シェーキーズ

【商品市況概況】
「まちまち」
 昨日の商品価格はまちまち。欧州地区の景気悪化(というよりも金融機関の不良債権問題に伴う信用リスクの拡大懸念)がドル高を引き起こしており、ドル建て資産の買い持ちポジションに対して手じまい売りを要求しており、それが総じて相場の下押し材料になっているが、寒波の襲来に伴うエネルギー需要の増加観測や、エネルギー価格の高止まりに伴う非鉄金属や貴金属の生産量減少(特にエネルギー依存度の高いアルミニウム)を引き起こし、価格の下支え材料となっている。
 商品価格は今、非常に難しい状況に置かれている。インフレ政策に伴うエネルギー価格の上昇が結果的にコスト高を誘発、需要の回復が弱い中での価格上昇→需要減少→これをカバーするための官製需要拡大→国債増発→金利上昇→結果的にインフレが助長される...という悪循環に陥るリスクが常に付きまとうためである。世界各国の共通した認識としてデフレはインフレよりもはるかに厄介であるため、仮にこれでインフレが助長されたとしてもまだましである、という判断が働いているものと思われるが、いずれにしても民生需要が回復してくれない限りは上記のインフレループに入りこむ可能性が高い(繰り返しですが、まぁ、デフレよりましですが)。日本はこうしたインフレスパイラルに入りこむ可能性は極めて低く、もっと積極的にデフレ対策をしていく必要性があるだろう。むしろインフレにするつもりぐらいでちょうど良いのかもしれない。


【経済関連ニュース】
・12月独IFO企業景況感指数 94.7(前月改定93.9)。
COP15閉幕。排出量削減を巡り、「合意に留意する」。合意見送り。
・ECB金融安定化報「商業用不動産向けローンと東欧向け融資の焦げ付きにより、さらに24兆円程度の損が、ユーロ圏の銀行に発生する可能性がある」


NY Dow  :10,328.89(+20.63)
S&P500   :1,102.47(+6.39)
NIKKEI225 :10,142.05(▲21.75)
JPY/USD :90.59(+0.45)
USD/EUR :1.431(▲0.0021)

【為替(FX)・株】
・ドルは対ユーロで上昇。新規手がかり材料に乏しい中、欧州各国の格付引き下げ観測と、スイスフランの当局介入が実施されなかったことなどが材料となった。円は下落。
日本株は小幅下落。手がかり材料少なく、銀行の自己資本規制動向や、為替レートをにらみながら神経質な推移となった。米株は小幅上昇。ブラジル株は大幅に下落。各国の格付け引き下げ観測を受け、今まで堅調に推移していたブラジル株に対する高値警戒感が台頭したため。



穀物市場サマリー】
Cbot Wheat :528.00(+9.5)
Cbot Corn :397.75(+0.75)
CSCE Sugar :25.77(▲0.09)

・大豆のCFTC Non-Commercialポジションは、ロングが285,230(前週比 +4,806)、ショートが72,269(前週比 ▲13,389)となったことから、ネットで212,961(前週比 +18,195)となった。インデックスファンドのポジションは373,961(前週比 ▲8,349)となっている。
・トウモロコシのCFTC Non-Commercialポジションは、ロングが154,200(前週比 +2,965)、ショートが34,733(前週比 +415)となったことから、ネットで119,467(前週比 +2,550)となった。インデックスファンドのポジションは160,485(前週比 ▲2,942)となっている。
・小麦のCFTC Non-Commercialポジションは、ロングが72,586(前週比 ▲588)、ショートが79,698(前週比 +5,557)となったことから、ネットで▲7,112(前週比 ▲6,145)となった。インデックスファンドのポジションは180,440(前週比 ▲1,546)となっている。



非鉄金属・貴金属】
・11月中国鉄鋼生産 前年比+46.4%の62.95百万Mt(前月改定62.44百万Mt)。

Comex Gold :1,110.80(+4)
Nymex Platinum :1,429.3(+3.4)

・NY金は上昇した。50日移動平均線を下回ったことから下向きのモメンタムがかかり易く、ドル高の進行もあって下値余地を試したが、信用リスクの高まりや年初以降のドル安進行観測(季節要因。大体年初4週はドルが弱含みやすい)を受けて値ごろ感からの買いが入ったようだ。このコラムで指摘しているように、マネーフローの変化に伴い金価格が修正されていることから、現時点において大幅な金価格の下落は想定していない。昨日の引けは(東京時間0:00価格) 1,110.80(+4)。
 銀価格は上昇した。金の上昇を受けて。昨日の引け(東京時間0:00価格)は 1,730.50(+12.5)。

・NYプラチナ価格は上昇した。相場展開は金と略同じく、ドル高や株安の影響によって30日移動平均線を割り込んだ後、値ごろ感から買い戻しが入った。昨日の引け(東京時間0:00)は1,429.3(+3.4)。
 パラジウムは下落した。昨日の引け(東京時間0:00)は365.8(▲2.1)。


Copper 3M :6,845.00(▲25:47.5C)
 昨日の銅価格は下落した。欧州域内の景気悪化、国の信用不安の高まりを背景にNY時間にドル高が進行、加えて新興国を中心に株式市場が調整、LME在庫、上海在庫とも大幅な増加となったことから再び30日移動平均線のサポートラインまで水準を切り下げる動きとなった。今後は投機筋のロングポジション解消売りを中国を中心とした消費国の実需の買いがどれだけ支えられるかがポイントとなるが、年末はポジション調整の売り圧力のほうが強かろう。ただし、景気回復が持続すると見られることから中長期的にはポジティブなパフォーマンスを維持するものと見られる。また、生産者側の問題(鉱石の品質劣化、掘削可能地域の不安定さ、開発に要する時間が長いこと)を受けて長期的にはさらに強いパフォーマンスになるものと考えている。LME在庫は+1,775Mt増加、(FSCは9.7日)、(キャンセルワラント率は0.3%)。売買高は7,957枚。イールドカーブは総じてパラレルに低下している。C-3(Cash vs 3M Fwd)は48ドルコンタンゴコンタンゴ幅を拡大した。昨日の引けは6,845.00(▲25:47.5C)。


Zinc 3M   :2,407.00(+16:37.75C)
 昨日の亜鉛価格は上昇した。ドル高の進行を背景として30日移動平均線のサポートラインを試す動きとなった。その後、このラインでサポートされたことから、引けにかけては買い戻しが優勢となり前日比小幅プラスで引けている。中期的には亜鉛価格は堅調な推移になると考えている。最大需要国である中国の鉄鉱石輸入、鉄鋼生産の増加に伴う亜鉛需要の増加観測、同時に中国国内の環境面を意識した精錬キャパシティの縮小が需給をタイトにさせると予想されるためである。ただし、今のところ中国の亜鉛輸入は国内生産の増加に伴い減少しており、域内需給が緩和する可能性があり頭は重かろう。LME在庫は▲25Mt減少、FSCは15.4日(キャンセルワラント率は0.9%)。売買高は3,150枚。イールドカーブは期先の上げ幅が大きくベアスティープニングしている。C-3は38ドルコンタンゴコンタンゴ幅を拡大した。昨日の引けは2,407.00(+16:37.75C)。


Lead 3M   :2,320.00(▲39:32C)
 昨日の鉛価格は下落した。ドル高の進行や新興国株の調整といったマイナス材料、さらに継続して増加しているLME在庫水準をにらみながら、ジリ安の展開となった。結果的に一目均衡表の雲の上限でサポートされて引けている。中国北部に寒波が訪れていることからバッテリー需要が増加する可能性はあり、こうした一時的な需要増加が価格を下支えしているようだ。今後は足元の在庫水準の上昇や中国の輸入減少(国内生産も減少しているので、需要が鈍化しているとみる)を映じて徐々に水準を切り下げると見ている。下値の目途は100日移動平均線となる2,200ドルを挙げておこう。LME在庫は+250Mt増加、(FSCは6.3日、キャンセルワラント率は0.1%。)。売買高は1,524枚。イールドカーブは期先の下げ幅が大きくベアフラットニングしている。C-3は32ドルコンタンゴコンタンゴ幅を拡大した。昨日の引けは2,320.00(▲39:32C)。


Aluminum 3M :2,238.00(+21:36.75C)
 昨日のアルミ価格は上昇した。前日の流れを受けて10日移動平均線のサポートを試す動きとなっていたが、このラインでサポートされたことから上昇、その後ドル高の進行で引けにかけて上げ幅を削った。基本、中国の需要が堅調であればアルミ価格は2,000ドル前後で安定するが、中国の需要が低調になった場合にはこの水準を下回り、中国の需要が回復すれば2,300ドルを上回る。また、ここにきてアルミの生産コストが上昇していることが需給をひっ迫させる可能性があり、思惑的な買いを誘っている。アルミの主要生産地区である中国、南アフリカ、欧州はエネルギー価格の上昇によって生産コストが上昇(主に電力料金の引き上げや、原材料のアルミナ価格の上昇)しており、足元1,900ドル〜2,000ドル程度になっていると考えられる。こうしたコストの上昇がアルミ価格の下値を限定させよう。LME在庫は+1,375Mt増加、(FSCは49.1日)。(キャンセルワラント率は4.7%)。売買高は7,667枚。イールドカーブは期近の上げ幅が大きくブルフラットニングしている。C-3は37ドルコンタンゴコンタンゴ幅を拡大した。昨日の引けは2,238.00(+21:36.75C)。


Nickel 3M :17,105.00(+30:75C)
 昨日のニッケル価格は上昇した。前日引けレベルで寄り付いた後、50日移動平均線レジスタンスを試す動きとなったがこの水準を上抜けできなかったことやドル高の進行、株安による地合いの悪化を受け、引けにかけて水準を切り下げた。中期的には景気回復に伴うOECD諸国の在庫積み増しの動きを受けて需要は向こう1年半程度横ばいと見ている。一方で、大手生産者は引き続き生産を見送っており、需給はニュートラルになるとみられ、中期的には景気回復に伴い価格は上昇することになろう。LME在庫は+768Mt増加、(FSCは43.3日)、キャンセルワラント率は0.7%。売買高は1,180枚。イールドカーブはおおむねパラレルに上昇している。C-3は75ドルコンタンゴコンタンゴ幅を拡大した。昨日の引けは17,105.00(+30:75C)。


Tin 3M   :15,875.00(+75:77C)
 昨日の錫価格は上昇した。前日の上げ幅が大きかったことから前日比大幅マイナスで寄り付いた後、略一貫して上昇して引けた。今後も為替の動きをにらみながら神経質な相場展開になると考えている。尚、現在の錫価格は略ドルユーロとの一次回帰直線上に位置している。中期的には最大生産国であるインドネシアの動向に大きく影響を受ける状況が続くと見られ、需給はタイトに推移することになろう。この夏の違法生産者の取り締まりの影響で、錫は生産・輸出とも減少(輸出はどちらかといえば低位横ばい)を続けている。LME在庫は+5Mt増加、(FSCは25.6日)、P596は1.95%。売買高は575枚。イールドカーブは期先の上げ幅が大きくブルスティープニングしている。C-3は77ドルコンタンゴコンタンゴ幅を拡大した。昨日の引けは15,875.00(+75:77C)。


【エネルギー関連ニュース】
WTI :73.36(+0.71)
Brent :73.75(+0.38)

・イラン戦闘部隊、イラク南部の東メイサン油田の一部を占拠(同油田はすでに生産は行っていない)。
OPECバドリ事務局長「22日に開催されるOPEC総会では、生産枠は据え置かれる可能性が高い」
コスモ石油、製油所1か所の閉鎖を含む精製能力の見直しを検討(岡部会長)。


 昨日のNY原油価格は上昇した。(生産しているわけではないが)イラン軍がイラクに進行したと伝えられたことや、寒波の襲来に伴う需要増加観測が相場を押し上げたが、結局ドル高が進行したことから上げ幅を削る動きとなった。そもそも需要が回復しているわけではなく、在庫水準も高いため、寒波襲来等の比較的大きな買い材料も相場にそこまでの大きなプラスのインパクトをもたらしていない。とりあえず今年は終了感が漂い始めている。当面は65ドル〜76ドルのレンジで推移することになると考えている。イールドカーブは期先の上げ幅が大きくブルスティープニング。直近限月の騰落率は+1.0%。昨日の引けは73.36(+0.71)。
 Brentは上昇した。イールドカーブは期先の上げ幅が大きくベブルスティープニングしている。直近限月の騰落率は+0.5%。昨日の引けは73.75(+0.38)。
 WTI/Brentのスプレッドは-0.39のポジティブスプレッドとなっている。"
 RBOBは上昇した。原油価格の上昇に連れた。マージン縮小や需要減少を材料に製油所の閉鎖を検討していると報じられていることも下値を堅くしている。イールドカーブは期近の上げ幅が大きい。直近限月の騰落率は+2.2%。昨日の引けは189.48(+4.28)。
 ヒーティングオイルは下落した。イールドカーブは期先の上げ幅が大きい。直近限月の騰落率は▲0.0%。昨日の引けは195.67(▲0.07)。
 ICEガスオイルは上昇した。イールドカーブはパラレルに低下している。直近限月の騰落率は+0.6%。昨日の引けは595.25(+3.5)。


【ひとりごと】
この前友人の女性と夕飯を食べに行った。


麻布とか


銀座とか


六本木とか


に、いったんですよね、と思うかもしれないが
こんな景気の悪い時にそんなところに行ってられないですよ

そう。

サラリーマンはやっぱり「高田馬場」ですよ。
え?違うって?
いいんです。
今回は高田馬場の「シェーキーズ」に行くことにしました。

今回夕飯を食べに行った女性は私と歳が変わらず
土曜日とかの学校帰り、500円でランチバイキングを食べたクチだ
あの頃の学生にとって、500円で食べ放題、飲み放題(もちろんジュース)のシェーキーズ
本当に神のような存在であった



ビッグボックス横のシェーキーズに行ってみました。
そしたらですね、なんかすごい混んでいて
順番待ちですよ
待つこと10分
やっと席に通される

さすがに食べ放題を注文する元気はないので


ピザクアトロ(4週のピザ。大体ドミノのLサイズと同じ)
シーザーサラダ
オニオンリング
コーラ
生ビール


を注文。
学生の頃と同じ感覚でいけば
味なんかどうでもよく、濃いトマトソースの味がしてくれればそれでよかったのだが
食べてみたら
すごいおいしいんですよね。
おそらく景気が悪いこともあって、小麦粉は比較的薄力粉の使用比率を高めているんだろうが
それのせいもあって、ピザのドゥはさっくりと軽く
比較的薄めなのに酸っぱみの強いトマトソースに非常に合うのだ



やられた



と、思う。
ここまでのクォリティだったとは
シーザーサラダも全然アリだ
強いて言えばオニオンリングは衣を練り過ぎでいて、しなびたパンのような感触であったことが残念であった

そのあとジョッキをもう1杯頼んだが
相当満足であった。


結局2名で合計4,000円。
40絡みの男女がデート(?)で食べに行ったにしては相当安い
バブル時代を若干経験している私たちからしたら、あり得ない価格だ。
しかも、一応デート(あ、このサイト、カミさん読んでるんだよな。まぁいいや)でですよ。


我々の周りはほとんどが大学生
男女とも肌の張りが違う
間違って水をかぶっても、タオルがいらないかもしれないぐらい
肌がツヤツヤしている


こんなところに私がいて良いのか、と思う。


その後、話足りないので近くのガストに入店。
ドリンクバーを頼んで、結局今日の代金は合計で4,600円なり。


デフレでも まだまだ楽しい レストラン


次は、「談話室 滝沢」にでも行ってみるか。