モルジブ-その3

【商品市況概況】
「欧米主要市場は休場」
 昨日の商品価格はバンクホリデーのため休場であった。
 今後については現在の経済環境その他に大きな変化がない中、ワイドなレンジでのレンジワークになるものと考えている。ただし、商品相場のベースになるマクロ経済は先行き不透明感が強まっており、年初にこのコラムで「その可能性がある」と考えてきた調整局面が訪れる可能性が高まってきた。そもそも経済対策の終了で夏場に向けて厳しい相場展開になると予想していたが市場参加者が予想以上に相場に楽観的であったことからこの見通しを修正していたが、欧州発の問題が深刻化(というよりも打つ手は売ったが構造上の問題は変えられないということ)したことからこの楽観的な見通しを維持するのは難しくなってきた。しかし同時に世界同時不況の回避に向けて各国が協調を続けていることから、さらなる相場の下落に関しては(現時点において)懐疑的である。

 正直見通しが立てにくい相場環境である。こういう相場環境においては、企業はオプションの買い(売りではない)を活用した戦略が望まれる。レンジワークで推移している場合にはオプションの売却も有効な手段、というのが従来の定説であるがレンジの幅があまりにも広くそういったベガ・ガンマショートの戦略は取るべきではないだろう。


【経済関連ニュース】
・4月日本鉱工業生産 前月比+1.3%(前月改定+1.2%)。
・Q110日本需給ギャップ ▲4.8%の25兆円の需要不足。
・5月ユーロ圏景況感指数 98.4(前月改定100.6)。



【為替(FX)・株】
NY Dow  :Close
S&P500   :Close
NIKKEI225 :9,768.70(+5.72)
JPY/USD :91.26(+0.2)
USD/EUR :1.231(+0.0033)


・ドルは対ユーロで下落。新規材料は乏しいが、売られ過ぎに伴う一時的な買い戻しが入った。円は対ドルで下落。社民党の連立離脱で政権不安が強まった(といっても相当前から不安ではありますが...)。
日本株は小幅上昇。朝方発表された鉱工業生産が改善したことが材料となった。米株はメモリアルデーのため休場。


【エネルギー関連ニュース】
・BPメキシコ湾原油流出事故、石油流出食い止めに失敗。


【ひとりごと】
寒さで震えが止まらなくなってきた。
相当つらい。
海外、特に南の方で働いたことがある人は分かると思うが
南方の国で引く風邪は日本に比べるとはるかに症状が重い
風邪とかでも「なんとなくだるい」といった状態から徐々に風邪に移行するのではなく
あれ?風邪か?
と思った瞬間に全身に寒気が走り、あっという間にノックアウト状態になるのだ

熱があると知れると飛行機に乗れなくなってしまうので
にっこり笑顔で飛行機に乗り込んだが
椅子に座った瞬間、何が何だか分からなくなった

まぁ、眠れば治るだろう、と信じつつ深い眠りの底に落ちていく私がいた。
(続く)