【商品市況概況】 2024年4月30日 市況
【昨日の市場動向総括】
昨日の商品市場は総じて軟調な推移になる商品が目立った。昨晩発表された米経済統計で、ISM製造業指数の先行指標であるシカゴ購買部協会指数が37.9(市場予想 45.0、前月 41.4)と大幅に減速、消費の指標であるコンファレンスボード消費者信頼感指数も97.0(市場予想104.0、前月103.1)と大幅な減速となり、米国の景気の再減速への懸念が強まったことが、景気循環銘柄価格を押し下げた。
その一方で、コンファレンスボード消費者信頼感指数調査の12ヵ月期待インフレ率(中央値)が4.3%(前月4.3%)と変わらなかったことで「インフレは続いている」との見方から金利が上昇、それによるドル高進行も広くドル建て資産価格を押し下げる形となった。
なお、ドル高進行で自国通貨建て商品価格は上昇している。また、アジア地区の夏場に向けた発電燃料確保の動きで、ガス価格・石炭価格も上昇した。なお、スワップ先物の限月交代のタイミングでもあり、今後この窓埋めの動きがあるかどうかがポイントになるが、市場はラニーニャ現象発生を意識しているため、足下は冬場と比較しても高い水準で推移している。
また、中国の製造業PMIは50.4(市場予想 50.3、前月 50.8)と市場予想は上回ったが前月からは減速しており、やはり中国の景気がそこまで良い訳ではないことを確認する内容だった(詳しくは昨日のトピックスをご参照下さい)。
市場の関心事は本日のFOMCに移っているが、恐らく今回のFOMCではタカ派な発言が確認されるに止まると予想され、より重要なのはドットチャートが公表される6月のFOMCになろう。また、ISM製造業指数の改善が続くかも焦点となる。
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【雑感】
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【視点を変える】
今日はGWの狭間ですが
出社している人、お休みの人、半々なんでしょうね。
恐らく海外に行っている人も多いと思いますけれど
しかし為替が160円ですか...あんまり雑感のところで
市場の話は書きたくないですけれど
これって前政権・前総裁が円安にしようとしてやってきた結果なので
そう簡単に円高になってくれなさそうですよね。
となると、年を追うごとに海外旅行に行くのが
とっても難しくなるってことでしょうか。
海外でもできる限りお金を使わず
そうなると、何のために海外に来たんだって話になりますよね...
と。
この類いの話を昔の会社の先輩としていたところ
お休みを取って欧州に行かれたらしいんですが
そもそも全ての価格が高くて
「このままだと何も買えない」
と、思ったらしく
海外旅行を楽しむために
「そう、1ユーロは165円じゃない。100円なんだ!」
と言い聞かせて、消費してきたって言ってました。
確かに、ずっとそっちで暮らすわけじゃないですし
そうそう海外に行くチャンスもあるわけじゃ無いですから
この考えは大切なんじゃないか?って思うんですよね。
少し話は変わるんですが
今、弘兼憲史先生の「黄昏流星群」ってマンガの
読み直しを始めたんですけれど(全部で70巻もある)
どんな話かと言いますと、40歳後半から70歳ぐらいの
中高年が再び恋愛する話なんですけど
年齢設定的に、長年連れ添った連れ合いが亡くなり...
という設定が多いんですよね。
その話の中で、主人が無くなったのを機に
旅行や芝居を見に行く女性が出てくるんですけど
その女性が新幹線に乗ってしみじみと
このご主人が亡くなってからの生活を思い返して
心の感想をいうシーンがあるんですが
その心の感想が「楽しい」だったんですよね。
そう。一生懸命働いてますけれど、結局楽しむために頑張ってるんで
頑張った分は楽しんでおかないとなと思うわけです。
楽しむために、視点を変えることも重要なんだなとも思うわけです。
ということで。
この連休は映画観よう(結局そこかい)。
本日もよろしくお願いします!