【商品市況概況】
「金融対策の効果剥落」
昨日の商品価格は非鉄金属が反発、貴金属がもみ合い、その他の商品が下落している。朝方日銀の金融政策決定会合が臨時で開催され、金融緩和が決定されたが市場はこの材料を完全に織り込んでおりアジア時間の円安進行をNY時間で結局吐き出すことになった。尚、今回の政策決定会合が商品相場に与える影響はほとんどないと言ってもいい。貴金属は先行き不安とドル高の進行の強弱材料の混在でもみ合い、穀物等はロシアの問題が全く片付いていないものの、景気の悪化懸念が投機需要を後退させたと見られる。非鉄金属は逆にNY時間にかけて上昇している。各種メディアは各国の追加景気対策期待、と報じている。しかしながら週末の雇用統計を控えて方向感は出にくい展開。
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【経済関連ニュース】
・日銀新型オペ拡充等の追加金融緩和を臨時金融政策決定会合で決定。
・8月ユーロ圏景況感 101.8（前月改定101.1（速報比▲0.2））。
・7月米個人消費支出 前月比+0.4%（前月改定±0.0%）。
・7月米個人所得 前月比+0.2%（前月改定±0.0%）。
・7月日本鉱工業生産 前月比+0.3%（前月改定▲1.1%）。
【コモディティ関連ニュース】
・ハリケーン「アール」、カテゴリー3に勢力を強め、米東海岸に上陸の可能性。
【主要指標】
NY Dow :10,009.73(▲140.92)
NIKKEI225 :9,149.26(+158.2)
JPY/USD :84.62(▲0.6)
USD/EUR :1.266(▲0.01)
WTI :74.70(▲0.47)
Copper 3M :Close
Aluminum 3M :Close
Nickel 3M :Close
Comex Gold :1,238.00(+2)
Cbot Corn :425.50(+4.5)
MRA CVIX（MRAコモディティ恐怖指数）:25.82(▲1.1)
MRA RMI(MRAレアメタルインデックス）:298.40(+0.33)
・ユーロは対ドルで下落。米経済統計の悪化（というほどではないが．．．）安全資産へのシフトが起きた。円は上昇。日銀の追加金融緩和が予想の範囲内に収まったことから失望買いが入った。
・日本株は上昇。政府の金融緩和策を受けて円安が進行したことが好感された。しかしながら予想の範囲内であったことから引けにかけてはジリ安の展開となった。米株は大幅に下落。米個人所得の減少を受けて将来の消費減少懸念が台頭したことから。
【ひとりごと】
来週、ニュージーランドでワインを作っている友人が帰国する
いつもは6月頃にやってきて、10日ぐらい拙宅に滞在して帰るのだが
今年は2回帰国予定で、1回目は3日間だけ滞在予定のようだ。
今年はとうとう彼が作ったワインがリリースされる予定
飲ませてもらったら、このコラムでも紹介させてもらおうと思います。
アル中になってしまうかと思って、酒の量を減らしてましたが
やっぱり復活してしまいました．．．1人でワイン1本は開けてしまいます
いかんいかん、気をつけないと。
