は底割れが回避された可能性が高いものの、回復には至っていない。そうなるとこの価格上昇は夏場のピークを過ぎた後、一旦下落することになると考えておいたほうが自然である。〜


(経済関連ニュース)
・1-5月の対中直接投資 前年比▲20.4%。
・6月NY連銀製造業景況指数 ▲9.4(前月改定▲4.6)、市場予想▲4.6。期待指数 47.8(前月43.8)。
・4月対米証券投資 112億ドルの買い越し(前月改定554億ドルの買い越し(速報比▲4億ドル))、市場予想600億ドルの買い越し。
・6月米NAHB住宅指数 15(前月16)、市場予想17。
・5月英消費者物価指数 前年比+2.2%(前月改定+2.3%)、市場予想+2.0%。
・5月ユーロ圏消費者物価指数 前年比±0.0%(前月改定+0.6%)。
・6月独ZEW景況感指数 44.8(前月改定31.1)、市場予想35.0。大幅に改善。
・5月米住宅着工 前月比+17%の53.2万戸(前月改定45.4万戸(速報比▲0.4万戸))、市場予想48.5万戸。
・5月米PPI 前月比+0.2%(前月改定+0.3%)、市場予想+0.6%。
・5月米鉱工業生産 前月比▲1.1%(前月改定▲0.7%(速報比▲0.2%))、市場予想▲1.0%。

NY Dow  :8,504.67(▲107.46)
S&P500   :911.97(▲11.75)
NIKKEI225 :9,752.88(▲286.79)
JPY/USD :96.43(▲1.59)
USD/EUR :1.384(+0.0058)

・ドルは対ユーロで下落。米住宅着工が市場予想を大きく上回る改善となったことから安全資産への投資意欲が減退したため。ドルは対円でも下落している。
日本株は大幅続落。前日までのトレンドを引き継ぎ、手仕舞い売りに押された。米株は大幅に下落。経済統計は強弱まちまちの内容であったため、前日までの流れを受け手手仕舞い売りに押されることとなった。


穀物市場サマリー)
Cbot Wheat :565.75(▲9.5)
Cbot Corn :404.00(▲2)
CSCE Sugar :14.80(▲0.06)


非鉄金属関連ニュース)
Comex Gold :931.60(+4.7)
Nymex Platinum :1,220.9(+7.2)

・NY金は小幅上昇した。株価が一転調整を始めたこと、ドル安が進行したことが材料となった。金は株と逆相関の関係にあり、株価が上昇(下落)する局面では売り(買い)が入り易い。但し過剰な質への逃避への動きが終了した後に、ドルユーロとの従来の関係が回復したとすると900ドル程度までの下落はあってもおかしくない。但し足許の商品価格の上昇幅が大きすぎると景気に悪材料となり先々の株価の急落を誘発する可能性もあるため、こうした環境になると再び金が物色されやすくなることには注意したいところ。今のところQ209の間は金価格の急落は想定していないが、7月以降の経済統計の内容次第では大幅な下落の可能性もある。昨日の引けは(東京時間0:00価格) 931.60(+4.7)。
 銀価格は金と同様、買い戻しが優勢となった。とはいっても一昨日の下落幅があまりに大きかったことからさすがに買い戻されたのみである。昨日の引け(東京時間0:00価格)は 1,413.00(+10)。

・NYプラチナ価格は上昇した。但しコチラも銀と同じく一昨日の下げ幅が大きかったことに伴う買い戻しの色彩が強い。大手自動車メーカーの経営問題が一旦終息したことから自動車向け脱硫触媒として用いられるプラチナには買い安心感が広がっているのも事実であり、株式市場が不安定になりつつある環境ではあるが、今後も堅調な推移が続くと見ている。プラチナは比較的ドルユーロとの相関が高いが、今のところ一次回帰線上に価格が安定しており。昨日の引け(東京時間0:00)は1,220.9(+7.2)。
 パラジウムは小幅安。昨日の引け(東京時間0:00)は241.75(▲3.2)。

・中国商務省「中国企業がBHPとリオの合併を懸念するのは当然のこと」
・東京製鐵 7月のH型鋼、65,000円/Mt(▲3,000円/Mt)に。


(非鉄金属)
Copper 3M :4,980.00(▲26:24.25C)
 昨日の銅価格は下落した。一昨日の株大幅下落を受けてしばらく維持していた10日移動平均線を下回った環境下、一時欧州株高を受けて戻りを試してたが、NY時間にはいってからの株安を受けて下値余地を探る動きとなった。ファンダメンタルズについては先々コンセントレートが継続的に不足する可能性が高い環境に変りはなく、各国政府の相次ぐ景気対策の発表に伴い、市場参加者のセンチメントも好転しており価格は底を打ったと考えられ、当面5,000ドルを挟んで高い水準での推移となろう。但し、景気が回復しているわけではないこともあって、夏場に掛けて一旦調整で下落すると見ているが、その下落は、年後半以降の価格上昇の前の調整と見ておくべきだろう。LME在庫は▲1,925Mt減少、(FSCは60.5日)、(キャンセルワラント率は7.3%)。売買高は11,725枚(※現時点で確認できる前日の3Mの出来高)。イールドカーブは期近が大幅に下落し、ベアフラットニングしている。C-3(Cash vs 3M Fwd)は24ドルコンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。昨日の引けは4,980.00(▲26:24.25C)。

Zinc 3M   :1,569.00(▲6:30.5C)
 昨日の亜鉛価格は下落した。一昨日の大幅調整の流れを受け手10日移動平均線を割り込んでいたことから、欧州株高を受けて戻りを試す動きとなっていたが、NY時間の株安を受けて結局引けに掛けて水準を切り下げる動きとなった。実需に伴う価格上昇を切っ掛けとした投機筋の買いの手仕舞い売りによるものと見られる。需給はイールドカーブが示すようにタイトではなく、更なる上昇にはやや材料不足の感は否めないものの、当面は現状の高い水準でのもみ合いが継続しそうだ。LME在庫は+3,450Mt増加、FSCは11.3日(キャンセルワラント率は2.2%)。売買高は6,305枚。イールドカーブは期近と期先の下げ幅が大きい。C-3は31ドルコンタンゴと前日と変わらず。昨日の引けは1,569.00(▲6:30.5C)。

Lead 3M   :1,650.00(▲27:27.75C)
 昨日の鉛価格は下落した。アジア〜欧州時間に掛けての株高を受けて、一時戻りを試す動きとなったがNY時間の株下落を受けて商品相場全体のセンチメントが悪化する中、引けに掛けて水準を切り下げた。一時ME在庫が高止まりしている状況下、ここまでの価格上昇は正当化できず、調整売りに押されると予想していたが今のところその通りの相場展開となっている。尚、この状況においても大手生産者の生産再開やそもそも景気回復に至っていないことから、上値は限られるとの見方を変更する必要はないと考えている。今後は7月以降に発表される経済統計の内容を受けて、下値の落ち着きどころを探る展開となろう。LME在庫は+1,500Mt増加、(FSCは3.7日、キャンセルワラント率は0.1%。)。売買高は2,082枚。イールドカーブは期近の下げ幅が大きく、ベアスティープニングしている。C-3は28ドルコンタンゴコンタンゴ幅を拡大した。昨日の引けは1,650.00(▲27:27.75C)。

Aluminum 3M :1,610.00(UC0:29.75C)
 昨日のアルミ価格は前日比変わらずであった。欧州株の上昇を受けて上値余地を探る動きとなっていたが、NY時間の株安で水準を切り下げた。露生産者の生産減少観測が特定域内の需給を逼迫させているが、さすがに連日の株安で地合いが悪化した模様。今後は7月以降に発表される経済統計と企業業績がフォーカスされることになろう。景気底打ち期待感から多くの商品価格が上昇している環境下、コストベースとして一般に意識されている1,750ドル(弊社の2009年見通しは1,358ドル〜1,454ドル)までの価格上昇は、金融市場の安定もあってその可能性は高いと考えているが、現時点での材料だけではこの水準を回復できなかったことから、新規買い材料が必要であると考える。LME在庫は+47,225Mt増加、(FSCは42.5日)。(キャンセルワラント率は2.7%)。売買高は10,130枚。イールドカーブは期近の下げ幅が大きくベアスティープニングしている。C-3は30ドルコンタンゴコンタンゴ幅を拡大した。昨日の引けは1,610.00(UC0:29.75C)。

Nickel 3M :15,100.00(+325:93C)
 昨日のニッケル価格は上昇した。一昨日の大幅下落で10日移動平均線のサポートを下回っていたこと、LME在庫が大幅に減少していたことから戻りを試す展開となったが、引けに掛けてはNY株の調整もあって上げ幅を削る動きとなっている。LME在庫は▲612Mt減少、(FSCは29.0日)、キャンセルワラント率は2.8%。売買高は2,001枚。イールドカーブは期先の上げ幅が大きく、ブルフラットニングしている。C-3は93ドルコンタンゴコンタンゴ幅を拡大した。昨日の引けは15,100.00(+325:93C)。

Tin 3M   :15,375.00(+325:40C)
 昨日の錫価格は上昇した。イールドカーブの形状が示すように需給は引き続きタイトであり、株安を受けた商品相場全体の下落の流れの中で、下値を拾う動きで前日の下げ分を取り戻す上昇となった。LME在庫は+75Mt増加、(FSCは15.7日)、P596は3.5%。売買高は735枚。イールドカーブは期近の上げ幅が大きく、ブルスティープニングしているが殆ど変化していない。C-3は40ドルコンタンゴコンタンゴ幅を拡大した。昨日の引けは15,375.00(+325:40C)。



(エネルギー関連ニュース)
WTI :70.47(▲0.15)
Brent :70.24(UC)

アルジェリア ヘリル エネルギー鉱相「原油90ドルならば市場は安定へ」
カタール アティーヤ エネルギー相「9月9日の総会でOPECが増産を決定する可能性は低い」
・米在庫統計市場予想 原油▲2.0MB、ガソリン+0.6MB、ディスティレート+1.0MB、稼働率+0.3%


(エネルギー)
 昨日のNY原油は上昇後、下落した。欧州株が堅調に推移していたことから買い安心感が広がっていたが、NY時間の株安を受けて調整を余儀なくされた。そもそも景気が回復していないことから四半期末を控えて手仕舞い売りが入り易い環境であることも事実である。イールドカーブは期先の下げ幅が大きく、ベアフラットニングしている。直近限月の騰落率は▲0.2%。昨日の引けは70.47(▲0.15)。 Brentも同様の相場展開で上昇後、下落している。但し昨晩に関しては10日移動平均線を割り込むことはなかった。イールドカーブは期近の上げ幅大きく、ブルフラットニングしている。直近限月の騰落率は±0.0%。昨日の引けは70.24(UC)。 WTI/Brentはポジティブスプレッドは縮小。
 石油製品は小幅高。RBOBも原油と同様に欧州株高を受けて上昇し、NY時間の株調整を受けて下落したが、前日比プラスで引けている。そもそもドライブシーズンであるのだが、FSCの水準が低いこともあって堅調な推移となっている。イールドカーブは期近が上昇、期先が下落しフラットニングしている。直近限月の騰落率は+0.9%。昨日の引けは207.11(+1.81)。 ヒーティングオイルも上昇。RBOBと同様、上昇後下落したが結局前日比プラスであった。10日移動平均線でサポートされている。そもそもヒーティングオイル在庫の水準は極めて高い状態が続いており、原油価格の上昇がないと積極的に上値を狙える環境にはない。イールドカーブは期近が上昇、期先が低下しフラットニングしている。直近限月の騰落率は+0.5%。昨日の引けは182.50(+0.94)。 ICEガスオイルも上昇。イールドカーブは期近の上げ幅が大きくブルフラットニングしている。直近限月の騰落率は+3.0%。昨日の引けは589.00(+18.5)。

(ひとりごと)
泊まりで出張するといつも、夜眠れない。
え?そこまで神経細やかじゃないだろ、って?
すみませんねぇ。結構神経細いんですよね。


そもそも、ホテルの場合だと、枕が2個おかれている場合が多い。
体の大きさが違う人々が泊まるので、多分いろいろなパターンに対応ができるように2つ置いているんだろうが
個人的にはその扱いに困ってしまう。

第一、人生の中で枕が2使って寝るってのは、少なくとも自宅ではやらない。
皆1個で我慢する。
なので当然、枕を2つ使って睡眠をとることにも慣れていないので
結果的に1個だけ使うことにするわけだが
もう1個の「使わない枕」をどうするか、が問題なのだ。

まずホテルの部屋を見回すと、枕を置くことができそうな場所が概ね3箇所。

窓際の小さな机と椅子
ベッドに対面して設置されている、固定式の机
洗面所

私はいつも、出張の場合部屋に帰るとスラックスを窓際の椅子に掛けることにしているので
窓際の椅子は使えない

え?ちゃんと洋服ダンスがあるんだからそこに掛けろって!?
出張で疲れているから、面倒臭いのッ!!
やりたくないのッ!!

で。

机の上には腕時計と財布を置くことにしているので、これも×。
作り付けの机の上には、そのときに読んでいる書類や新聞を置くことにしているので、これも×。


お次は洗面所であるが
なんとなく。なんとなくですよ。
枕が濡れちゃうと、なんか悪いような気がしますよね。
なので、やっぱりここも使えない。

略同じ理由で、床に置くのは相当ためらわれる。
となると結果的に、2つの枕は同時にベッドの上に置かれたままの状態で
睡眠をとることになる。

これに伴いベッドの表面積は減少し
必然的に睡眠のために使える面積が減少し
結果的に不自然な格好での睡眠を強要されることになって


夜に何回も目が覚めちゃう


訳なんですね...
なので、いつも枕は1個でいいのに、と思っているのだが
悲しい人間の性。
あったらあったで使わないと、という義務感に駆られるので最近は

股の間に挟んで使うようにしています

...何で股で挟むと落ち着くんでしょうか...?
ひょっとして枕が2個あるのは、股に挟むためなのでは...?
違いますか。そうですか。




ブログランキングに参加することにしました。
皆様クリックをお願いしますです!!↓



にほんブログ村 先物取引ブログ 商品先物へ
にほんブログ村

商品先物取引ポータル

コモディティ・デリバティブのすべて

コモディティ・デリバティブのすべて